8.12.15

テロ脅威度(レベル3)を歩いてみた

「テロ脅威度(レベル3)」はベルギー全土で続いているので、自分の住む町だって、その適用範囲なのだが、田舎町リールではテロの脅威はほとんどないと思っています。

なので、タイトルは人の多く集まる都会、アントワープへ行ってきた事のレポートです。

レポートってほどでもない、普通に歩いて用事を済ませ、ちょいと中心部まで行って戻ってきただけの事。

ま、でも、パリでのテロ事件後、アントワープの中心部へ行くのは初めてだった。

12月7日(月)午後3時半、中央駅に到着後、旧市街の中心部へ歩いて向かう。

と、いきなり軍用車両が広い歩道の上にドンと停められているではないか!
兵士が物々しく動いているのかと思いきや、周りには兵士も警察もいない ・・・ ひょっとして展示車両?

 ショッピングストリートへ入って行く。

月曜日の午後にしては人出は多いんじゃないだろうか ・・・ ま、12月だからね。
警察車両のパトロールが、割と短い間隔で回ってくる ・・・ ニュースによると、私服警察も紛れ込ませているというから、犯罪者からすれば下手に行動は出来ないと思う。

イスラム系と思われる人も普通に歩いている ・・・ イスラム系の人は警察から警戒されていて、この間は自分の自転車の鍵を開けようとして、手こずっていたら、盗人に間違えられて一時拘束されるという、誤認事件も起きていて「人種差別問題」が起きつつある。

そういえば、イスラム系女性の外見で目を引く、被り物のスカーフ(ヒジャブ)は、いつもより数が少なかったかな ・・・ ひょっとしたら、そういった問題で、一時的に被るのを止めている人もいるのかもしれない。

KBC(銀行)タワー
1931年に完成した欧州初の超高層ビルとして知られている(高さ87.5m)

 カロルス・ボロメウス教会

 さて、用事と言うのは、いつもお世話になっている「カフェ・クイントンマセイス」店内のクリスマスデコレーションを手伝う事だった。

テロ事件が起きるはるか前から、予定を拘束されていたので「不要不急の外出は避けよ」という、日本大使館からの忠告に背いて、行かなければならなかったのだ(笑)

今年は、マイナーチェンジして、赤色のボールやリボンを止めて、暖色系のボールとリボンに取り替え「大人のイメージにする」という事らしい ・・・ そう言われるとそう見えるが、聞かなければ普通に納得する美しさです(笑)

僕以外にもアルバイトの学生も手伝いに来ていた ・・・ 「高い所に上るのは若者に任せよう」 と、言う事で今回、僕は棒を持って、イルミネーションの高さ合わせ係 ・・・ 楽ちん楽ちん、前回までは天井近くまでハシゴで上る役目だったのだ。

 完成後、ご褒美のビール ・・・ なん杯飲んだ事やら ・・・ いや、作業中から飲んでいた(-_-;)

学生手伝いのKくんが 「お腹がすいた~」 と訴えたので、営業外にもかかわらず、名物ドライカレーを作って出してくれたるマダムQさんだった。

これは僕が2-3日前に、自宅で真似して作ったもの ・・・ なかなかの出来じゃないか(外見はね) ・・・ 本家のは、ご飯にも少し味が付いているみたいだ。

さてさて、ビールも飲んだし、家に帰る前に広場のクリスマスムードでも楽しんでくるか~! ってんで、カフェを出てひとり歩きを始める。

市庁舎前のフロートマルクト
おぉ、今年はまた、奇抜なオブジェがあるじゃないか!

竹で組まれたトンネル内を歩ける ・・・

トンネルから見た市庁舎

 大聖堂の鐘楼は赤でライトアップされている。
QMカフェのマダムQさん曰く 「今年のアントワープは赤をイメージカラーにしているんじゃないかしら」 と、言う事らしい。

月曜日はクリスマスマーケットはお休なので、小屋は開いていない。


夜のブラボー、ギルドハウス群が美しい。

 大聖堂もきれいだねぇ~

大聖堂の前にある「キリスト生誕小屋」

今年はこれも変わっている!
ちょっとコミックスな感じの人形たちだ。

ルーベンス像のあるフルン広場にスケートリンクが出来ていた ・・・ 月曜日はクリスマスマーケット自体が「休業日」という事で、滑っている人はいない。

 では、商店街イルミネーション探検はじめ ・・・
(Hoogstraat)

ドリス・ヴァン・ノッテンの店(Nationalestraat)
やはり、カラーは赤か?

ヴァン・ノッテンのモードパレス

リボンが、やはり赤(Kammenstraat)




(Schuttershofstraat)

アントワープ中央駅に戻ってきました。

 午後10時過ぎ

昼のような賑わいがない午後10時過ぎ、ホームのロビーでは軍服姿の兵士2名が自動小銃を持って警戒している。

写真を撮っていのかなぁ ・・・ ギロッと睨まれたら怖いなぁ ・・・ なんて思いつつ、後ろ向きになったところでワンショット!

なんだかね、銃を持っている相手に、カメラのレンズを向けて狙いを定めるというのは、スナイパーになった気分で、妙にスリルがある ・・・でも、睨まれたら怖い。

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