18.12.08

野鳥が遊びに来ている

 我が家のアパートのテラスに、野鳥のメーロゥ(Merel=日本名、クロウタドリ)が遊びに来るようになった。
 Katoが、テラスにパンくずを置くようになって久しいのだが、やっと近づいてくれるようになった。この鳥の前方に吊り下げてあるのが、スーパーで買ってきた「野鳥の餌」。

 ベルギーでは、こういう餌を自宅の庭にぶら下げて、野鳥を呼び寄せる趣味の人が多いようだ。

  沖縄にいたイソヒヨドリ(スーサー)に似て、大きさも同じで、割と人に近づく鳥である。真黒だがカラスと違って、ベルギー人にも、愛されている鳥だという。写真のは雌で、雄はくちばしが黄色いのですぐにわかる。

 日本名が「クロウタドリ」とは・・・美しい鳴き声でもするのだろうか?僕の知る限りでは「チェッ、チェッ、チェッ」と泣いているようなんだが、季節が変われば変わるのかな?

 この鳥、普段は木の根元などを、くちばしで掘って、昆虫を探しているようだが、今は寒くて昆虫も表面には居ないんだろう。ますます、人に近づくようになっているようだ。


 このアパートの1階の老夫婦は、毎朝パンくずを庭にばら撒いている。ハトやカラスやメーロゥ等がよく集まる。
 その他にも、メジロの様な小さくて、色のきれいな小鳥も来るが、警戒心が強いので、人影が見えるとすぐ逃げる。

 野鳥と言えば大型もいる。街中を流れる運河(ネーテ川)には白鳥やカモ、ガチョウもいる。カモは特に多いね、池や水たまりのいたる所に生息している。

 面白いのはカモメもたくさんいること。海鳥のカモメはアントワープ港から、川や運河伝いに来ているのだろう、畑に黒いカラスと白いカモメが、一緒に餌をついばんでいる光景をよく見かける。

 ところで今は、クリスマスシーズン。

 人間は良く鳥肉を食べる季節だ、僕がこの間、普通の鶏肉と思って買ってきたのは、ガチョウの肉だった(どうりで大きいと思ったものだ)。


 そして七面鳥のハーブ詰め丸焼とか、スーパーにたっくさん並んでいた。食物連鎖の一環として、平気で食べるか、いくらか他の生命に感謝して無駄なく食べるか。

 僕らは少なくとも、パンくずは野鳥に与え、野菜くずはコンポストでミミズに与えている。

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