スモワ河畔 ブイヨンの町

ベルギー南部ワロン地方リュクサンブール（Luxembourg）州にあるブイヨン（Bouillon）

山岳地を蛇行して流れるスモワ川の両岸に町を形成している。

 フランス国境まで直線距離で3㎞程。
僕らが宿泊したベルギー国内のラ・フォレ（Laforêt）村から、この町に来るルートはいったんフランス国境を越えてからベルギー領に戻ってくるルートだった。

その時に丘の上にある、ブイヨン城の下を貫通しているトンネルを通り抜けて、スモワ川を渡る橋の名は「フランス橋」だった。

東へ50㎞ほど行けばルクセンブルグ大公国となる。

第1回十字軍の総大将だったアルデンヌ公5代目、ゴッドフロワ・ド・ブイヨン伯の居城だったが、彼の死後はフランスとオランダが争奪したというブイヨン城。
交通の要衝にあったためと言われている。

第1回十字軍遠征で、キリスト教軍が聖地エルサレムを奪回し、エルサレム王国を建国しブイヨン伯が初代国王になった事はこの町の誇りだろう。

当時ベルギーと云う国は存在しなかったが、現在のベルギー王国でも彼は英雄であり、ブリュッセルの王宮近くにあるロワイヤル広場の真ん中に「ブイヨン伯の騎馬像」が堂々と建てられている。

 ブイヨン城の下に密集する街並みと　・・・

スモワ川を挟んで対岸に密集する街並み。

城側の町に尖塔が見えるのは、聖ピーターとポール教会（Eglise des Saints Pierre et Paul）

川岸に黄色いBOX発見！
犬の絵があり、よく見たら下の穴からビニール袋が取り出せるようになっている　・・・　犬のウンチ袋サービスだ。

犬にやさしい町と言うか　・・・　「マナーを守りましょう！」　という、飼い主への警告のようにも受け取れる　・・・　僕はいつもジーンズの後ろポケットに2枚以上の袋を折りたたんで持っています。

河畔のホテル　・・・　5年前に「4姉妹珍道中御一行様」がお泊りになったホテルだ。

休憩で、河畔のカフェに入りビールでのどを潤す　・・・　フランダースではほとんど見られない銘柄と思ったら、ルクセンブルグのビールだった。

壁に変わった形のビールグラスの写真があったので、飲んでみることに　・・・　ビールの名「La Corne」は「角：ホルン」と言う意味で、確かにその形だが　・・・　どうやって飲むんだろ？

店のマスターに聞いてみた　「ここを、こうやって持つんだよ」　と教えてくれた。

 なるほど、こうだ！　～～　グイッと飲む！

いやいや、濃いビールなので、チビチビ飲むのだ、こういうビールは　・・・　アルデンヌの森の醸造所で造られているらしい。

うまいビールだったよ。

河畔の芝生で遊ぶMomo太郎コンビ

裏道、普通の家

地ビールも飲んだし、僕は満足した～（笑）

帰ろうか～　・・・　と言いつつ、途中でスーパーマーケットに立ち寄り、家へのお土産兼、今晩のビールとしてワロン地方のビールを数本買い求めるのだった。

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