念願叶って、やっとブルーベルの青い絨毯「春のハルの森」へ行って来たよ！
天気予報に反して 「晴れ！」 という、嬉しいハズレ予報で素晴らしい1日だった。
まずは我が家のあるLier市の遊歩道 ・・・ こちらも悪くはない ・・・ 大木の緑に覆われた遊歩道は素敵だ！
そして、頭上を見上げれば秋の紅葉のような赤い葉っぱも見られる。
Lier駅からHalle駅まで1時間30分ほどの電車移動 ・・・ 15分遅れと13分遅れという電車2本だったが（3本乗り継ぎ）、まあ、そんな事は気にするほどでもない ・・・ 無事に着いたことに感謝すべきだ。
Halle の駅を出て、まずはHalleの街を散策したが、それはまた後で書く事にしよう ・・・ ところでHalle は日本語的は「ハル」と言っているが、現地的には「ハッレ」と発音しているように聞こえる。
初めて行く「ハルの森」 ・・・ 僕は電車男（電車に乗る男）なので ・・・
「電車男」という映画を、ひょんなことからネットで見てしまった・・・「つまらない」と思いながら、その男がどういう運命をたどるのか興味が出てきて最後まで見てしまったという「つまらない映画」だった。
電車でHalleに着いて、Halleの街を歩いてから駅に戻り、「さて、ハルの森へ向かおう！」と、Googleマップで調べたルート表を見るが、最初の道が見つからないという、とんでもない事態発生！
街角で見つけたKIOSK（新聞屋みたいなもの）に入って缶ビールを買って、店番をしていた若い女の子に「Willamkaaiはどこですか？」と聞いたら「私は知らない」と言う ・・・ たまたま僕の後に来た女性の客に「あなたは知ってますか？」 と、女の子が聞いた ・・・ 女性は「それなら、そこの橋を渡って反対側だわ」 と言ったが、僕が考えているハルの森とは逆方向だ ・・・ おかしいと思い 「僕はハッレの森、ヒアシンスの森へ行きたいんだけど」 と、聞きなおすと 「あらま！それなら逆だわ、橋の反対側の左に曲がり、ずっと、ずっと歩いて高速道路も超えて、さらに歩かないといけないわ・・・頑張ってね！」 と、教えてもらった。
（後で調べたら、Googleマップの出発地点が駅ではなく、駅の川向こうの通りになっていた・・・僕の慎重さが足りなかった・・・ストリートビューでも確認するべきであった）
ま、とにかく親切な人はいるものである・・・少しでもオランダ語ができてよかった。 そして、ここがオランダ語圏で良かった！
「ずっと、ずっと歩く・・・」と言われたので、ずっと歩く・・・民家の庭！
4.3km、1時間のはずだが、だいぶ遠く感じる。
途中、また道がわからなくなり、庭仕事をしているおばちゃんに聞いた「ヒアシンスの森へ行きたいのですが」・・・「それなら向こうの道を左に曲がって教会の後ろを通って、ずっとずっと進むのよ」 と、教えられる。
まだまだ「ずっとずっと進む」なのである。
最初の女性に教えられた、高速道路を越えることができた！
民家の庭に咲く芝桜？か、綺麗に咲いていた。
チューリップも時期だねぇ・・・
その民家の角から始まる道が「Hallerbos straat ハルの森通り」だった ・・・ いよいよだ。
りんごの花だか、白い花が満開の木。
車が1台しか通れないような田舎道である。
そして目の前に広がるハルの森！
あの森の中にブルーベルの絨毯が敷き詰められているのかぁー！！
期待感が高まり、ワクワクする・・・しかし、まだ遠い！
と、民家の庭にこんなものを発見！
ステンレスでできた魚のオブジェが3匹泳いでいた ・・・ 大、中、小の魚 ・・・ まるで鯉のぼりベルギー版だ！（風を受けると風見鶏のように動く仕掛けになっていた）
いやいや、ハルの森とは関係ないが「いいものを見た」ので嬉しかった。
ハルの森、スタート！
ブルーベルの花 ・・・ 1本1本見ても、とても可愛らしい花である。
小川がちょろちょろと流れる。
場所によってはこんな風に、確かに絨毯が敷かれたように綺麗だ！
しかし、ハルの森すべてがこうではない ・・・ なにしろ広大な森で、白い花の群生地もあるし、落ち葉だけのところもある ・・・
乗馬で散策する人もいる。
白い花もあり
自転車のグループも ・・・ 坂道もあり、こげない人は降りて歩くということに。
こんな小さな写真では、その場の感動を伝えられないのが残念だ ・・・ とにかくひろーい森に、たかーい木々が立ち、その下に様々な模様を描きながら青い絨毯が広がっているのだ ・・・ 木漏れ日の加減でも見え方が違う。
犬を連れて散歩のカップル。
ちょうど新録の頃で、まだ、葉っぱが出揃わないので木漏れ日があるが、夏はおそらく、陽の差さない森になるであろうハルの森。
広大な森の3分の1くらいしか歩けなかったと思うが、キリがないので帰ることにする ・・・ 何しろ帰りも4.3km、1時間歩かないといけないのだ。
森から出て帰り道を歩く ・・・ のどかな放牧の牛や馬たち、木々には白い花が咲いている。
レトロ調の電車で帰る僕 ・・・ Leuven 行き電車だったが、空いていた ・・・ 一瞬、「このままルーヴェンまで行って（乗り継ぎのついでに）ビールを飲んでからLierへ帰ろうか」 と、思ったが 「いやいや、せっかく首都ブリュッセルを通過するのだから、（乗り継ぎのついでに）観光シーズンのブリュッセルを見るのも悪くない」 と、思い直し、ブリュッセル中央駅で下車したのであった。
それもまた、いずれということで今日は終わり！
大きな写真で見たい方はこちら「Hallerbos , 04 Mei 2013」
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