25.8.18

沖縄へ旅立つ

ベルギーで3ヵ月間、ビール、テニス、食事、嫁とMomoちゃんとも十分に楽しんだ僕でしたが、ついにベルギーを発つ日がやってきました(19日)

 3種類のお札(ユーロ、香港ドル、JP円)を握りしめ、スーツケースに25㎏の思い出とお土産を詰め込んで空港へ向かいます。

車で、嫁とMomoちゃんが送ってくれた・・・感謝!

空港で一人になると、搭乗口近くのカフェで最後のベルギービールを楽しむ。

小便小僧とアトミウムにもさようなら!

次に会えるのは10ヵ月後かなぁ~

 利用したのはキャセイパシフィックエアー・・・席がこのまま空いていてくれればいいのだけど・・・

前回、香港からブリュッセルへの便で僕の隣2席が空いていたので、3席を使って寝そべって過ごす事が出来て快適な(自分ではファーストクラス並みな)フライトが出来たので大満足だったので、今回もそれを狙うべく、オンラインチェックインの時に3列が空いている席に座席変更をして、いい席を確保した。

しかしだ、ドラマはあるもので、搭乗してみたら僕の隣に中国人の男が座るではないか・・・マジかよ、ギリギリまで空いていたのに・・・夢破れる(笑)

しかも、この男、自分の母親を別の席に取っていたのでCAさんに相談して、僕と母親の席を交換してほしいと申し出たのだ・・・なんてこった!

母親の席の隣は席がひとつ空いていたので、この男と隣り合わせで11時間あまり過ごすよりはマシだと思い、その交渉に応じた。

さて、通路側の席に着くと隣はひとつ空いて、その隣にはフランス語を話す男が座っていて、それから窓側の3列にはその家族らしい奥さんと子供2人が座っていたが・・・

飛行機が離陸して安定飛行に移ると、その男は子供を呼び寄せて、僕との間の席に座らせ寝かせてしまった・・・なんてこった!

ま、小さな子だったので邪魔にはならなかったからいいのだけど(笑)

そんなドラマもあるのです(笑)

11時間25分のフライトで、映画「ダンケルク」「ジュラシックパーク」「フォレストガンプ」を観る・・・ほとんど眠ることもなく観られた(笑)

その後、2時間くらいは寝られただろうか?


午前6時35分の雨の香港国際空港へ到着・・・キャセイパシフィックの本拠地らしく、ずらっと並んでいる!

さて、ここで乗り継ぎで5時間40分も過ごさなければらないのだけど・・・
旅慣れた猛者なら、香港の街をさらっと観光することもできるそうだけど、僕には無理だ(笑)


11時間以上も座りっぱなしだったので、とりあえず立って歩こう!(笑)

この長~いコンコースをベルト歩道に乗らずに端から端まで歩き、結果的には2往復し、歩数計によると7000歩くらいは歩いたのではないだろうか?

フードコートで(安くて)旨そうなものを探すが・・・安いのはないよ!

旨そうなラーメン(写真)を見つけると、日本からの出店なんだよね~・・・それを食べたいけど、「せっかく香港にいるんだから」と思うと、それを敬遠して「本場のものを!」と思って探す。

たどり着いたのは、ラーメン(のようなもの)とコーヒーとのセット(モーニングセットらしい(笑))
これで82香港ドル(1200円くらいか)
プリッとしたエビが2尾入っていて救われたが、麺は柔らかすぎて、全体的にはイマイチだった・・・次回からは日本のラーメンにしようっと(笑)お値段はちょっと高いけど。

空港内は電源(AC、USB)やフリーWIFIスポットが至る所にあるので、不自由しない。

 沖縄行きドラゴンエアーが待機中・・・やっとだ~!

沖縄まで、2時間40分なのに機内食が出るのはありがたい。

沖縄の青い海・・・竹富島と石垣島が見えた!

宮古島と長い橋で繋がる伊良部島。

那覇空港着陸寸前!

那覇空港、国際線ターミナルに着いて外へ出る。
今回は、我がファミリーみんな忙しくて、迎えに来られる人がいなくて自力で帰らなければならなかった・・・バスです!

バスターミナルまでは、モノレールに乗るのだけど国際線ターミナルからモノレール駅までが遠い・・・25㎏のスーツケースと重いリュック、それに沖縄の31度の気温・・・駅に着くまでに大汗をかいた(笑)

バスターミナル最寄りの駅で下車したら、すぐにバスターミナルと思っていたが、ターミナルが工事中で、人に聞いてみると、乗り場が移転しているらしい・・・バスターミナルを回り込んだ次のバス停から乗るとの事・・・いやぁ~、またここでも大汗をかいた(笑)

沖縄の洗礼か!

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18.8.18

Online check in 完了!

長かったベルギー滞在(約3ヶ月)もいよいよ後2日。

オンライン・チェックインが済んだところ。

日本(沖縄)に帰ったら、また灼熱の暑さの中「畑仕事」だな・・・その前に、自宅の大掃除と庭の手入れが大変だろうな(笑)

昨日(金)最後のテニス練習・・・滞在中、毎日のようにテニスクラブ通い。
何しろ、自宅から徒歩5-6分の好立地なので、天気を見て(ほとんど晴天だったけど)コートの予約状況(ほとんど空いている)を見て、嫁と「今、行こうか!」って感じで、すぐに行けるのが何とも贅沢で、まるで「我が家のプライベート・コート」だった(笑)

1年分の会費を払って、3ヶ月で十分に元を取った(笑)
市営のコート代換算でも十分に元を取っている。

 テニスコートへの道・・・

あのかわいい家を右に曲がればテニスクラブだ。

ベルギー国旗色の我が家のチラシ寿司・・・海苔の下にはマーチェス(ニシンの塩漬け)が隠れている。

ベルギー生活で、ご飯が恋しくなると日本から持ってきた「チラシ寿司の素」で、手軽に作り楽しんでいたメニューだ。

餃子もね、日本食恋しさの時に手作りして冷凍保存し、時々食べている。

ベルギーの味も忘れずに・・・マーチェス、ムール貝、チコリ・・・堪能しました。

もちろんベルギービールも毎日のように味わった。
なんという贅沢だったのだろう・・・
嫁に感謝です!

日本に帰ったら、カンカンの発泡酒だな(笑)

居酒屋通いは程々に・・・ベルギーの幸せ太り解消に汗を流さねば!

沖縄では地産地消・・・というか、自家用野菜の自家栽培、畑ではバナナ栽培・・・パパイヤ、みかん類・・・アボカド栽培にも興味あり、地元の先輩から指導を受けるつもりです。

ベルギー生活から180度転換し、沖縄野生生活の始まり(笑)

となるとこの「ベルギー移住生活」というブログは「沖縄編」として続けた方がいいのか?

ま、あまり書く時間もなくなると思うのだけど、今まで読んでくれた皆様のためには何らかの形でその後の報告はしたいと思っています。

嫁とMomoちゃんは追って来日する予定。

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15.8.18

男の手料理!

先日、「嫁の手料理!」を紹介したので、今回は僕が作る「男の手料理!」にしよう(笑)

僕は料理を作ることは好きなんです!
ベルギーには(日本では入手困難な)美味しい食材がたくさんあるので、ここにいる間に食べたいものがたくさんある。

ムール貝もそのひとつで、食べたくなったらスーパーで貝を買ってきて、手軽に作る。

材料はあるもの使いでいいのだけど、香草類にニンニクやフェンネル、セロリ、パセリなどがあれば最高です。
この日は、玉ねぎ、赤パプリカ、フェンネル、ズッキーニ、青ネギを使う・・・それに常備している、乾燥ハーブMIXも加える。

「ムール貝のビール蒸し」なので、アルコール度数が高めのビールを使って蒸す・・・銘柄は特にこだわらない。

ムール貝の美味しい季節は「Rの付く月」と言われていて、9月「September」~4月「April」までなんだけど、実は8月からは美味しくいただけるのだ(笑)

先日、スーパーで買い物をしていたら、ムール貝が「1kgパックを買うと、もう1パックは無料」と言うセールをやっていたので飛びついた(笑)
平たく言えば「2kg買うなら半額にします」って事だけどね(笑)

旬なので実が肥って、ぷりっぷり! 美味しい!

 ムール貝のビール蒸しを食べた翌日は、お決まりの「残り汁で作る一品」がお昼ご飯である。
単純にごはんで雑炊、お米からリゾット・・・

この日は「お米からパエリア」にした!

お米を軽く洗ってから、ムール貝の残り汁に入れ、カレー粉を溶いて水分を加減して炊き込む・・・蒸し時間に生のムール貝を加えて、開いたら片方の殻を取り除いて飾りにする。

ご飯の硬さ加減を上手くするのがポイントです。

 そして、その日の夕飯は・・・

え? また!
そうです!ムール貝2㎏買ってしまったから、新鮮なうちに消費してしまわなければならないのです!(笑)
今回はブリュッセルのビールで・・・

何度食べても美味しいムール貝だから、満足です(笑)

ちなみに、Momoちゃんと嫁はムール貝を食べないので、横から取られる心配もない(天敵なし)(笑)

(嫁は、だし汁で作るパエリアなどは美味しく食べてくれる)

しかし、翌日もまたパエリアかい?

いやいや、たまには変化球を投げよう・・・バジルの葉と錦糸卵。

「沖縄そば」だ~ ~!!

ま、バジルは普通、沖縄そばには使わないのだけど、ここはベルギーだから許してもらおう(笑)

ベルギーで、奇跡の沖縄そば!

三枚肉なんか、実は前日から仕込んでいるんですゼ(笑)

 結び昆布も味が滲みていて、柔らかくて旨い!

我が家の食卓。

そして、なんと3夜連続のムール貝!
2キロを3回に分けたという事です・・・1回で1キロと言うのは僕には多いので、そういう計画を立てていたのだ(笑)

賞味期限を2日残しているので、まだまだ新鮮です・・・プリップリの身が旨い!

 明日はまたパエリアです・・・はい!

 (追記)翌日のパエリア(笑)
水分を多くして雑炊っぽく、食べやすくしました。


ムール貝の出汁が効いて、メチャウマです!

ムール貝を食べつくしたところで、夕飯は冷凍してあった「手作り餃子」を焼いて、アンディーブ(チコリ)に乗せ、パリパリと齧りながら餃子を食べる。

ところで、アンディーブの花ってこれですけど、見たことありますか?

僕は、ひょんなことから「アンディーブの花」を画像で見てしまい「これは川沿いの自転車道でよく見る花じゃないか!」と、直感したので川まで行って確認してきたのです。

間違いなくこれです・・・「アンディーブは元々ただの雑草だったのかぁ~!」
和名を「キクニガナ」と言い、道端に生えている雑草です。

アンディーブを栽培するには、成長した太い根を適当な大きさに切って、冷暗所で白い芽を出させ、ある程度の大きさに育ててから出荷するのだそうだ。

日本では高価な野菜らしいけど、ベルギーでは年中食べられる安くて美味しい食材なのです。

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14.8.18

死の入口へ

タイトルがおっかないけど、後ほど・・・
日曜日、ブルージュの飲み友、Aさんからお誘いがあったので、ブルージュへと向かう。

タイトルからずれるが(蛇足)・・・

Lier 駅からBrugge 駅まで、約1時間40分もかかるんだよね・・・遠い距離です。
ベルギーの国鉄を利用するときは大まかに言って、1時間以上かかるところは遠い、20分以内は近い、その中間もある。

「遠い」に分類される場所へ行くには、土日に限らず「Rail Pass」、「中間」は土日なら「Weekend Biljet」平日ならRail Pass、「近い」場所なら「Key Card」を準備すればお得な移動ができる。
(Reil Pass とKey Cad は10回分の回数券)

なので、今回はReil Pass 利用で往復15.40€だった。
(通常料金だと34.00€)

長距離に乗るときはなるべくリラックスしたいので、始発駅であるアントワープ・セントラル駅まで行ってから乗り換えます(ひとつ手前の駅でも乗換可能だけどね、2等席でもいい席に座りたいから)

今回は2階建て車両だったので、2階に入って座る・・・まるで飛行機だね(笑)

 いい席(2人席で前向き、広い窓)に着いて、長旅の準備・・・飲み物、お菓子、そして時間つぶしのパズル(笑)

あ、この菓子はベルギーのワッフルじゃないよ!
オランダの名物、ストロープワッフルといって薄いワッフル生地2枚の間にキャラメルシロップなどが挟まれていて、腹持ちがいい(笑)

途中、通過駅のゲント駅(Gent-SP)

13:35、予定通りにブルージュに着いて、待ち合わせのAさんと合流、彼の車に乗り西フランダースをドライブする。

 西フランダース、平野の風景。
ベルギーの国土は九州より狭いが、山岳地帯が少ないので広大に見える。

西フランダースの西部(フランス国境寄り)は第1次世界大戦の大激戦地域で、さらには第2次大戦でも甚大な被害を受けた地域である。

至る所に戦没者の墓地がある。

 その西フランダースのはずれにあるエイゼル川沿いに、ドーデンハング(Dodengang)と言う戦争遺跡がある。
Dodengang とは、「死への入り口・死の歩み」などと訳されると思うが、それだけでも悲惨さがうかがわれる。

第一次大戦の陸上戦闘形式と言うか・・・塹壕を築いての戦い。
ここには広い範囲で塹壕が残されていて、資料館も建てられている。

資料館内部。

ドイツ軍の爆弾。


弾頭に目盛などもあるけど、何なんでしょう?

ベルギー軍の兵器。

 このエイゼル川を挟んでドイツ軍とベルギー軍が対峙し、ベルギー軍は左岸に塹壕を築いた。

 塹壕

展望台から近くの町ディクスムウデ(Diksmuide)を望む。

塹壕内を歩くことが出来ます。

砦(塹壕)の中の窓

窓から見える景色

塹壕建設中

命を落とした兵士・・・塹壕に配備された兵士は生きては帰れなかったのだろう。
なので「死への入り口」と言われるようになったのだ。

 兵士たち・・・生きて帰ってこられなかっただろう。

塹壕の中を歩く僕(Aさん撮影)、結構な距離を歩きます。

ポピーの花

赤いポピーの花は終戦を象徴する花と言われている。

塹壕を築くために掘り起こされた土から芽を出し、終戦後に多くの花を咲かせたという・・・悲しいようでもあるが、 いまでもこの季節になると胸に赤いポピーの花を挿して歩く人がいる。


 


エイゼル川を観光船が行く・・・

 そのDodengangの塹壕から近い町、ディクスムウデ(Diksmuide)にある博物館(Museum aan de IJzer)も悲惨な戦争の記憶をとどめ、平和学習をするための博物館。





エイゼル川のほとりにある。

 街のカフェで1杯飲んで、気を静めてから帰ろう!

こういう場所を見学するのは辛いね、でも過去の現実も見つめなければならない。
沖縄には各市町村・・・各集落までも戦没者の慰霊碑があり、終戦記念日には慰霊祭を執り行っている。

それは沖縄だけの事だと思っていたが、ここベルギーでもやはり各市町村に、第一次、第二次世界大戦の戦没者慰霊碑がある・・・命の尊さは世界共通、人類共通です。

なのに何故、戦争と言う愚かな行為をしてしまったのか・・・

あぁ、神妙になってしまった。


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