30.12.08

懲りずに寒さに挑戦!

 今日も最低気温は-5℃。天気も良いが、午前はオランダ語の勉強して、午後からKatoが織物教室に出かけたので、僕は市内散策に出かけた。

 アパートの窓から見える景色も、木の枝まで霜がついて、いかにも今日は寒いぞーーと言う感じだった。

 昨日の反省を生かして、今日は防寒靴をはいて出たぞ!鼻をかむティッシュも多めに持って、カメラも持って、いざ氷点下のLier市取材。

 気張って出たものの、昨日より寒さを感じず、ちょっと拍子抜けだったが、街は凍っていた。

 ウチのアパートの前の、遊歩道を越えると池があって、もちろん凍っていて、恐る恐る片足で蹴ってみて、硬さを確認してから乗ってみたら、大丈夫だった。5cmくらいは氷になっているんだろうか?氷の下の枯葉もよく見える。

 しばらく行くと市内の運河につながっている池に、カヌークラブがあるが、そこの前の氷も、いかにも厚そうだったが、スケートをしたり、氷の上で遊ぶような子供達はいなかった。

 ベルギーはしつけが厳しい国なので、子供達でもそんな軽はずみなことはしないのだろう。

 ただ、氷の厚さを確認したいためか、木の枝や、空き缶など投げられていた。僕も石を投げたかったんだけど、どう探しても石が見当たらないんだよね、レンガの国にしてはおかしいなと疑問を持ったが、レンガは土から作るんだった。

 運河沿いに遊歩道を歩いて行くと、フランドル平原に沈む落陽に出くわした。

 青空に、少しの夕焼けを残して、沈んでいく太陽。追いかけるようにカモメやカモが飛んでいく(この写真には入ってないが)。この時間帯は、特に、飛行機雲が目立つ時間となる。


 帰り道に、市内の運河にさしかかると、氷の張っていない、橋の下に集まるカモや白鳥たち。道行く人も、珍しいので、のぞきこんでいた。

 今日は2時間くらい歩いた。割と平気だったね。2時間くらい出ると、小便したくなるので、帰らないといけないのだ!

 ベルギーのトイレ事情を、どこかで聞いているかもしれないが、公衆トイレはほとんどないので、カフェでコーヒーを1杯飲んで、トイレを借りるとかする。どうしてもという人は、カフェに入って、堂々とトイレだけ済ませて、出る人もいるみたいだ。

 観光地(スーパ-やデパート)で、トイレがあったとしても有料である。トイレの前に料金係のおばちゃんが座っていたり、無人でも料金箱があったりする。

 公園や遊歩道で50m置き位にごみ箱や、ベンチがある事と、矛盾するような気もするのだが、とにかく長時間、外出すると、トイレで困る事は間違いない。(男は、まだいいが…)

ああ、そうか、もうこの時間だ(日本時間は31日になっている)

このブログを読んでくださった皆さん、ありがとう!

2009年、良い年をお迎えください。

僕は2009年も書き続けます、

29.12.08

寒ーーーーいッ!! ‐6℃

 今日は、Lier市近郊でも‐6℃を記録したらしい。

 ラジオのニュースから、ベルギーのどこかの池で、数年ぶりにアイススケートが出来る状態になったらしい。僕も寒さ体験するために、防寒着を着て散歩に出てみた。

 公園などの芝生や落ち葉などに、白い霜がつき、全体的に雪の降ったあとのように白い。黒い車も霜に覆われ白くなっている。

 深みのある池も氷が張っている。観光遊覧ボートが走る、市内の運河の水も凍っている。不思議と橋の下は凍らないんだなあ、冷気は上から降ってくるのか?いつものカモたちは、橋の下の氷の張らない水の所に集まっていた。

 外に出て5分くらいで、涙が出てきて、ずっと涙目、鼻水も出てきて、ちょっとカッコ悪い。防寒着のジャンパーは良かったが、下はジーンズに、布製のズックがいけなかった。

 足が冷たく、裸足のような感覚になり、霜焼けを起こしそうであり、神経もおかしくなり「自分はまともに歩いているように見えるだろうか?」と、不安になった。

 ベルギーで行き倒れてもいけないので、20分くらいのところで引き返した。

 しかし、ベルギー人は元気だねー、平気でジョギングなんかしている人も多かった。もっともこれくらいで、生活を停止したら、冬の間何もできないか。

 アパートの管理人さんを呼んで、暖房装置の設定をしてもらい、やっと暖房が効くようになった。めでたしめでたし!

 明日も好天で、-5℃の予報が出ている。

ウサギの肉料理

  今朝の気温は‐5℃位になっていた。(安っぽい温度計なので0℃以下の目盛りがないのだ)

 天気予報で見ても今朝は‐6℃だったから、そんなものだろう。
近くに見える池の水は、完全に凍っているようだ。

 25日のクリスマスパーティーの後、Katoの兄弟たちは、みんなフランスへバカンスへ行ったので、僕らだけベルギーにいた。

 昨日は、父親から「ウサギの肉料理を食べるけど、一緒に食べないか」との誘いで、またまた、両親の家に行く事になった。

 天気も良かったので、ドライブがてら早目に家を出て、途中で風車のある街へ立ち寄った。
Pulderbosと言う街のMolenheide通りにある風車。Molenは風車の意味であるが、辞書では製粉所、粉砕機とかミルとの意味もあるようだ。

 風車の羽根の後ろの方にある、つっかえ棒みたいなのは羽根の向きを変えるために、塔の周りにあるレールで移動し360°回るのである。
観光シーズンでもないので内部を見る事は出来なかった。

羽根が格子状になっているが、骨組みのところに茶色の布が巻きこまれているのが分かるだろうか?この布を格子の上に広げると、羽根になり、風を受けて回転する仕組みになっている。

 Katoは「風車がある所は風の強いところだから行きたくない」と言っていたが、風はなくとも昨日は‐1℃だったので寒かった。草にも霜がついて凍っていた。

 良く見ると結晶のように見えて、きれいなんだけどね。寒くて、じっと見ているわけにもいかない。

 そこを後にすると、冬枯れの並木道をゆく。5kmくらい続く直線道路で、もちろん起伏のない平面。先の方は点に見える。一般道ではあるが、制限速度70kだからねえ・・・。70kで走っていても追い越されるのだから「一体あいつは何キロで走っているんだ」と思う。

 両親の家まで、通常40分くらいかかる。

 さて、ウサギの肉にありついた。スープはブロッコリースープ。
 ウサギ肉は、デミグラスソース煮込みで、プラムと一緒に煮込むのが普通らしい。添え物は茹でチコリ、ポテトコロッケ。

 僕にとって初めて食べるウサギの肉は「おいしー!」、オランダ語で「レカル」。肉質は鶏肉に似ているが、ぽろぽろと裂けるので、鶏肉より骨から引き離しやすい。ナイフとフォークでも簡単であった。

 ところが僕は、この間のクリスマスから過食気味で、胃がもたれて、多くは食べきれなかった。チコリを残した(嫌いじゃないんだけど)。

 食後は、窓際の日当たりのよい、安楽椅子で脚を伸ばし、オランダ語新聞を読み(??)オランダ語の復習問題を復習するのだったが、気持ちいいので、1時間くらい寝てしまった。

 日照不足解消のため、セーターもシャツも脱いで、肌着で、日光浴をしたのだ。微妙に充電されたような・・・変わらないような・・・。

 ベルギーの年末年始は天気がよさそうで、…という事は寒さが続くって事だ。

27.12.08

両親の家のクリスマス

 この時期のベルギーは、クリスマス抜きには語れないので 、またクリスマスの話でスマン。
 
 Katoの両親宅でのクリスマスは25日、正午ごろから始まった。英語のあいさつ、Merry Christmas(メリークリスマス)は、ベルギーではPrettige Kerstdagen(プレティヒ ケレスターヘン)と言う。
 
 テーブルセッティングもクリスマスらしく赤いテーブルクロスを敷いて「クリスマス花」ポインセチアを飾り、雰囲気作りされている。

 シャンパンを開けて、「ヘゾントヘット」(健康を祝して)乾杯した後、アペリティフ(食前酒)が始まる。以前にも書いたが、アペリティフには時間をかける。おつまみも出るので、出たもの全部食べていると、後で出てくるメインを食べられなくなるから注意。

 とは言っても、出されたものに、すぐ手を出してしまうのが僕の習性なのか、今回も生カキ(今が旬)3個入りの皿を、3皿も平らげてしまった。

 シャンパンも、義兄たちがお代わりを注いで回るので、ついつい飲んでしまって、顔も赤らんできたのが自分でも判った。

 自分で持っていった「ケレスト・ビール」も、ビール好きの父と分けて、味見をした。もちろん、おいしいと言ってくれたが、アルコールが高いので、父には少ししか飲めなかった。

 おつまみは他に、サーモンのカルパッチョ、二十日大根、ミニトマトなど。メインは牛肉の塊を外側だけ焼いて、切り分けて、お皿へ分けられた。切り分けると中の方は、ほとんど生なのだ。まあ、いい肉を使っているので、おいしく食べられたが、日本ではそんなに、大胆に食べられないよねえ・・・。

 さすが美食文化のベルギーだ!

 また、例にもれず、必ずデザートもある。父のリクエストだったクレープだ。温めたクレープに冷たいアイスクリームを載せて、巻いて、ナイフとフォークで切り分けて食べる。

 デザート第2弾は、パンとチーズ・・・・。

 「ホントに、こんなに食べるのかよー・・」と、思うくらい食べる。さすがベルギーだ!

お腹12分目くらいまで食べたような気がした。

 翌日は遅くまで寝て、昼からテニスをして、さらに散歩もして、お腹減らしに苦労した?・・・そういうつもりでもないけど。

 今日も天気が良くて、気温も低くて、朝方‐3℃。草木には白い霜が降りていた。散歩に出ようかと思いはしたが、さすがに今日は取りやめた。

 暖房をつけようと試みたが、Katoも付け方が分からなくて、我慢するしかなかった。明日でも管理人に聞いてみよう。(ちなみに部屋の中がマイナスではないので・・・・、部屋は18℃以上キープしている)

 沖縄の友人がヒカリ回線を導入したという事で、テストを兼ねてSkypeでビデオ通話。ADSLの時よりコマ落ちが少なくなって、良くなっていた。2時間のんびり、しゃべっていた。

 そういえばベルギーで、ヒカリ回線の広告など、見た事がないなあ。

26.12.08

Lier市にもあった再現小屋

  やはりLier市にも「キリスト誕生再現小屋」があった。
 今日は天気が良かったので、日照量不足を補うため、Katoと散歩に出かけた。

 ベルギーの冬は、天気のいい日は気温が下がる。今朝は-2℃、昼でも最高2℃くらいだった。青空駐車の車は、ウインドウの氷かきヘラで、ガリガリと、氷を落とさないと運転できない。

 寒い寒いと言いながら、なるべく日あたりのいい道を選んで歩いていたら、中心からちょっと離れたところに、おもちゃのような小屋があったので覗いてみたら「キリスト誕生再現小屋」だった。やっぱりあったんだねえ・・・。

 おもちゃとは言っても、人が立って入れるくらいの大きさはある。

 天気が良かったので、みんな外へ繰り出し、散歩する人が多かった、そしてカフェでは、仕舞ってあった路上用の椅子・テーブルを出して、テラス席を作り。お客さんも日当たりのいい席で、コーヒーやビールを飲みながら、新聞を読んだり、おしゃべりをしたりしていた。

 僕らは、スタンドでワッフルを買って、歩きながら食べた。一番シンプルなワッフルで、砂糖をかけただけのもの(1個1.5€)暖かくて、時々砂糖のザラッとした食感があり、おいしかったよ。

 ふだん通らない道も歩いたら、新しい教会を発見、塔が尖がった鋭角的な塔を持つ教会で、本体はとても古いレンガ造りで歴史の長さを感じさせたが、ステンドグラスなどが割れたままの個所が多かったので、今は使用されていないのか?

 この間まで賑わっていた、クリスマスマーケット会場の屋台小屋は、すべて撤去されていた。

 中心広場に設置されていた大きなクリスマスツリーは、まだあった。昼間見てみると大きかったねえ、15mくらいはあるか?


 最近知ったんだが、市役所の鐘楼のある建物は、ヨーロッパの鐘楼群として、なんと「世界遺産」に登録されているんだって。

 世界遺産の中で市役所の仕事をしているんだなんて、ちょっと信じがたいが、それがヨーロッパだ。

 同じく世界遺産のベギン会修道院内の部屋も「賃貸物件」になっていたりするから面白い。その気があれば世界遺産の中に部屋を持って住む事が出来る。

25.12.08

クリスマスの教会へ行く

 24日23:45頃、家を出て教会のミサへ出かけた。(徒歩6分)オランダ語学校の隣なので近い。
ちょうど0時ごろから、聖歌隊のコーラスから始まり、神父さんの説教を聞いたり、一緒に歌ったりして、1時間余りの時間を過ごした。

 少しの寄付(50セント~1ユーロ)をして、キリストのパンと言われる、コイン状の小さな(ビスケットのような)パンをもらって食べた。

 ミサが終わると、神父は「別の部屋で、暖かいワインと、チョコレートドリンクを準備しているので、休んでからお帰りください」と案内したので、僕とKatoも案内に従った。

 ホットワインとブドウパンがあったので、それをいただいた。
 こちらでは、クリスマスのミサの後は家庭で「ぶどうパン」を食べる習慣があるのだそうだ。

 テーブルでたまたま一緒になった、Lier市民とKatoが話をしていたが、「3月から10月にかけてはLier市にも日本人観光客が多く来るよ」と、言っていたらしい。

 今日の午後は、両親の家に行って、家族でのクリスマスだ。

24.12.08

Liers Kerstbier

  今日は、クリスマスイブ。
昼は二人でテニスをして、帰り道にLier市の広報に載っていたクリスマスビールを売っている酒屋さんに寄った。

 行ってびっくり!普通のスーパーで売っていないような、ビールがたくさんあった。

 そしてお目当ての「Liers Kerstbier」(リールス ケルストビール)があった。保存用と自分用と明日の家族のクリスマス用にと10本ほど購入。

 それとは別に、Lier市の地ビール「CAVES」もあったので買った。CAVESとは洞窟とか地下などの意味。ラベルに「het bier van lier」(これはリールのビールだ)と書いてある。
 色は茶色でアルコール5.8%、地ビールらしい、ちょっと癖があるが重くない、あっさり目の味。時には1本と言う感じか。

 Liers Kerstbierは、色は同じく茶色、こちらはフルーティーで飲みやすい。(コリアンダーが入っている)このビールは毎年11月から12月の間しか販売されない。専用グラスも1個購入した(Katoからのクリスマスプレゼント)。

 夕食は、僕からKatoへのプレゼント。「タラのバター焼きと雑野菜添え」

 赤いローソクを灯した食卓に付き、「ベルギーに来て3カ月、二人でよく頑張っているね」と、乾杯した。

 今日は、市内の教会では夜、または夜中のミサがあるらしい。ちょうど日本人が除夜の鐘とともに、初詣をするみたいに教会へ向かうのだ。

 Katoも行きたいと言うので、付いていこうと思う。

23.12.08

クリスマスカードが玄関に


 12月中頃から、アパート玄関ホールの郵便受けの上に、クリスマスカードが、並び始めたので、最初は「誤配達」の郵便物を、自分の郵便受けから出して、置いたのかなと思っていた。

 しかし、日増しに増えてきて、Katoが「玄関のカード見た?」と聞くので、「ああ、あれは間違い郵便か小学生のいたずらなのかな?」と答えると、「違う、あれはこのアパートに住んでいる人たちが置いたのよ」と言うのである。

 なるほど、こちらではクリスマスカードが、日本で言う年賀状代わりなのだ。それで、アパートの住人同士は、毎日覗く、この玄関の郵便受けの上に、1枚で「みなさん」宛てに書いて、置いておくのである。

 「素敵なクリスマスを! そして良い新年を迎えてください!」と、クリスマスと新年のメッセージを書いている。Katoも遅ればせながら日本風の絵はがきの裏に、メッセージを書いて置いてきた。
 
オランダ語学校でもカード交換があったように、20日以降、ウチの郵便受けにも、カードが入り始めている。

 Lier市のクリスマスマーケット(夜)で、Liers kerstbier ( 8°C)...クリスマスビールを飲んだ!
茶色で、度数も8度でコクのある、おいしいビールであった。屋台での立ち飲みだった。

 クリスマス専用ビールだが、しっかりと専用グラスまであった。さすがベルギーーッ!

22.12.08

ベルギー織物教室

 先日のアントワープ観光の日に、同じ市内にある、Katoの通っている、織物教室にも訪問したので紹介しよう。Katoの先生にも紹介してもらったが、とても気さくな先生で「どうぞどうぞ、存分に見学してください」と、Openであった。

 広い教室で、現在20名(1年生から7年生まで)の生徒が実習中とのこと。中国人女性も一人いた。僕が写真を撮り始めたので、先生が「写真を撮る事はいい事ですよ、織機にかかっている糸の状態を、写真に残しておけば、完成品と写真を比べて、次の作品の参考になるから」と言うことで、教室中の制作中の作品を撮る事になった。(半分はKatoが撮ったが)

 ベルギーは中世の頃から、毛織物産業の盛んな場所であったようである。
 機織り機の仕組みは基本的に、日本、沖縄で使っているものと同じようである。

 ただ、糸の種類や織りの模様は、だいぶ違う。Katoも沖縄での織りの経験があるが、模様の作り方、バリエーションが数多くあり、これからが楽しみと言っている。

 2番目の写真がKatoが現在取り組んでいる作品(ベルギーに来て2作目)
 3番目の女性が取り組んでいる作品は、横糸には糸じゃなく、羊毛(色を使い分けて模様を作っている)を織り込んでいっていた。

 その日、Katoも3時間ほど実習する予定だったので、僕は邪魔にならないように、近くの公園へ散歩に出かけた。

 公園は教室のすぐ隣。ぶらぶら歩いて、墓地や、サッカー場まで足を延ばして、写真を撮ったり、ベンチで読書したりして時間をつぶした。

 公園の、池の中に浮いているオブジェは奇抜である。池にはカモやガチョウがたくさんいて、にぎやかだ。やはり、カモメも多い。

 野ウサギもいて、近づいても逃げないので、写真を撮っていたら、こちらに近づいてきてポーズまで取ってくれた。何かご褒美をあげたい気持だったが、あいにく何も持っていなかった。

 ベルギーの公園はどこもそうだが、管理が行き届いていて、芝もきれいで、遊歩道が整備され、あちこちに休憩できるベンチがあり、ごみ箱も多く設置されている。

 芝生もきれいで、話によるとベルギーでは、冬でも枯れない芝生を使っているのだという。どうりで、どこの公園も、家庭の庭も芝生がきれいなんだ。

 ちょっとねぇー、(かわいそうだけど)日本人が見たら、すぐにパターとか出して、ゴルフの練習をしそうな庭がそこかしこにあるのだ。家の庭も塀がなくOpenだからねえ・・・。

 ただ、ベルギー人がかわいそうなのは、太陽に飢えている事。
陽の当らない生活を、長期にわたって強いられることは辛い。ベルギー人は、歴史的にも紆余曲折あり、辛抱強いといわれる。

 僕は、ベルギーに来て3カ月。ホームシックにはならないが、日照不足によるサンシャインシックになっている。

 その日も、公園のベンチで本を読んでいたら、真昼にもかかわらず薄暗くなるので、どうしたのかと顔を上げると、雲が厚くなっていた。

 カメラのシャッタースピードは、昼間でも風景を撮るのに1/30秒とかで、手ブレを心配しないといけないんだから、困ったものだ。

21.12.08

アントワープ観光2

 アントワープは、昔から貿易港として栄えた港町で、多様な人種が住んでいるようである。中央駅周辺には中華街もあるし、ユダヤ人コミュニティーもあり、街を歩けば、様々な人種とすれ違う事になる。
 その中でも、ユダヤ人は普段から、小さな子供達も独特のいでたちで生活しているので、一見してすぐわかる。モロッコ人やトルコ人の女性は、頭にスカーフを巻いているので分かる。中国人は大抵、顔を見て分かる。
 だから、外国からの移住者も多いので、僕みたいに「オランダ語学校」へ通う人も多いのだ。Katoも語学学校で、オランダ語とフランス語の先生をしているから、いろいろな外国人と接している事になる。

 ベルギー・フランダース地方のアントワープと言えば「フランダースの犬」が日本人にはあまりに有名である。

 それで日本人観光客は、ネロとパトラッシュの地元と言う事で、何かしら記念にしたいらしいが、そんな物語がある事を知らないベルギー人は、日本人に聞かれてから「それは何だ」と、日本人から物語の内容を聞かされる程度だろう。

 その話の内容を聞くと、ベルギー人は「ベルギー人は、可愛そうなネロとパトラッシュを、何もしないで死なせはしない、きっと助けるだろう」と、悲しすぎるその内容に、不愉快に思うらしいのだ。 (ちなみに作者はイギリス人)

 仕方なく、日本人観光客のために大聖堂前の広場にネロとパトラッシュの石碑が、腰かけ代わりに置かれている(TOYOTA贈)。(広場には邪魔っぽいんだが・・・)

 Katrienの翻訳によると、石碑の文章の大意は「ネロとその犬パトラッシュは〝フランダースの犬 ″ という物語の主人公で、真実の永遠の友情、誠実と献身の象徴である」

 仕方なく?日本人観光客誘致のために、ホーボーケン市の駅前にも「ネロとパトラッシュの像」があるらしい(行った事がない)

 Katoは日本で「劇場版 フランダースの犬」の映画製作時に、フランダース地方についての、助言をしたということで、エンディングの最後の方にテロップで「Katrien Hendrickx」と名前が出るのだが、そこまで見る人はいないだろう・・・・。

 今回のアントワープ見学は、地上28階くらいの高さから、街を見る事が出来たのでラッキーだった。

 普通の観光なら、地上の道路を歩きながら、ずっと中世の建物を見上げながら歩くところだが、それらの建物の屋根を、上から見降ろす感じで見る事が出来た。三角屋根が多い事が、よくわかると思う。

 川はシュヘルド川。アントワープ港の重要な水路で、河口はオランダ
で北海につながる。

 下の写真は、シュヘルド川沿いにあるステーン城(10世紀からあったが19世紀に修復)、今は海洋博物館になっている。
 城の前に立つのが、アントワープの悪役(巨人)が市民を苦しめているところの像。

アントワープ・クリスマスマーケット

  港・ダイアモンド・ルーベンスの街、アントワープ市街へ出かけた。

 ちょうど、クリスマスシーズンの土曜日とあって、街は人出が多かった。

 僕らは、ある所から招待があって、アントワープにある高層建築の展望室での、ミニレセプションに参加するついでに、中心街を散策する事にした。

 日本では「フランダースの犬」の舞台として知られているアントワープ(少年ネロが住んでいたのは、隣町のホーボーケン市ではないかと、推測されている)。ノートルダム大聖堂の中にある、ルーベンスの作品「キリストの昇架」などが有名。

ダイアモンド研磨と輸出でも有名で、アントワープ中央駅周辺には高級ダイアモンド専門店も多い。

 写真上の中央がノートルダム大聖堂、左下にクリスマスマーケットの屋台(屋根が白い)が見える。

 2番目の写真がマーケット。マーケットの内容はブリュッセルと同じで、軽食や飲みもの屋もあるし、土産品。クリスマスグッズなど。やはり人気があるのは飲食屋台だったね。これは高いところから撮ったので良かったが、中に入ると人混みに押されて、また薄暗いのでシャッタースピードが遅く、いい写真は撮れなかった。

 3番目が、市役所(1560年代、ルネッサンス建築)前の中心広場。広場では特設アイススケートリンクが設置されて、子供たちがはしゃいでいた。
 さすが北の国。みんな上手で、スッテンコロリンするのはいなかったなあ・・・。(それを楽しみにカメラを構えていたのだが・・・)

 市役所の前に「ブラボーの像」があり、古代ローマ兵士のブラボーが、このあたりで悪さをして市民を苦しめていた巨人(大男)の手を切り取って、投げ捨てたという伝説の像である。ant(手)をwerpen(投げた)と言う事で、アントワープと言う街の名前の由来であるらしい。

 ノートルダム大聖堂の前には、やはり「キリスト誕生再現小屋」があった。

 ブリュッセルでは、キリストは生まれていたが、アントワープでは25日にならないと生まれないようで、まだ、マリア様のお腹の中と言う感じだった。

 このような「クリスマスマーケット」と「キリスト誕生再現小屋」は、ベルギー内の主な都市、広場では大抵やっているようである。

 僕らの住むLier市は、再現小屋の替わり「酒場」の再現だったのは愛嬌だ。(いや、どこか別の場所にあるかもしれない…念のため)

 アントワープの後、両親の家を訪ねたが、ここでは部屋の中で、フィギュア(人形)でキリスト誕生を再現していた。

19.12.08

大いに反省してVAKANTIE

 今日(金)で、今年のオランダ語学校の授業は終わりだった。
 最後に小テストがあって、50%くらいしか答えられなくて、ちょっと、悔しい思いをして、バカンシー(VAKANTIE)突入だ!

 反省して、休み中に復習して、来年の予習もしておかなければ、ますます付いていけなくなる。
 やっと、文法と言うのに気付いてきたところだから、少しは良くなるだろう(楽観的?)

 最終日で、浮かれた訳でもないだろうが、休憩時間に先生が、教室から姿を消すと、女のおしゃべりが始まり(男は僕一人)、なぜかエスカレートして比人女性が机にあがり「テーブルダンス」(わかる人にはわかる?)を披露した。「プロだろう」と思うくらい様になっていた。

 教室中、涙がちょちょ切れるくらい、熱く、大爆笑になった。

 一段落して、

何も知らず、先生は真面目な顔で戻って来て「それではテストを始めます」と言った。
(なんだこの熱気は?と思ったはず)

 封筒をみんなに渡し「まずひとつのテストは、この封筒に、自分の宛名を書く事です」と言った。
 それを回収して、名前を伏せて、封筒とカードを、またみんなに渡した。

 「次は、このカードに、封筒の宛名の人に、メッセージを書いてから入れてください」
 それを回収して、先生が宛名の人に手渡して、今年のクリスマスカードとした。

 先生もなかなか、遊び心のある人である。

 そのあとテストが始まった。

 休暇中は先生から、メールで「愛の復習問題」が届く事になっている。

18.12.08

野鳥が遊びに来ている

 我が家のアパートのテラスに、野鳥のメーロゥ(Merel=日本名、クロウタドリ)が遊びに来るようになった。
 Katoが、テラスにパンくずを置くようになって久しいのだが、やっと近づいてくれるようになった。この鳥の前方に吊り下げてあるのが、スーパーで買ってきた「野鳥の餌」。

 ベルギーでは、こういう餌を自宅の庭にぶら下げて、野鳥を呼び寄せる趣味の人が多いようだ。

  沖縄にいたイソヒヨドリ(スーサー)に似て、大きさも同じで、割と人に近づく鳥である。真黒だがカラスと違って、ベルギー人にも、愛されている鳥だという。写真のは雌で、雄はくちばしが黄色いのですぐにわかる。

 日本名が「クロウタドリ」とは・・・美しい鳴き声でもするのだろうか?僕の知る限りでは「チェッ、チェッ、チェッ」と泣いているようなんだが、季節が変われば変わるのかな?

 この鳥、普段は木の根元などを、くちばしで掘って、昆虫を探しているようだが、今は寒くて昆虫も表面には居ないんだろう。ますます、人に近づくようになっているようだ。


 このアパートの1階の老夫婦は、毎朝パンくずを庭にばら撒いている。ハトやカラスやメーロゥ等がよく集まる。
 その他にも、メジロの様な小さくて、色のきれいな小鳥も来るが、警戒心が強いので、人影が見えるとすぐ逃げる。

 野鳥と言えば大型もいる。街中を流れる運河(ネーテ川)には白鳥やカモ、ガチョウもいる。カモは特に多いね、池や水たまりのいたる所に生息している。

 面白いのはカモメもたくさんいること。海鳥のカモメはアントワープ港から、川や運河伝いに来ているのだろう、畑に黒いカラスと白いカモメが、一緒に餌をついばんでいる光景をよく見かける。

 ところで今は、クリスマスシーズン。

 人間は良く鳥肉を食べる季節だ、僕がこの間、普通の鶏肉と思って買ってきたのは、ガチョウの肉だった(どうりで大きいと思ったものだ)。


 そして七面鳥のハーブ詰め丸焼とか、スーパーにたっくさん並んでいた。食物連鎖の一環として、平気で食べるか、いくらか他の生命に感謝して無駄なく食べるか。

 僕らは少なくとも、パンくずは野鳥に与え、野菜くずはコンポストでミミズに与えている。

ベルギー観光に来るなら

 ベルギー、またはヨーロッパに観光に来るなら、夏がいい!

 このところの天候や気温、昼の短さからしたら、絶対損をする。

 旅費が少々高くても夏がいい!

 「景色や風景はどうでもいい、美術館めぐりや、クリスマスマーケットの雰囲気、ベルギービールやベルギー料理を口にできればいい」と、思う人は別だが・・・・。

 今、ベルギーでは、朝は9時前から明るくなり、夕方5時から暗くなる。

 12月18日
Sunrise: 8:41 am (日の出)
Sunset: 4:36 pm (日の入)

 太陽もなかなか見えないし、霧が多くて景色も見えない。
 損な旅行はしない方がいい。

 逆に夏は、午後11時頃まで明るいから、2日分の観光が1日で出来る事になる。寝る時間を惜しまなければいけないが・・・・。

 クソ熱くもなく、カラッとして、太陽の光もさんさんと、景色も最高にきれいに見える。
 天気だけは運もあるが・・・・。

 今日、沖縄の実家に電話をして、こちらの気候などの報告をしていたら、とんでもなく不都合な季節を経験しているんだなあと、改めて思ったから、みんなにも知らせたくて、こんな事を書いた次第。

17.12.08

ビールのクリスマス商戦

 クリスマス商戦たけなわでありますが、大型スーパーへ買い物に行くと、クリスマスプレゼント用品もたくさんある。

 もちろん子供向けが多いのだが、さすがベルギー、夫婦間のプレゼントもあるんでしょうねえ・・・。ベルギービールの各種詰め合わせも、木箱入りで販売していた。

 僕も欲しかったんだけど、中に入っているビールはすでに、飲んだ事があるし、ひそかに隠し棚の「ビールコレクション」に貯蔵してある。

 それで質より量と言うか、普通のピルスタイプのJupilerを1ケース(グラス1個付き)買った。この木箱入りの8本と1ケース24本が同じくらいの値段だったから。飲むならその方がいいよね。

 木箱入りを買ったなら、もったいなくて飲めないんじゃないか?(割高な感じもするし)

 他にもビールとグラスセットがたくさんあった。各家庭でも、そういう機会にグラスを、買い揃えているんだろうなあ。

 僕は、ベルギーに来て、間もなくの頃、Katoが通っている、織物教室の仲間から、ビールグラス6種類くらいもらってきていたので、ラッキーだった。

 僕の好きなLeffeは、控え目にKerst bierとラベルに記して「クリスマスビール」としている。

 他には、冬限定商品として、ホット専用クリークビール(甘味のあるフルーツビール)も発売されているらしいが、今回は見つける事が出来なかった。ホットワインは飲んだ事があるが、ホットビールはまだ未経験なので、いつか試してみたい。

 もともと度数の高い、色の濃いビールは冷やさない方がいいみたいだから、ホットもありうると思う。 (ビールごとに、おいしく飲める温度が違う)

 僕も近頃は、寝る時間が近づくと、濃いビールをワイン(か泡盛)を飲むように、チビチビと飲むようになった。

16.12.08

オランダ語学校16/12/08

 今日の夕食は、近頃、定番メニューになりつつあるパエリアを作って食べた。
 ご飯と野菜を多く食べるためには、うってつけのメニューだ。

 あり合わせの野菜と、お肉でもシーフードでも入れて、お米を入れて蒸せば出来るからね。味付けも好評です(Katoから)。

 さて、オランダ語学校も、今週あと2回行けば、クリスマス休暇だ。またまた、「バカンシー」というヤツですね。

 近頃、トルコ人の男がずっと休んでいるので、教室には先生と、僕しか男性はいないのだ。
 あとは女性が15名くらい。東欧系が6名、あとはアフガニスタン、ブラジル、ペルー、イラン、タイ、フィリピン、中国、南アフリカ、メキシコ、トルコ ・・・そんなところか。

 夜間の月曜日のオランダ語教室(Kato先生)は、ロシア、フランス、フィンランド、インド、イギリス人だ。こちらも来週からクリスマス休暇になる。

 どちらも相変わらず、日本人は僕一人で、まったく、日本語が通じない世界で過ごしている。

 学校で70%意味のわからないオランダ語で、オランダ語の勉強をして、家では日本語で書かれたオランダ語の解説書で、文法の勉強をしている。

 理解するためにはやはり、日本語で書かれた本の方が分かりやすい。

 休暇には、落ち着いて文法の勉強をしようと思っているが、担任の先生は真面目で、思いやりがあるというか、みんなに、本当にオランダ語を、習得して欲しいという情熱があるようだ。

 「メールアドレスのある人は、これに記入してください。休暇中はメールで練習問題を出します。メールのない人には最終日に、プリントで渡します」なんて、逃げ道のないように宿題を出すつもりだ。

 偉いなぁーと感心した。

 僕にとってはもちろん歓迎だが。先生にとっては、練習問題とはいえ、解答が返ってきたら、添削して返信しないといけないだろう?

素晴らしい先生に巡り合えて、みんな幸せだ!

 来年1月の修了式(あるかどうかわからないが)には、きっとみんな涙して、別れを惜しむんだろうなあ。

 修了式と言えば、前にも書いた、「世界各国、自慢料理食べ比べパーティー」も計画中だから、楽しみだ。

 中華料理にタイ料理、フィリピン料理、ペルー料理、イラン料理、ロシア料理、アフガニスタン料理、ブラジル料理、南アフリカ料理、トルコ料理、メキシコ料理 ・・・・・。

ひと口ずつの、味見だけでお腹いっぱいになりそうだ!

 ああ、そうか、僕は天ぷらと、寿司を作らなければならなかった!

naar de Post gegaan

Ik ben gisteren naar de Post gegaan.

「イク ベン ヒステレン ナール ドゥ ポスト ヘハーン」(私は昨日、郵便局へ行きました)

今日、オランダ語学校で使った言葉ね。先生が「昨日あった事を、過去形を使って話しなさい」

という質問に答えたものだ。

 なぜ郵便局へ行ったかと言うと(そこまではオランダ語で話せなかったが)沖縄に居る、可愛い甥ッ子、姪ッ子たちに、クリスマスのプレゼントとして、チョコレートを送るために、行ったのだった。

 Katoも一緒に行ったが、準備が万全ではない状態で、買ってきたチョコを袋に詰めて、郵便局に行ってから箱を買って、仕分けしたものだから時間もかかって、アタフタした。

 詰め終わって、計量して、料金はと言うと、1個に付き2kg以下「30€」・・・・、

 さんじゅうゆーろ?・・・・たしか中身は30€以下だったような・・・・?
 (中身の価値で、料金を決めるわけでもないんだから)

 送料より中身が安いというのも、なんだかなー。

 地球の反対側だからしょうがないか。

 ヨーロッパから見たら日本は、確かに、極東の地だ(最果ての地)

 日本から見たらブラジルは遠かったが、ヨーロッパからは意外と近いのだ。

 次からは、中身と送料のバランスを取らなければと、反省した昨日の郵便局でした。

 ちなみに普通の手紙は0.9€でした(120円くらいか)

14.12.08

Lier市 最新の写真に入れ替え

 このブログ右側にある、スライドショーの写真群を、12月13日のLier市最新の様子に替えました。

 タイトルの写真も聖グマルス教会(Sint-Gummaruskerk)の遠景と、手前の左にはPallieterの像があります(この像の意味が今のところ不明)。青年が両手をズボンのポケットに突っ込み、物思いにふけりながら歩いている風な、面白い像です。

  グマルス教会は 1378年に建設が始まり、完成までに約200年間かかったそうだ。カール5世の両親が、ここで結婚式を挙げたということで知られている。

 この教会内部から見る、ステンドグラスは、大変美しい事で知られているらしいが、残念ながらまだ中に入った事がない。また、市庁舎の鐘楼とともに、この教会の鐘楼からも、美しい音色のカリヨンがよく聞こえる。半分から上は6角形になっているので、丸みを帯びた美しい塔でもある。WEBアルバムでじっくりご覧いただきたい。

 カリヨンは、各時刻の時報と15分前、30分前などにも聞けるので、街を歩いていると何度も聞く事が出来る。
 

Lier市のクリスマス市

 今度は地元Lier市のクリスマス市(マーケット ) へ行ってきた。

 Lier市のマルクト広場では、高さ8mくらいのモミの木が立てられ、電飾が施されていた。
 そして、僕がキリストの誕生再現小屋かと思っていた小屋は、昔の酒場の再現だった。

 小屋の後ろには羊小屋があり、本物の羊が2頭飼われていた。見世物になってかわいそうな感じもしたが・・・・。

 市役所庁舎の窓も、全面的にイルミネーションされていて、雰囲気作りに一役買っている。
 もっとも、市主催のクリスマスイベントの様であるから当然か?

 各家庭には、市発行のイベントスケジュール表が配られていた。(花火の事も書いてあったのだが、見落としていたのだった)
 Lier市限定クリスマスビールが、市の数か所で販売または、カフェで飲めるらしい。ぜひ試さなければ!

 広場近くの、時計塔のあるジンメル広場(3番目の写真)では、小さな小屋が立ち並び、出店をやっている。暖かいポテトとソーセージとか、ホットワインやシャンパン等を、スタンド形式で立ち飲み。薪を燃やして暖をとったりしている。
 アクセサリーや衣類などのお店もある。今回は、ゲームコーナーは2軒しかなかったので、今はそういう事をする時期じゃないってことか。

 こちらも時計台と、周りの建物のイルミネーションがきれいだった。
 屋台に沿って歩いて行くと、ベギン会修道院の敷地内へ誘導され、そちらでも屋台が続いていた。

 家族で手をつないで、歩く姿が多く見られた。僕はと言うと、Katoが風邪気味なので、大事をとって自宅休養したので、一人で歩いてきたのだった。(無理してマイナス温度のところへ出かける事もない)

 旧暦では16日だったので、満月が昇って来て、ちょうど、聖グマルス教会の塔に近づいたので、肉眼ではとてもきれいな光景に見えたが、写真ではイマイチになってしまった。

 街のあちこちで、警察の姿を見たので、パトロールは万全の様であった。こちらでは警察を「ポリシー」と言うのだが・・・。
 人の多いところを歩く限りは安全だと思う。

 あの、首都ブリュッセルでも、イベント会場周辺でのポリシーの数や、パトカー待機、白バイ待機、原付待機など警備は万全であった。

 観光ガイドブックや、大使館の危険情報でも、夜の人通りの少ないところでの強盗や、人混みでのスリには、くれぐれも気をつけるようにと警告している。

 客引きが店の前に立っているレストランも、避けた方がいいと・・・・・・、ブリュッセルでは、そんな店が多かったなあ。

13.12.08

-2℃ 霜と水溜りの氷

 久しぶりにLier市でも週末の好天に恵まれて、Lier市内散策に出かけた。

 朝から陽が差しているので、暖かくなるかと思ったら、テラスの温度計は-1度。(最低気温は-2℃だったらしい)

厚着をして外へ出て行ったが、寒い寒い!鼻がムズムズして、呼吸困難になりそうだし、目から涙も出てきた。それでもベルギー人みんな外を歩いているしねぇ・・・・。しばらく歩いていると慣れてきた。やっぱりベルギーでは「天気がいいと気温は下がる」と言うのは本当なんだ。
 フロート・マルクトへ行くと毎週末恒例のマーケットが開かれていた。
 マーケットでもクリスマスらしく、花屋さんではクリスマス用の飾りを作ってい売っていた。


 そういえば昨日の夜、クリスマスシーズンの始まりを告げる、花火が9時過ぎから打ち上げられた。僕らは家で映画を観ていたのだが、突然、外からドドドンッ、と大きな音がしたので二人して何事かと、びっくりして窓を開けたが、何事もなかったが、その後もドドドドドッと、音が続くので「まさか戦争で爆弾を落とされているのでは・・・?」と、心配した(その時観ていた映画がパニックものだったので)ウチのアパートの窓は、中心広場から外側に向いているので、花火は見えなかったのだ。
 フロート・マルクトから離れて、遊歩道へ行くと芝生が凍っていた。水溜りは氷が張り(多分1cmくらいの厚さ)小さい水たまりでは、上に乗っても割れなかった。

池のカモたちも水のある所では泳ぎ、氷の張っている所では、上にあがり歩いていた。
 芝生の氷、よく見ると面白いね。氷の結晶のようだよ!夢中でたくさんの写真を撮った。
 
 本当に冷蔵庫のフリーザーの中に入ったみたいで、寒かった。水も凍るわけだ。
 手も手袋をしないと、かじかんで神経がなくなるくらいだ。
 両手をポケットに突っ込んで、写真を撮るときだけ出して、カメラを持ってシャッターを押した。