31.8.14

Antwerpen お久しぶり!

3週間ベルギーを留守にしていただけで、懐かしく感じてしまうアントワープへ行ってきた。

 されど3週間というのは伊達ではない。

アントワ-プ中央駅の構内にスーパーマーケットのデレーズ(Delhaize)が出来ていた! 入っては見なかったが「おぉ、これは便利になるなぁ」 という感じ。


 相変わらず威風堂々な姿を見せつける中央駅。
 霧雨に煙るケイゼルレイ通り(De Keyserlei)

 金ピカ・ショッピングモールの Stadsfeestzaalを通り抜ける。

シアター広場(Theaterplein)で開かれている土曜朝市。
 人気のある魚屋さんは人だかりが出来て、かなりの順番待ち ・・・ 整理券を受け取ったけど、なかなか前に進まないのであきらめた ・・・ おいしそうなマーチェス(ニシンの塩漬け)があったので食べたかったのにぃ!

いくつかある魚屋の屋台なのにここが人気なのは、やっぱり見ておいしそう(新鮮)だからだろう ・・・ 値段が安いとか、そういう事ではないと思う。

 それで、隣にあるディップソース専門店の、試食用をミニビスケットに付けてひとしきりつまむ ・・・ ここの試食はなかなかいい。
ミニビスケットでいろんな味を楽しめるのがいい ・・・ 他店の試食はオリーブの漬物だけだったりで、なかなか多くは食べられない ・・・ え?試食は多くを食べるものじゃないって ・・・ 確かに。

どちらかというと裏通りを通り、モード宮殿(Het Modepaleis)前に来た ・・・ あのドリス・ヴァン・ノッテンの店だ。
僕にはほとんど無関係の領域。

 大聖堂前の広場

 アントワープ市庁舎前のフロートマルクト広場にいつもの馬車がいたが ・・・

 カラフルな服を着た子供たちが集まってきて、何事かと思いきや ・・・

 何処から出てきたのか、新婚カップル登場!

 親族一同、馬車に乗り込み、去って行った。

「お幸せに~、みなさん素敵な一日を!」

そして僕もこの場所を去り、本日の目的地、アントワープ最古のカフェ「Quinten Matsijs」へ行くのだった。

久しぶりのアントワープ、久しぶりのQMカフェ!
飲むのはやっぱり地元のボルケ(De Koninck)

毎月定例の「日本語話そう会」の日だったのだ ・・・ ベルギー人、ドイツ人、オランダ人、みんな一生懸命、日本語を勉強している ・・・ そんな人たちと日本語で会話をするのが「日本語話そう会」だ。
QMカフェのVIPルームで2時間の日本語レッスンと会話練習をした後は、階下のカフェで飲みながらのおしゃべりタイム!

 これがあるから僕も参加するようなものだけど、毎回楽しく過ごさせてもらっている。

ビールを飲みながらおしゃべりをして ・・・

 今回はこんなゲームまで持ち出した。
8角形のマスの中にサイコロを3個転がして、その目で点数を決め、自分の持ち点を減らして、最初に0になった人の勝ち!
というゲームを、ベルギー人のスベンさんが教えてくれた ・・・ 僕は点数の読み方がわからないながらも参加していたが、高得点になる3個ゾロ目を連発して2勝した!

何故か僕はサイコロゲームに強い ・・・ 以前義理の両親が住んでいた老人ホームでの「老人たちのサイコロゲーム」でも、じいさんたちを圧倒して、あきれられたものだ。

そんな他愛のない事をして時間を過ごしているが、時間が経つのは早いものだ ・・・ 4時間も経ってしまった ・・・ 帰らねば。

それにしてもカフェ・クイントン・マセイス(Quinten Matsijs)は、大繁盛している ・・・ いつもの常連の爺さんたちもいるが、外国からの観光客もいて、それに混じって日本人の観光客も増えているようだ。
さては、例のBSフジ 「路面電車で行く世界各街停車の旅」 TV出演効果があったな!

僕も、大阪滞在時に妹の家で、録画されたのを見たのだ!

僕も結構写ってたねぇ~ 恥ずかしいぃ~
マダムQさんは決まってたねぇ、さすがだ!
ご主人のスベンさんの「おもてなし」もさすがでした。

沖縄の実家でも大画面で観た。
DVDに焼いてもらって、持ち帰ってきたよ。

 で、僕は帰る ・・・ アントワープの夜

 中華街の門 ・・・ 昼間に立ち寄って「ニラ」を買った。

 中央駅の前には大きな観覧車が出来ていた!


こんな素晴らしい駅を日常的に使えるなんて、幸せな事だ。

と、つくづく思う。

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アントワープ ホテル宿泊

30.8.14

Lier わが家、わが街

3週間ぶりにベルギー、リールのわが家に帰ってきたら、大変な事になっていた!

 部屋(リビング)が ・・・
もぬけの殻!

計画通りではあるが、僕が出る前はまだ生活できる空間だったのに、僕がいない間に家具類はすべてほかの部屋、アパートの廊下に運び出され、空っぽの空間。

リフォームのためだけど ・・・

電話がない、テレビもない、机もない! WiFiもない!

おら、図書館へ行くダ~ (吉幾三かぁ~)

よし、行くぞ~!

 どうだ、この書斎風の図書館(リール市立)
市民は、WiFiを無料で使える!(IDカードが必要)


 どうだ、天井の高いこの空間!

さっきまで(午前中)お年寄りが大勢いて、新聞などを読んでいたのだが、お昼前になったら帰ってしまった ・・・ 毎日の日課なんだろうなぁ。

この館は昔、教会施設だったようなのだが、隣接する図書館に吸収されてしまった ・・・ なので、2階まで吹き抜けの天井だったり、書斎風の部屋がいくつもあったり、カフェまで設置されていて、ここでコーヒーを飲みながら自宅でくつろぐように読書が出来る。

「何ならビールでもお出ししますよ!」

さすがベルギーである ・・・ カフェのメニューには確かにビールも数種類、お品書きされている。
中庭もあり、オープンテラスでビールを飲みながらの読書もOK!

図書館本館には通常の読書スペースがあり、インターネットが使えるPCも10台以上設置されている(PC使用は年間、5EUR支払う必要がある)

そして、映画DVD、音楽CDの貸し出しもしている。

 お昼を過ぎ、お腹が空いたので図書館を出て Katrienと街歩き ・・・ 食べる場所を探しに ・・・ 我が家はキッチンにも入れない状態で、食事も作れないのだ。

 秋めいてきた川沿い

 聖グマルス教会、ハゼの木の紅葉が始まっている!

 聖グマルス教会の裏手にある、音楽アカデミーに新館が完成し、そこには大きなカフェがオープンしている(150席もあるという)。
Katrienと、「試しに入ってみよう!」と、いう事になった。

 店名は 「Bar MUZA(バー・ミューザ)」
日本でいう 「バー」のイメージではない。

 明るい店内。

 各テーブルにはバラの花が活けられ ・・・ 外にはテラス席も。

僕が注文したのは「牛肉のビール煮込み」オランダ語ではストーフブレース(Stoofvlees)、フランス語ではカルボナード・フラマンド(Carbonade flamande)。
メニューひとつに二つの呼び名があって、それを理解するために日本語に直さなきゃいけないなんて面倒だ。

にしても、この提供の仕方は斬新だぞ!


ガラス瓶のふたを開けてみると、生ハーブがたくさん入っているではないか ・・・ とりあえずそのハーブをスープの中に沈めて、柔らかくしてから食べた。
もちろん、普通のストーフブレースより、ハーブの香りが香ばしく、

「おいしい!」

と言いたいところだが、お肉が若干硬く、お皿に取り出して、ナイフで切ってから食べないといけないのは、かなりマイナスだった。
(いつもはそうでない事を信じる)

 もちろんフリッツがたっぷり付いている。
このフリッツ、生ポテトを切って揚げたようで、素晴らしくおいしかった!

おいしいフリッツを食べたいならお勧めしたい。
国民食のようなフリッツでも、当たりハズレがあるのだよ。

 そして、Katrienが注文したのは、これまた郷土料理の「北海産小エビのコロッケ」、オランダ語では、ガルナーレン・クロケッテン(Garnaalkroketten)。
僕も試食したけど、うまかった!

腹を満たして、家への帰り道の運河沿い。
街路樹のセイヨウシデも紅葉になりかけだ。

遊歩道わきの地面にはマッシュルームが!
秋の味覚?

わが街リール、いいところだ!
リールのわが家はあと1週間ほど、工事が続く。

WiFi は、なんとか一時的に復旧した。
浴室でコーヒーを沸かして飲んでいる(笑)

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アントワープ ホテル宿泊

29.8.14

KLM で空の旅

大阪からベルギーに帰るのに、空の便は KLM を利用する。

いままでは、

JAL : ベルギーからアムスまで、送迎バスを運行してくれて、日本全国均一料金というのが沖縄行きの僕には魅力だった。(後に路線廃止)

チャイナエアライン : 沖縄発 - 台北 - バンコク - アムス - 自力(電車)でベルギーへ、飛行機乗り換えが2回あり、時間もかかりめんどくさかったが格安だった。(後に格安券がなくなった)

キャセイパシフィック : 沖縄 - 香港 - アムス、自力(電車)でベルギーへ、時間にロスのない格安なので、お気に入りになりそうだったが、日中関係悪化のせいか、格安がなくなった。

いずれもアムステルダムを発着する路線なのは、オランダ語圏なのでドイツやフランス、フィンランド、ロンドンで乗り換えするより、僕にとっては安心だからである。

そこで、アムステルダム・スキポール空港を拠点とする KLM が登場してくる。

以前は格安(最安というか)航空券検索ではなかなか出てこなかったが、最近は1番に出てくるのでありがたい。

 では行きましょう、KLM で空の旅!

「関西空港も利用しやすい空港のひとつである」と付け加えておこう ・・・ 国際線で成田、移動して国内線は羽田なんて最悪だ。

 ウイングシャトルという移動バスで搭乗口まで来て、僕の乗るKLM機体が見えた。

 滑走路に向かうが、後続に5機も待機中である ・・・ 混んでますなぁ。

 予定通りに飛び立つ。
KLM の日本便には日本人乗務員がいるし、オランダ人乗務員も親切なので、英語がわからなくとも、オランダ語が下手くそでも、うろたえる事はない。

安定飛行に移ったところで、ウェルカムドリンク ・・・ 午前中ではあったが、ハイネケン!

 間もなく、昼食の「三色弁当」
最近はエコノミークラスでも「おいしい食事を」心がけているようで、ホテル・ニューオータニとの提携でメニューを作っているらしい ・・・ 確かにおいしくなってます。

前述のチャイナ・・・、キャセイ・・・ は、おいしいとは言えなかった。

 シューマイとエビ ・・・ 大好き!

デザートのあんみつまで ・・・ えぇじゃないか!

飲み物は白ワインで、と ・・・
まぁ、今後の睡眠タイムの事も考えての事だ。

 関空から、アムステルダムまでの飛行時間は11時間という長時間。

朝鮮半島、中国、モンゴル、西シベリア、スウェーデン、デンマーク、オランダと続く空の旅。

 1万メートル上空からは地上の地形や、道路、街の形などがわかるが、果たしてそこが何処なのかは、シートに付いている航路案内画面の大まかな地図ではわからない。

 窓側の席だったので、外を眺めるのも楽しいが、多分3時間くらいは寝ていたと思う。

あ、そう、座席指定はインターネットで予約できるので、早めに予約しておいたのだ。
窓側の席は景色を眺められる特典はあるが、トイレに立つ時、通路側の2人を押しのけないといけないというのが辛いところである ・・・ となりに、優しい人が座りますように ・・・ と、祈らなければならない。

今回、隣は空席で、通路側には若い男性で、優しい人だった ・・・ 隣が空席というのは、かなり楽で、ワンランク上のシートに座っている気さえする。

 さあ、いよいよヨーロッパ!
バルト海に差し掛かったところで、2度目の食事(昼食2回?)
ピラフ? おいしかった!

チーズの入ったサラダ ・・・ これもよし!

 で、また白ワインと ・・・

リアス式海岸なのか?

デンマークの東西を結ぶグレートベルト・リンクという長い橋が見えた!
イースト・ブリッジとウエスト・ブリッジの2つの橋からなるが、長い方のイーストブリッジは中央スパン1624mのつり橋で、世界最長になるはずだったが、工事が遅れている間に、日本の明石海峡大橋が先に完成して世界最長となり、この橋が完成した時は世界第2位の座となったという。

 さて、オランダに入り飛行機は着陸態勢に。


 ゴルフ場!

 見事に着陸!

 KLM の本拠地スキポール空港。

 大事な事を教えておこう。

KLMの座席は、エコノミーでもヘッドレストは、可動式のヘッドホルダーになっているので、空気を膨らませて首を支えるグッズ ・・・ あれは要らないよ。

この可動式ヘッドホルダーに気づかず、使わない人が多いけど。

入国審査を済ませ、預け荷物を受け取りロビーへ出てくる。
不思議な事に、預け荷物を受け取って出て行く時には何のチェックもない ・・・ 「番号を確認して、間違えのないように」 とのアナウンスはあるが、チェックはしないんだよね。

次にやるべきことは、Eチケットでベルギーまでのタリス列車のチケットを受け取る事 ・・・ チケット売り場のインターナショナル窓口へ行き、印刷されたEチケットを見せるだけ。

タリスチケットをゲットしたものの2時間待ち。
「アムステルダムは気温が20度、晴れ」という、機内アナウンスの通り、涼しくもカラッと晴れた絶好のコンディション!
ヒマワリの花がやっと咲き始めたばかりの花壇。


写真を撮っていたら 「コンニチハ」 と、オランダ人男性が声かけるので 「こんにちは、日本語が上手ですね」 と、返したら「少しです、私は日本に行きました、日本の食べ物は美味しいです。すし、刺身、天ぷら・・・」
そうかそうか、お好み焼きは? と尋ねたら「?」だった。
「じゃ、僕はハイネケンを飲んでくるので、さようなら」

オランダの木靴。
コンビニでオランダのビール3種を買い込んでリュックへ!

 空港地下の駅でタリスを待つ、画面でタリスの車両番号と停車位置を確認した方がいい。

 他の電車も次々にやって来る。

 タリス!
フランスの誇る高速列車 ・・・ アントワープまで1時間弱!

 チケットの指定通り13番車両の41番シートへ座ったが、なんと、ここは一等席ではないか!
Eチケットには2等席と書いてあり、タリスチケットにも2等席と書いてありながら、指定通りに座ったら1等席 ・・・ これでいいのか?
車掌さんに聞いてみたら 「それでいいのだ」 ということだった。

座席幅が広すぎてねぇ、かえって居心地が悪いのだ!

アントワープ中央駅に着いたら、もうわが家も同然!
ひょいとリール行きに乗って、わが町リールへ!
Katrien が車で迎えに来てくれていた。

Katrienと、久しぶりにリールの街を歩き、教会の鐘がカリヨンコンサートをする音を聴きながら、カフェでおつまみを食べ、ベルギービールを飲む。

至福のひと時を過ごしたのだった。


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アントワープ ホテル宿泊