30.6.13

リールの夏まつり!

リール(Lier)では、6月の最終週末は「夏まつりの始まり」というのが恒例で、その先陣を切って開催されるのが、我が家の目の前で催される「各種団体のナイト・マーケット」だ。

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我が家、アパートの4階から見下ろす木々の下には遊歩道があり、そこで開催されている。

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18時からスタートしたが、僕らは20:30頃、ひょいと出かける。

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もちろんMomoちゃんも一緒 ・・・ 人ごみの中を歩くMomo ・・・ こういう場所ではいろんなものが落ちているから、いちいちそういうものに反応して、なかなかまっすぐ前には進まない。

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各種団体 ・・・ とは言っても僕にはよくわからない ・・・ 自然保護団体だったり、カヌークラブだったり、手工芸、ボーイ・ガールスカウトだったり ・・・

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林の中にアスレチックが出来ていた ・・・ ボーイスカウトの体験コーナーか?

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リール市のシンボル「羊」も登場して、観光PR ・・・ ほとんどリール市民が訪れているのだが、いろんな羊グッズを取り揃えているので市民は愛着を持って買ってくれる。

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Momoちゃん、女の子にナデナデされる!

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ウイスキースタンド!

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Momoちゃんが友達をナデナデする? おもろいヤツだ!

ポリース!

警察は自転車でパトロール中。

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16世紀の建物である水門小屋(Spuihuis)の中がJazzのライブハウスになっていた!

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Jazzを聴きながら、まずはビールを1杯! 羊さんの前で、

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昔のままの姿を残す天井の滑車。

40-DSC089862階席

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2階から見た店内 ・・・ 店ではないが、この文化財的建物はイベントや、展示会などでよく利用されている ・・・ 中でもライブハウスと化したときは最高の場所である。

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リールの羊の旗 ・・・ 市内の各地区ごとに色分けされている。

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なかなかいい演奏をしていたぞ、4人のおじさんたち!

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ライブの間ずっとMomoちゃんを可愛がっていた女の子。

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ライブハウス(水門小屋)を後にして、外のテントでも若者音楽をやっていた。

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雨は降っているし、寒いし(16度くらい)、「夏まつり」としては雰囲気はイマイチだが、「今を楽しまなければ夏はないかもしれない」 と、いう思いでみんな家から出てきているのだろう。

アヒル釣り

祭りの定番「アヒル釣り」 ・・・ 釣った数で景品と交換する。

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こんなバスも来ていたり ・・・

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フルーツ・リキュールのバー

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芝生の広場ではアメリカン・カントリーミュージックのステージをしていたが、雨のためお客さんは退避中!

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僕はステージの裏にあったベルナルドスのビールを飲む。

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雨だし、寒いし、音楽がうるさいので、また水門小屋のJazzライブ会場に来た ・・・ が、Jazzの演奏は最後のステージが終わったばかりだった ・・・ まぁ、でも居心地がいいので、ここでまたビールを1杯飲みながら、面白い小物たちを撮ってみる。

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羊グッズ!

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ワインを楽しむ羊たち!

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リールセ・ジャイアントの人形

と、まあ、「夏シーズン開幕」したリール市 ・・・ ベルギー全体的にそうだと思うが、各地で夏のイベントが目白押しになるであろう。

リール市では7月と8月の毎週水曜日、午後8時からカリヨンコンサート(聖グマルス教会)がある。

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28.6.13

アントワープ港でボート遊覧ディナー

日本で言えば隅田川の屋形船みたいなものか?

アントワープ港にも、そういうものがある。

世界第17位、欧州でロッテルダムについで第2位の取り扱いトン数を誇るアントワープ港だが、海ではなく川にある港であるというのは、ちょっと想像しにくいところだ。

おかげで、ベルギーの運河網を利用して内陸部へも重量貨物を輸送できるという特徴も持っている ・・・ と、いうことはトラックを使わない、環境にやさしい輸送ができるということで見直されてもいいのではないだろうか。

以前、ベルギーの鉄道のことを調べていると、「1830年、ベルギーはオランダから独立したが、その時に輸送を運河ににするか、発明されたばかりの鉄道にするか、選択を迫られた」 それでベルギーは「アントワープ港に通じる運河網は、最終的にはスヘルデ川の河口から北海へ出ることになるが、その河口はオランダである ・・・ 有事の際には閉鎖される可能性もある」 と、いうのでベルギーでは鉄道網を主な輸送手段にすることに決定し、ヨーロッパ大陸でいちはやく鉄道網整備を始めた ・・・ ブリュッセル ~ メッへレン間の鉄道がヨーロッパ大陸最初の公的鉄道が走った区間であるらしい。

という、うんちくの前置きはさておいて、川にあるアントワープ港だ!

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キューブ型の特徴的建物が、MAS という博物館、この建物を目印にした近くの港に「アントワープ版屋形船」の発着場がある。

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この船だ!

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隣には帆船も停泊中で、周りには人が集まり始めていた。

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この船「Jan Plezier」号に乗ることになる。

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運河網が集まったアントワープ港だけに、いくつもの開閉式の橋がある。

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屋形船に乗る人たちが集まってきた ・・・ この人たちはアントワープ市王立芸術アカデミーの生徒及び同伴者たちである。

Katrienも、このアカデミーを今年卒業するので、僕も同伴者として参加することができた。

034-DSC08683船の前に集まってきて、何をするかと思いきや、校長先生が皆の前に立ち、「卒業生の成績発表!」

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校長先生!

Katrienも優秀な成績で、5年間の織物コースを卒業することができた。

セレモニーが終わって、乗船開始 ・・・ 屋形船ディナーのコースは3つ ・・・ 魚料理、リブステーキ、ベジタリアンメニュー ・・・ 僕はリブステーキ、Katrienは魚料理を選ぶ。

船が出発 ・・・ 離岸してから遅れてきた生徒がいた。

037-DSC08699そこはベルギーのお国柄か、50mくらい離れた岸に再度接岸して、遅れてきた生徒を「飛び乗り」させた・・・若い男で良かった!

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跳ね上げ橋が、上がったら船が通過できる。

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出発したら、まずはディナー ・・・ 僕のリブステーキ! ビールはDUVEL! ・・・ ナイフとフォークで食べるが、骨付きの肉をナイフとフォークだけで食べるのは難しく、向かいに座っていたおばちゃんは、切り分けたあとは、おもむろに両手で掴んで、むしゃむしゃ食べていたが、僕はナイフとフォークで頑張っていた ・・・ 「手でつかんで食べていいのよ」 と言われても 「僕はカメラを持つから、手に油をつけたいくないのです」 と言って、最後までナイフとフォークで通した。

リブステーキのみは「食べ放題」なのであった! ・・・ おばちゃんも僕も2枚目を追加した。

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食事をしている間に船は工業地帯に入ってきた。

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大きな貨物船がいくつもある。

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食事を済ませ、甲板に上がってきた乗客たち。

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曇り空の隙間から、沈みゆく太陽が、チラッと顔をのぞかせた ・・・ この屋形船の時間は、太陽のある時間に出発し、日が沈んで夜になってから帰ってくる ・・・ ということのようだ。

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大きな開閉橋は、鉄道の橋のようだった。

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山積みのコンテナ ・・・ 中国からのものも多い。

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船内にとどまり、おしゃべりに花を咲かせる人たちも多い ・・・ 卒業式、分散会みたいなものだから、いくら喋っても喋り足りないのでは ・・・ Katrienたちのグループも外には出て来なかった。

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僕はひとり、ビールグラスを片手に甲板に立ち、港の写真を撮る ・・・ この写真の、お馬さんのようなクレーンはどういう風に使いのだろう? と、以前から不思議に思っていたが ・・・

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謎が解けた!

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首の部分を水平に伸ばすと、ちょうど貨物船のコンテナの上に来るようになっているのだ!

それで、コンテナの積み下ろし ・・・ 作業中のものもあったが、結構速いスピードでコンテナを持ち上げ、降ろしていく!

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大型コンテナがマッチ箱に見えるほど、巨大な貨物船だ ・・・ さすがにここでは、昼夜突貫作業が行われているようだ。

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原発もあるようだし、石油精製所も5つあるらしい ・・・

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鉄道橋が上がっていく様子が見られた。

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すっかり夜景!

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船内

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出発(帰港)地点、最後の跳ね上げ橋が見えたところで、橋が上がるまで30分くらいの待ち時間があった ・・・ 橋を上げる係りの人が寝ているのかと思ったぞ!

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やっと上がったのは 23:49 もうこんな時間!

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普通の観光客には乗れないね、こんなに遅く帰ってくる船には ・・・ 今回はアカデミーの貸切だったようだ。

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陸に上がると有料駐車場にSmartというマイクロカーが、1台分のスペースに2台が収まっていた ・・・ 料金はもちろん1台分?

有料駐車場といっても、路上の場合は19時以降は無料というところが多いからね、こんな時間なら問題ないでしょう。

写真アルバム「Schelde-Antwerpen , 27 Jan 2013

 

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