金曜日の朝
「とろ~り とろ~とろ 眼が覚める チェックのカーテン越しに ・・・」 というのは僕の好きな拓郎の歌だが、とろとろしてる時間はなく、身支度をして8時15分に家を出る。
駅へ行く途中にある教会の後方で朝焼けが見えた。
オランダ語学校の授業は休みなのだが、学校主催のイベントがあって、それに参加するためにメッヘレン(Mechelen)へ向かうのだ。
なんでも、「タールマルクト(TAAL MARKT)」 ・・・ 「言語の市場」というのだろうか、リールの学校の本校に当たるメッヘレンでイベントが行われ、オランダ語を学ぶ外国人でクラスに関係なく集合して開かれる。
「市場」だから、市場らしく屋台風に店構えをして、5-6人~10人くらいがそれを取り囲んで、店の人とオランダ語でやり取りをするというものである。
もちろん、物を売ったり買ったりするわけではない ・・・ 洋服屋、ヨガ教室、応急処置、メガネ屋、洋裁屋、木工屋、銀行、歯科医院、料理教室 ・・・ などなど27分野があり、生徒が興味のある屋台へ行って、その専門に付いてオランダ語で見たり聞いたりする。
いわゆる「実戦形式でオランダ語の練習をする」場なのである ・・・ お店の人はベルギー人で、それぞれの分野で知識のある人(職人)で、オランダ語のたどたどしい外国人に丁寧に説明できる人たちだから安心して試せる。
開会宣言と、ルールの説明があった後、さっそくイベントが始まった ・・・ ルールは20分単位で、ひとつのお店訪問を終わり、受講したシールをもらって、別のお店へ移動する ・・・ 出来るだけ3つ以上のシールを集めるように頑張ってください、というものだった。
参加者が多くて、結構混んでいる市場になった ・・・ 市場らしくていいぞ~!
料理教室 ・・・ サラダのような、火を使わないメニューで実践していた。
僕はここに目を付けた! 「ハーブ専門店」
初め、僕は受講者の後ろで遠巻きに眺めていたのだが、この女性が僕のところに来て、「あなたもこのお店を選んでいるのですか?」 と聞くので「あ、はい、そうです」と、答えてしまったので、矢継ぎ早に質問が襲ってきた ・・・ まぁ、会話練習の場だからありがたいと思わなければいけない。
(女性)「あなたが使っているハーブはありますか?」僕「リンデンとカモミールを使っています」
(女性)「どんな効果がありますか?」僕「いい眠りにつけます」
(女性)「他には何か使っていますか?」僕「ホップでティーを作って飲みます」
(女性)「どんな効果がありますか?」僕「いい眠りにつけますし、特に女性にはホルモンのためにいいですよ」
(女性)「え、そうなんですか?」と、驚いて、隣にいた専門家の男に聞いたら「確かにそうだよ」と言われて、僕に「あら私は知らなかったわ、あなたは私と趣味が合うようね」だって。
という感じで20分が経ち、音楽がガンガン鳴り、店の移動タイムになった ・・・ 受講した証明になるシールを1枚もらった ・・・ ユーロコインの形をしてるけど、後で何かに引換できるのかな? と、思いつつ、僕はノルマの3つを果たさず、会場から出る事にした。
会場内、暑いんだもの ・・・ 朝、家を出たら外の芝生は霜が凍っている状態で寒かったのに、会場内は暖かくて、人も多い ・・・ ジャンパーを脱いでも、セーターの下は汗ばむくらいだった。
実は最初から「メッヘレンで街歩き」がメインの僕だった ・・・ ただ、予想より早くスタートする事になっただけ。
「街歩き編」は次回に!
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