ひとり+ワン生活も 2週間が経ち、やっぱり何かが足りないと思ったら、あまり口を開いていない事だった。
話し相手がいないので、食べるとき以外は口を開けない(笑)、Momoちゃんには、話しかけるというよりは「Kom hier!(こっち来い)」「Wacht(待て)」くらいしか言わないからねぇ ・・・ 先週木曜のテニス定例会はお休みだったので、オランダ語での爺さん達との会話もなかったしね。
それで話し相手を探しにアントワープまで行く事にした(笑)
いや、土曜の朝に空を見ると、久しぶりの青空が見えたので「今日は出かけねば!」と思ったからだけどね。
嫁が日本(沖縄)へ行ってからベルギーはほとんど毎日雨だったのだ(沖縄は毎日天気が良くて快適らしい)。
まずはMomoちゃんを外へ連れ出して用足しを済ませる ・・・ そのあと僕の自由時間だ!(Momoちゃんは留守番)
商店街の始まり(Winkelstraat)
久し振りにこのアーチに入ってみるか。
金ぴかのショッピングモール(Stadsfeestzaal)を通過する。
アントワープの土曜朝市(Markt)
この陽射しがきつかったねぇ ・・・ 久し振りに目に入る太陽光線だからだろうか ・・・ いや、きっと、太陽の位置が低いので目に入る角度が正面に近いからだろう。
太陽側に向かっていると、影の部分がほとんど見えないくらいなのだ。
沖縄では季節によって太陽の高さが違うなんて、考えてもいなかったのだけど、ここでは冬になると、極端に太陽の位置が低くなり昼間でも西日状態なのだ。
朝、太陽は出てくるが、昇りきらないうちに沈んでしまう ・・・ みたいな、「おい、冗談じゃねぇよ」 と、最初は思ったものだ(笑)
それぐらい日は短くなる。
色とりどりのフルーツたち ・・・ 大体こういうお店はモロッコ人が経営している。
キノコ専門店に小さいシイタケがあって、「Mini Chiitake」だって!
ハムとソーセージの店。 上にイノシシが!
マーケットも通り過ぎようとしたとき、自転車を押して歩いている若いベルギー人男性に声を掛けられた ・・・ 「Hallo! Lang geleden!」(ハロー、久しぶりだね)
おっと、こんな所でベルギー人の男にオランダ語で声掛けらるとは思いもしなかったので、ビックラこいた ・・・ ベルギー人とオランダ語会話するのはテニス仲間くらいのものだし、「日本語話そう会」のベルギー人たちは日本語で話すんだから。
僕がきょとんとその人の顔を見ていると 「あなたはKatrienのご主人でしょう? メッヘレンの裁判所によく来ていた。 私は裁判所で働いていましたよ、ホントに久しぶりです」 と言う。
あ~、思い出した!
僕が全くオランダ語を話せなかった頃に、彼は窓口にいて、僕はKatrienから渡された紙切れ(オランダ語)を見せて用事をしていた時期だった。
彼は、そんな僕を見下しもせず、とても親切に対応してくれて 「よい週末を!」 とか言って見送ってくれた。
「私は、今はアントワープの裁判所で働いているんです。 ホントに久しぶりに会えて良かった、Katrienにもよろしく伝えてくださいね」
そういえば、この2年くらい彼の姿はメッヘレンの裁判所から消えていたからね、彼の代わりに来た人も親切な女性なので、特に不便もなく、彼の事を思い出す事もなかったが、元気にしている所が見られて僕にとっても良かった。
そうやって、わざわざ声掛けてくれるくらいだから、やっぱりいい人だよねぇ ・・・ 顔も女性っぽくてかわいいんだよ(笑)
ほっこりしたところでビールでも飲むか、と、マーケット近くのいつものカフェ(OUD ARSENAAL)に入ろうとドアを開ると、そこは人の壁が出来ていた ・・・ 超満員で立錐の余地もなく、トイレまでも進めそうになかったのであきらめた。
まぁ、いいか、次へ行こう ・・・ 久し振りに(世界最高のビアカフェと言われる)カフェ・クルミナトールへ行ってみようかな。
そのカフェに行くために、いつもと違う道を歩く。
歩いていると、脇道に見覚えのある画風の壁画を発見!
リール出身のアーティスト、ヨアヒムさんの作品だ!
アントワープでも活躍しているんだねぇ、僕が見ただけでも3ヵ所あるよ。
ふたつの尖塔が美しいネオゴシック様式の聖ヨーリス教会(Sint-Joriskerk)
目的のカフェの開店時間が午後4時で、30分ほど時間があるので、教会内へ入る事にする。
円でも四角でもない柱が特徴的な内部は、やたら天井が高く感じる。
教会の名前にもなっている「聖ヨーリス」像
ドラゴン退治伝説のある聖人である。
飾りのステンドグラスにも、見事にドラゴンを一撃しているヨーリスが描かれている。
さて、そろそろお目当てのビアカフェはオープンしただろう、行ってみるか!
裏通りにある古びた外観でありながら、数年前に有名なビール専門WEBサイトによって「世界最高のビアカフェ」という称号をいただいた、まれにみる名店である。
僕は何度か訪れているが、結構高齢なご夫婦が二人でやっているので、足を向けるたびに「まだやっているだろうか?」という不安は付きまとうが ・・・ どうだろう。
なんと、開いていない!
「閉めます~2017年?まで、手術のため」 と、張り紙がされていた。
あぁ~、ついに健康を害したか~、残念 ・・・ 来年、復帰したら後継者を育てて、引き続き営業して欲しいものだ。
話し相手を求めて来たのだけど、まだ片言オランダ語の会話しかしていない ・・・ まだ先は長いので、いったんここで止めます。
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