「言語市場」のあと、というか、市場から途中で抜け出して、久しぶりのメッヘレン街歩き~ぶらり ・・・ 空は青く澄み切っていた。
中世の要塞都市時代の名残りで、ブリュッセルへ向けた門としてあったのだろう、巨大だ ・・・ まだベルギーという国が存在しない16世紀、現在のオランダとベルギーを合わせたネーデルラントという国の首都は、このメッヘレンだったというのだから、輝かしい一時代を築いていたのだ。
さあ、メッヘレンの中心部へ迫って行くぞ~
と、気負う事はない、たくさんのハートに出迎えられるのだから ・・・ やっぱりバレンタイン商戦展開中か?
はーと、はーと ・・・ 悪い気はしないね。
メイン通りから少し外れて会いに行ったのはベートーヴェン少年。
このブログでは何回も紹介しているが ・・・
ベートーヴェン少年が向かい合っているのは、メッヘレン生まれの祖父である ・・・ 祖父の家はこの辺りにあったらしい。
川を挟んで、旧魚市場の建物と聖ロンバウツ大聖堂の鐘楼が見える。
今は閉まっている古い魚屋
久しぶりなので、中に入ってみようか!
入ってすぐ右手の祭壇には有名なファン・ダイクの「十字架のキリスト」という祭壇画がある。
主祭壇側から見た後方のパイプオルガン。
ステンドグラスも美しい。
普段はホール一杯に椅子が並べられているが、何故か椅子が片付けられ、床面が目立つ。
椅子がなく、ガランとした光景を見るのは初めてだった。
説教台
ステンドグラスの大作
教会の鐘の組鐘で音楽を演奏するカリヨンはフランダース地方が有名だが、その中でも発祥の地と言われるのがメッヘレンで、この聖ロンバウツ大聖堂の鐘である ・・・ 塔の高さ97m、総重量38t、王立カリヨン学校もこの街にある。
さて、裏道小道を通り抜けて街歩きを続けよう~、修道院の「小ベギンホフ」
ベートーヴェンの祖父が洗礼を受けたという教会(Sint-Katelijnekerk)。
もうひとつの修道院、大ベギン会修道院(Groot Begijnhof)にやって来た。
石畳の小道に白い壁 ・・・ その先に見えるものは ・・・
白い煙突 ・・・ ビール工場の ・・・
ビール工場の裏門は修道院の先にあるのだ!
普段はドアは開いてないのだが、開いているのでここから入る事にした。
古い木の樽が並べられている。
工場敷地内。
僕は何も、工場見学をするためにここへ来たのではない。
敷地内に併設されているカフェで、生ビールを飲むためにやってきたのだ!
ヘット・アンケル醸造所のグーデンカロルス・クラシック ・・・ もちろん、不味いはずはない。
若干、お昼前ではあったが、結構お客さんは入っていて、紅茶やコーヒー、もちろんビールを飲んでいる人もいる。
2杯目はブロンドのルシフェ ・・・ グラスが変わっているので頼んでみた ・・・ これもうまい!
この会社はウイスキーも作っている。
このグラスのデザインもいいなと思ったが、注文はしなかった。
お昼時になると、さっきまでコーヒーを飲んでいた人たちや、新たに入って来た人たちが食事を注文し出したので、ビールだけ飲んでひとりで座っているのも、居心地悪くなって ・・・ まあ、帰らなきゃならない時間でもあったし、出る事にする。
おっちゃんに勘定を頼んだら「3.80ユーロね」と言われたが、「僕は2杯飲んだよ」と正直申告して「あ、なら5.6ユーロです、ありがとう、あなた、別の人がサーブしてチェックするのを忘れていたんだよ」 ・・・ と、ビールを飲んだ後は気持ちが大らかになるのだった。
土産品も売っている ・・・ スーパーと同じくらいの値段、もちろん同社の製品は勢揃いしている。
重いからねぇ~、街歩き~ぶらりの僕には荷が重すぎるので買わないよ。
また、小道を歩いて帰りましょうか ・・・ 車は一方通行でしか通れない小道だが、建物は立派だ。
市庁舎とフロートマルクト。
駅の反対側に醸造所があるので、いったん中心まで戻ってから駅へ向かう ・・・ 約20分ほどかかる。
最新の駅ではないメッヘレン駅
ただ今、となりに新駅を建設中か、大工事をしている。
という事で、メッヘレン観光 ・・・ 2時間半くらいの街歩きでした~!
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