29.11.16

クリスマスマーケット Brussel

ベルギーの首都のクリスマスマーケット。

ヨーロッパの美しいクリスマスマーケットランキングがあるなら、必ずやトップ10に入るであろうブリュッセルのクリスマスマーケットである。

で、僕が行った土曜日は今年のオープン2日目だった。

中央駅から坂道を降りてグランプラスへ向かう。

 右が世界最古のアーケードギャラリー「サンチュベール」、左へ曲がれば「グランプラス」への道。


ギャラリーは、仙台の七夕を思い出させるイルミが ・・・ (笑)

グランプラスは「世界一美しい広場」 と、ヴィクトル・ユゴーに言わしめた美しい広場 ・・・ 何もしなくても美しい広場が「音と光のショー」の演出により、さらなる輝きを放つ!

写真や言葉では言い表せない ・・・ なので、

動画でお楽しみください!



もうひとつ!

最新映像技術ってすごいねぇ。


キリスト降誕小屋が地味に見えます(笑)

いや、地味に徹してこそ降誕小屋だ!

12月25日を待たずにイエスは誕生しています(笑)

ほぼ等身大の人形たち ・・・ おそらくベルギーで最大の、立派なキリスト降誕小屋だろうね。

グランプラスから証券取引所へと人混みは流れていく ・・・ 僕も流されて行く。

マーケットの小屋


証券取引所前の広場には光るシーソーがあって、大人も子供も遊んでいる。


聖カトリーヌ広場(Sint-Katelijneplein)にあるメリーゴーランドは素晴らしいよ!

おもちゃの乗り物じゃなく、これはアートだよね ・・・

大人心にも乗りたくなる(笑)

クリスマスマーケットのメイン会場ともいえるのかな、小屋が多いのはこの広場 ・・・ 聖カトリーヌ教会から始まり ・・・

遠くにある観覧所のところまで続いている!


もうひとつアートなメリーゴーランドがあった!


大きな駄菓子屋さん ・・・ どうやら、どれを取っても自由で、量り売りのようだった。

広場に横たわる怪獣 ・・・ もちろん僕は入ったことはないけど、この口から入って行くと、中は多分お化け屋敷みたいな仕掛けになっているのだと思う。


小屋は3列に並んでいる!
すべてを見つくすのは、大変なことだと思うね ・・・ 僕は端から端まで、ひと通り歩いたけど、この人混みだから思うようには前に進まなかったりする。

聖カトリーヌ教会の正面に来た時に、図らずも群衆がカウントダウンを始めたので、何事かと思ったら、教会の正面ファサードにプロジェクションマッピングが映し出された!

そうだ、この情報は聞いていた ・・・ 今年はベルギー・日本友好150周年なので、特別に日本をテーマにした映像が作られたらしい。

これもまた素晴らしかった!

タイトルは、「オリガミ・ライト(Origami Lights)」

これもぜひ、動画でご覧いただきたい!

この広場で、日本語の通じるマーケット小屋を発見!

欧和ビールの礼欧さんが、直々に生ビールを注ぎ、焼き鳥を焼いて提供していた!

事前に情報入手していたので「欧和クリスマスビール」の樽生をいただく ・・・ 旨いクリスマスビールだった!

欧和クリスマスを飲みながら、素晴らしい映像と音楽の演出を楽しんだ、贅沢な時間だった。

ショコラティエのウインドウ

家でMomoちゃんが待っているので、のんびりしている時間はない ・・・ 帰り道を歩きながらの撮影。

首都ともなると、通りのイルミネーションも豪華に見える(笑)

ブリュッセル中央駅

地下のホームからアントワープ行きに乗り込む。

ふぅ~、無事にブリュッセルから脱出できた!

つい最近、フランスで、クリスマスマーケットを標的としたテロ計画をしていたテロリスト7人が逮捕されたこともあり、日本の外務省は渡航者への注意喚起をしている。

外務省は,11月25日付にて海外安全情報(広域情報)「欧米での記念日や各種イベント等を狙ったテロに対する注意喚起」を掲載しました。

物騒な世の中になっているが、だからと言って社会の活動をすべて止める訳にはいかない ・・・ 「交通事故が怖いから外で歩かない」 という事が出来ないように。

帰宅顔すぐに、Momoちゃんの用足し散歩~

ひとり+わん生活もあと1日だけになった。


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アントワープ ホテル宿泊

27.11.16

日本語スピーチコンテスト!

久し振りに首都ブリュッセルへ行く事になった。

Momoちゃんは連れていけないので、早めに十分に時間をかけて散歩をして、出すものはすべて出させて(笑)、家に残して一人で出かけた。

リール駅からブリュッセルまでは電車で、1回乗り継ぎがあって約50分ほどの時間が掛かる(週末割引で往復8EUR)。

Antwerpen-Berchem駅で乗り換え ・・・


前日にネットで乗り換えを調べて、メモしてあった紙 ・・・ レシートの裏側に書いてあるのだけど ・・・ なんと、この紙を家に忘れて出てきてしまっていた!(笑)

ま、よくある事なので、慌てはしない ・・・ 書いた事によって、頭の中にも刻み込まれているのだ(スゴイネ我ながら)

 オランダから来た国際列車に乗って、ブリュッセル国際空港を経由してのブリュッセル入りだった。

以前は空港経由ではなかったはずなのに、何時からそうなったのだろう?

ブリュッセル中央駅に着いたら、地上に出てきてしまった、メトロに乗らなければならないのに ・・・ 滅多に乗らないので、どこに入り口があるのかわからなかったのだ(笑)

でまあ、地下に潜る入り口を見つけたので、地下道からメトロの通っている穴を見つけた。


券売機があるのだけど、使い方がよく分からない(メンドクサイ)から、窓口で暇そうにしているおっさんに「チケット2枚ちょうだい」と言って買った(4.2か4.4EURだったか)、往復分ね。

実はこのチケットの使い方も良く分からない、何しろベルギーは改札口がないので、ぼんやりしていたら、そのまま乗って、目的地に着いたらそのまま降りて出てくる事が出来る(どうやら僕はチケットのチェック機を見逃して、無賃乗車状態で乗っていたようだ)(笑)

(アントワープは車内にチェック機があるが、ブリュッセルはホームに入る手前にあるらしい)

メモを忘れていたが、5番線に乗って終点から3番目くらいで降りる、駅名はBeau・・・なんとかって覚えていたので、路線図を見たらすぐに分かった。

 はい、Beaulieu という駅で降りて、地上に出てくると、すぐにそれ(学校)らしい建物が見えたので、そこを目指すと ・・・

見事に、目的地「ブリュッセル日本人学校」 到 着!

3年ほど前に来た事があるが、あの時はKatrienが一緒で車で来たので、メトロで来るのは初めてなのだ。

厳重にフェンスが閉じられているが、門番がいたので「日本語スピーチコンテストを見に来たのですが」と、伝えると、すぐに開けてくれた。

そう、ブリュッセルに来た目的は、この学校で開かれる「日本語スピーチコンテスト」に出場するナタリーさんという人を応援するためだった。

2年ほど前に、Katrienが日本語教師をしていた時の教え子で、彼女がスピーチする日本語の文章を僕が添削していたので、ぜひ頑張ってほしいと思っていたのだ(Katrienが今、沖縄に居るので代役という事でもある)。

来賓の挨拶を述べる「在ベルギー日本国大使館、特命全権大使」の石井氏 ・・・ 初めて大使にお目にかかった(笑)

優しそうな感じの方だったね、7-8年前の大使はいかにも堅物そうな方(外観)だった。もちろんお話をした事はなかったけれど。

5番目のスピーカー、ミスター・タンギーのタイトルは「沖縄の怪物」 なんと、沖縄で怪物に出会ったというのか?

話を聞いてみると、沖縄で観光していたら雨が降ってきたので、木の下に避難した ・・・ すると、頭の上には大きな蜘蛛が3匹いて、動き出したので、ギョッとしたらしい。
(たぶん、日本最大の蜘蛛オオジョロウグモだったのだろう)

そして安いホテルで、部屋の窓を開けると、蜘蛛が落ちてきて部屋の中を這いずり回った。
(イエグモも大きいのがいるからねぇ)

一緒にいた仲間が「捕まえて、外に出して」 と言っていたが彼は叩いて殺してしまったそうだ ・・・ そして夜、寝ていたら夢を見て、多くの蜘蛛に襲われてとても怖い思いをしたという。

「だから私は、これからは小さな虫でも殺さないようにします」 と、いう事で〆た。

はい、あまり迫力はなかったけど、内容は良く伝わりました。

そして7番目に登場したのが僕が応援するナタリーさん。
タイトルは「折り紙は平和の象徴」 ・・・ 広島にある「原爆の子の像」のモデルになった偵子さんの事を紹介し、被曝して12歳で白血病になり、病院に入院してからは生きることを望みながら鶴を折っていた事、そして同級生たちの友情を紹介し、「戦争のない平和な世界を作るために、私たちは折り鶴と偵子さんの話を伝えていかなければなりません。そして私は、自分で千羽の鶴を折って、もう一度広島を訪ねて、偵子さんに捧げたいと思います」 と、訴えた。

ちょっと緊張気味で、話のスピードが早かったが、言葉ははっきりしていていいと思った。

1部が終わった後の休憩の時に、応援に来ていた両親と弟、叔母さんとも会い、「ナタリーさんのスピーチはとても良かったですよ」 と褒めてあげた ・・・ もちろんオランダ語で。(みんなは日本語が分からないので、どの程度の出来だったのかも分からないから)

こちらは優勝したサラさん。

「予想外の素敵なところ」 とは ・・・ 彼女は日本が好きで、日本に留学したくて一生懸命、日本語を勉強していたが、日本留学はかなわず、悩んだ末に台湾に留学する事になった。

1年間台湾留学をして、台湾の事も好きになったし、中国語も話せるようになった ・・・ そして、留学先の学校の修学旅行が「日本」という幸運に恵まれて、ついに日本へ行く事が出来た。

台湾の同級生たちは、ショッピングのための日本旅行のようだったが、彼女の視点は違っていた。

「短い期間でしたが、やはり、私が思い描いていた日本は素晴らしかった!」 その思いも強くしたが、「台湾も好きになったし、私はもっと世界のいろんな国へ行きたいと思っています」 と、大きく視野を広げた若者らしいスピーチだった。

スポンサー企業からの副賞の数々 ・・・ ANA、JALもあるよ!

ナタリーさんは審査員奨励賞をいただき、TOYOTAのミシンと参加賞をゲット!
やったー! ファミリーも大喜びだった。

見事、優勝したサラさんは、副賞のブリュッセル・日本往復航空券とジャパンレールパスを手にして満面の笑み。(プレゼンテーターは日本人会会長の三中氏)

全出場者と審査員

優勝したサラさんと、「ベルギー・日本友好15周年記念特別賞」のマロウさん(左)は「ブリュッセル・日本往復航空券」を手にした ・・・ おめでとう!

表彰式の後、別室にて懇親会があった。

おぉ、いいねぇ~、寿司食べ放題!

僕は、ナタリーさんのファミリーと同じテーブルで頂いたが、時々別の出場者とも日本語で話をしてみた。

日本語が上手とは言え、相手をする日本人が独特な話し方をする人であれば、聞いて理解するのは非常に難しいのが日本語である。

今回の審査員の皆さんも良識、学識のある方々だが、出場者に対する質問コーナーでは自分なりの日本語で話すものだから、学習している日本語と違う表現が多く、理解するのに苦しみ、答えに窮する場面が多かった。

だから、アントワープで開かれている「日本語を話そう会」は、いろいろな日本人と会話が出来るいい機会だから、学習者にとってはすごくいいサークルだと思う。

何名かには紹介しておいた。

宴もたけなわではありますが ・・・

え、まだ始まったばかりだろ?
まだ、寿司とビールが残っているよ~

さすが日本人だ、きっちりと終ってケジメをつける。

愚痴を言っちゃいけない、日本人学校の皆様、この度の設営、大変ご苦労様でございました。

僕はひとりで、華やかな所へ繰り出します!

ブリュッセル中央駅に戻ってきて、クリスマスマーケットへ、いざ!

しかしあれだね、ベルギーで連続爆破テロ事件があったのは、今年の3月22日だった ・・・ それからまだ1年も経っていないのに、だいぶ前の事のような気がしている。

ベルギーはまだテロ警戒レベル3を保っていて、駅周辺は兵士が自動小銃を携えて警戒しているし、クリスマスマーケットの人ごみの中でもポリスの姿(制服)を多く見かけた ・・・ 私服ポリスも混ざっている事だろう。

僕はこの日、(爆破テロのあった)ブリュッセル空港駅も経由したし、地下鉄のマールベーク駅も通過したが、もう何事もなかったかのように、平静を取り戻している。

ごった返すクリスマスマーケットの人ごみ、そんな中を歩いてきたので、次回に書きます。

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