タイトルがおっかないけど、後ほど・・・
日曜日、ブルージュの飲み友、Aさんからお誘いがあったので、ブルージュへと向かう。
Lier 駅からBrugge 駅まで、約1時間40分もかかるんだよね・・・遠い距離です。
ベルギーの国鉄を利用するときは大まかに言って、1時間以上かかるところは遠い、20分以内は近い、その中間もある。
「遠い」に分類される場所へ行くには、土日に限らず「Rail Pass」、「中間」は土日なら「Weekend Biljet」平日ならRail Pass、「近い」場所なら「Key Card」を準備すればお得な移動ができる。
(Reil Pass とKey Cad は10回分の回数券)
なので、今回はReil Pass 利用で往復15.40€だった。
(通常料金だと34.00€)
長距離に乗るときはなるべくリラックスしたいので、始発駅であるアントワープ・セントラル駅まで行ってから乗り換えます(ひとつ手前の駅でも乗換可能だけどね、2等席でもいい席に座りたいから)
いい席(2人席で前向き、広い窓)に着いて、長旅の準備・・・飲み物、お菓子、そして時間つぶしのパズル(笑)
あ、この菓子はベルギーのワッフルじゃないよ!
オランダの名物、ストロープワッフルといって薄いワッフル生地2枚の間にキャラメルシロップなどが挟まれていて、腹持ちがいい(笑)
途中、通過駅のゲント駅(Gent-SP)
13:35、予定通りにブルージュに着いて、待ち合わせのAさんと合流、彼の車に乗り西フランダースをドライブする。
西フランダース、平野の風景。
ベルギーの国土は九州より狭いが、山岳地帯が少ないので広大に見える。
西フランダースの西部(フランス国境寄り)は第1次世界大戦の大激戦地域で、さらには第2次大戦でも甚大な被害を受けた地域である。
至る所に戦没者の墓地がある。
その西フランダースのはずれにあるエイゼル川沿いに、ドーデンハング(Dodengang)と言う戦争遺跡がある。
Dodengang とは、「死への入り口・死の歩み」などと訳されると思うが、それだけでも悲惨さがうかがわれる。
第一次大戦の陸上戦闘形式と言うか・・・塹壕を築いての戦い。
ここには広い範囲で塹壕が残されていて、資料館も建てられている。
資料館内部。
ドイツ軍の爆弾。
弾頭に目盛などもあるけど、何なんでしょう?
ベルギー軍の兵器。
このエイゼル川を挟んでドイツ軍とベルギー軍が対峙し、ベルギー軍は左岸に塹壕を築いた。
塹壕
展望台から近くの町ディクスムウデ(Diksmuide)を望む。
砦(塹壕)の中の窓
窓から見える景色
塹壕建設中
命を落とした兵士・・・塹壕に配備された兵士は生きては帰れなかったのだろう。
なので「死への入り口」と言われるようになったのだ。
兵士たち・・・生きて帰ってこられなかっただろう。
塹壕の中を歩く僕(Aさん撮影)、結構な距離を歩きます。
ポピーの花
赤いポピーの花は終戦を象徴する花と言われている。
塹壕を築くために掘り起こされた土から芽を出し、終戦後に多くの花を咲かせたという・・・悲しいようでもあるが、 いまでもこの季節になると胸に赤いポピーの花を挿して歩く人がいる。
エイゼル川を観光船が行く・・・
そのDodengangの塹壕から近い町、ディクスムウデ(Diksmuide)にある博物館(Museum aan de IJzer)も悲惨な戦争の記憶をとどめ、平和学習をするための博物館。
エイゼル川のほとりにある。
街のカフェで1杯飲んで、気を静めてから帰ろう!
こういう場所を見学するのは辛いね、でも過去の現実も見つめなければならない。
沖縄には各市町村・・・各集落までも戦没者の慰霊碑があり、終戦記念日には慰霊祭を執り行っている。
それは沖縄だけの事だと思っていたが、ここベルギーでもやはり各市町村に、第一次、第二次世界大戦の戦没者慰霊碑がある・・・命の尊さは世界共通、人類共通です。
なのに何故、戦争と言う愚かな行為をしてしまったのか・・・
あぁ、神妙になってしまった。
おもしろかったらクリック→
役立つヨーロッパブログ →
人気ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿