久し振りに首都ブリュッセルへ行く事になった。
Momoちゃんは連れていけないので、早めに十分に時間をかけて散歩をして、出すものはすべて出させて(笑)、家に残して一人で出かけた。
リール駅からブリュッセルまでは電車で、1回乗り継ぎがあって約50分ほどの時間が掛かる(週末割引で往復8EUR)。
Antwerpen-Berchem駅で乗り換え ・・・
前日にネットで乗り換えを調べて、メモしてあった紙 ・・・ レシートの裏側に書いてあるのだけど ・・・ なんと、この紙を家に忘れて出てきてしまっていた!(笑)
ま、よくある事なので、慌てはしない ・・・ 書いた事によって、頭の中にも刻み込まれているのだ(スゴイネ我ながら)
オランダから来た国際列車に乗って、ブリュッセル国際空港を経由してのブリュッセル入りだった。
以前は空港経由ではなかったはずなのに、何時からそうなったのだろう?
ブリュッセル中央駅に着いたら、地上に出てきてしまった、メトロに乗らなければならないのに ・・・ 滅多に乗らないので、どこに入り口があるのかわからなかったのだ(笑)
でまあ、地下に潜る入り口を見つけたので、地下道からメトロの通っている穴を見つけた。
はい、Beaulieu という駅で降りて、地上に出てくると、すぐにそれ(学校)らしい建物が見えたので、そこを目指すと ・・・
見事に、目的地「ブリュッセル日本人学校」 到 着!
3年ほど前に来た事があるが、あの時はKatrienが一緒で車で来たので、メトロで来るのは初めてなのだ。
厳重にフェンスが閉じられているが、門番がいたので「日本語スピーチコンテストを見に来たのですが」と、伝えると、すぐに開けてくれた。
そう、ブリュッセルに来た目的は、この学校で開かれる「日本語スピーチコンテスト」に出場するナタリーさんという人を応援するためだった。
2年ほど前に、Katrienが日本語教師をしていた時の教え子で、彼女がスピーチする日本語の文章を僕が添削していたので、ぜひ頑張ってほしいと思っていたのだ(Katrienが今、沖縄に居るので代役という事でもある)。
来賓の挨拶を述べる「在ベルギー日本国大使館、特命全権大使」の石井氏 ・・・ 初めて大使にお目にかかった(笑)
優しそうな感じの方だったね、7-8年前の大使はいかにも堅物そうな方(外観)だった。もちろんお話をした事はなかったけれど。
5番目のスピーカー、ミスター・タンギーのタイトルは「沖縄の怪物」 なんと、沖縄で怪物に出会ったというのか?
話を聞いてみると、沖縄で観光していたら雨が降ってきたので、木の下に避難した ・・・ すると、頭の上には大きな蜘蛛が3匹いて、動き出したので、ギョッとしたらしい。
(たぶん、日本最大の蜘蛛オオジョロウグモだったのだろう)
そして安いホテルで、部屋の窓を開けると、蜘蛛が落ちてきて部屋の中を這いずり回った。
(イエグモも大きいのがいるからねぇ)
一緒にいた仲間が「捕まえて、外に出して」 と言っていたが彼は叩いて殺してしまったそうだ ・・・ そして夜、寝ていたら夢を見て、多くの蜘蛛に襲われてとても怖い思いをしたという。
「だから私は、これからは小さな虫でも殺さないようにします」 と、いう事で〆た。
はい、あまり迫力はなかったけど、内容は良く伝わりました。
そして7番目に登場したのが僕が応援するナタリーさん。
タイトルは「折り紙は平和の象徴」 ・・・ 広島にある「原爆の子の像」のモデルになった偵子さんの事を紹介し、被曝して12歳で白血病になり、病院に入院してからは生きることを望みながら鶴を折っていた事、そして同級生たちの友情を紹介し、「戦争のない平和な世界を作るために、私たちは折り鶴と偵子さんの話を伝えていかなければなりません。そして私は、自分で千羽の鶴を折って、もう一度広島を訪ねて、偵子さんに捧げたいと思います」 と、訴えた。
ちょっと緊張気味で、話のスピードが早かったが、言葉ははっきりしていていいと思った。
1部が終わった後の休憩の時に、応援に来ていた両親と弟、叔母さんとも会い、「ナタリーさんのスピーチはとても良かったですよ」 と褒めてあげた ・・・ もちろんオランダ語で。(みんなは日本語が分からないので、どの程度の出来だったのかも分からないから)
こちらは優勝したサラさん。
「予想外の素敵なところ」 とは ・・・ 彼女は日本が好きで、日本に留学したくて一生懸命、日本語を勉強していたが、日本留学はかなわず、悩んだ末に台湾に留学する事になった。
1年間台湾留学をして、台湾の事も好きになったし、中国語も話せるようになった ・・・ そして、留学先の学校の修学旅行が「日本」という幸運に恵まれて、ついに日本へ行く事が出来た。
台湾の同級生たちは、ショッピングのための日本旅行のようだったが、彼女の視点は違っていた。
「短い期間でしたが、やはり、私が思い描いていた日本は素晴らしかった!」 その思いも強くしたが、「台湾も好きになったし、私はもっと世界のいろんな国へ行きたいと思っています」 と、大きく視野を広げた若者らしいスピーチだった。
スポンサー企業からの副賞の数々 ・・・ ANA、JALもあるよ!
ナタリーさんは審査員奨励賞をいただき、TOYOTAのミシンと参加賞をゲット!
やったー! ファミリーも大喜びだった。
表彰式の後、別室にて懇親会があった。
おぉ、いいねぇ~、寿司食べ放題!
僕は、ナタリーさんのファミリーと同じテーブルで頂いたが、時々別の出場者とも日本語で話をしてみた。
日本語が上手とは言え、相手をする日本人が独特な話し方をする人であれば、聞いて理解するのは非常に難しいのが日本語である。
今回の審査員の皆さんも良識、学識のある方々だが、出場者に対する質問コーナーでは自分なりの日本語で話すものだから、学習している日本語と違う表現が多く、理解するのに苦しみ、答えに窮する場面が多かった。
だから、アントワープで開かれている「日本語を話そう会」は、いろいろな日本人と会話が出来るいい機会だから、学習者にとってはすごくいいサークルだと思う。
何名かには紹介しておいた。
宴もたけなわではありますが ・・・
え、まだ始まったばかりだろ?
まだ、寿司とビールが残っているよ~
さすが日本人だ、きっちりと終ってケジメをつける。
愚痴を言っちゃいけない、日本人学校の皆様、この度の設営、大変ご苦労様でございました。
僕はひとりで、華やかな所へ繰り出します!
ブリュッセル中央駅に戻ってきて、クリスマスマーケットへ、いざ!
おもしろいベルギーブログはこちら→
Momoちゃんは連れていけないので、早めに十分に時間をかけて散歩をして、出すものはすべて出させて(笑)、家に残して一人で出かけた。
リール駅からブリュッセルまでは電車で、1回乗り継ぎがあって約50分ほどの時間が掛かる(週末割引で往復8EUR)。
Antwerpen-Berchem駅で乗り換え ・・・
前日にネットで乗り換えを調べて、メモしてあった紙 ・・・ レシートの裏側に書いてあるのだけど ・・・ なんと、この紙を家に忘れて出てきてしまっていた!(笑)
ま、よくある事なので、慌てはしない ・・・ 書いた事によって、頭の中にも刻み込まれているのだ(スゴイネ我ながら)
オランダから来た国際列車に乗って、ブリュッセル国際空港を経由してのブリュッセル入りだった。
以前は空港経由ではなかったはずなのに、何時からそうなったのだろう?
ブリュッセル中央駅に着いたら、地上に出てきてしまった、メトロに乗らなければならないのに ・・・ 滅多に乗らないので、どこに入り口があるのかわからなかったのだ(笑)
でまあ、地下に潜る入り口を見つけたので、地下道からメトロの通っている穴を見つけた。
券売機があるのだけど、使い方がよく分からない(メンドクサイ)から、窓口で暇そうにしているおっさんに「チケット2枚ちょうだい」と言って買った(4.2か4.4EURだったか)、往復分ね。
実はこのチケットの使い方も良く分からない、何しろベルギーは改札口がないので、ぼんやりしていたら、そのまま乗って、目的地に着いたらそのまま降りて出てくる事が出来る(どうやら僕はチケットのチェック機を見逃して、無賃乗車状態で乗っていたようだ)(笑)
(アントワープは車内にチェック機があるが、ブリュッセルはホームに入る手前にあるらしい)
メモを忘れていたが、5番線に乗って終点から3番目くらいで降りる、駅名はBeau・・・なんとかって覚えていたので、路線図を見たらすぐに分かった。
見事に、目的地「ブリュッセル日本人学校」 到 着!
3年ほど前に来た事があるが、あの時はKatrienが一緒で車で来たので、メトロで来るのは初めてなのだ。
厳重にフェンスが閉じられているが、門番がいたので「日本語スピーチコンテストを見に来たのですが」と、伝えると、すぐに開けてくれた。
そう、ブリュッセルに来た目的は、この学校で開かれる「日本語スピーチコンテスト」に出場するナタリーさんという人を応援するためだった。
2年ほど前に、Katrienが日本語教師をしていた時の教え子で、彼女がスピーチする日本語の文章を僕が添削していたので、ぜひ頑張ってほしいと思っていたのだ(Katrienが今、沖縄に居るので代役という事でもある)。
来賓の挨拶を述べる「在ベルギー日本国大使館、特命全権大使」の石井氏 ・・・ 初めて大使にお目にかかった(笑)
優しそうな感じの方だったね、7-8年前の大使はいかにも堅物そうな方(外観)だった。もちろんお話をした事はなかったけれど。
話を聞いてみると、沖縄で観光していたら雨が降ってきたので、木の下に避難した ・・・ すると、頭の上には大きな蜘蛛が3匹いて、動き出したので、ギョッとしたらしい。
(たぶん、日本最大の蜘蛛オオジョロウグモだったのだろう)
そして安いホテルで、部屋の窓を開けると、蜘蛛が落ちてきて部屋の中を這いずり回った。
(イエグモも大きいのがいるからねぇ)
一緒にいた仲間が「捕まえて、外に出して」 と言っていたが彼は叩いて殺してしまったそうだ ・・・ そして夜、寝ていたら夢を見て、多くの蜘蛛に襲われてとても怖い思いをしたという。
「だから私は、これからは小さな虫でも殺さないようにします」 と、いう事で〆た。
はい、あまり迫力はなかったけど、内容は良く伝わりました。
そして7番目に登場したのが僕が応援するナタリーさん。
タイトルは「折り紙は平和の象徴」 ・・・ 広島にある「原爆の子の像」のモデルになった偵子さんの事を紹介し、被曝して12歳で白血病になり、病院に入院してからは生きることを望みながら鶴を折っていた事、そして同級生たちの友情を紹介し、「戦争のない平和な世界を作るために、私たちは折り鶴と偵子さんの話を伝えていかなければなりません。そして私は、自分で千羽の鶴を折って、もう一度広島を訪ねて、偵子さんに捧げたいと思います」 と、訴えた。
ちょっと緊張気味で、話のスピードが早かったが、言葉ははっきりしていていいと思った。
1部が終わった後の休憩の時に、応援に来ていた両親と弟、叔母さんとも会い、「ナタリーさんのスピーチはとても良かったですよ」 と褒めてあげた ・・・ もちろんオランダ語で。(みんなは日本語が分からないので、どの程度の出来だったのかも分からないから)
こちらは優勝したサラさん。
「予想外の素敵なところ」 とは ・・・ 彼女は日本が好きで、日本に留学したくて一生懸命、日本語を勉強していたが、日本留学はかなわず、悩んだ末に台湾に留学する事になった。
1年間台湾留学をして、台湾の事も好きになったし、中国語も話せるようになった ・・・ そして、留学先の学校の修学旅行が「日本」という幸運に恵まれて、ついに日本へ行く事が出来た。
台湾の同級生たちは、ショッピングのための日本旅行のようだったが、彼女の視点は違っていた。
「短い期間でしたが、やはり、私が思い描いていた日本は素晴らしかった!」 その思いも強くしたが、「台湾も好きになったし、私はもっと世界のいろんな国へ行きたいと思っています」 と、大きく視野を広げた若者らしいスピーチだった。
スポンサー企業からの副賞の数々 ・・・ ANA、JALもあるよ!
ナタリーさんは審査員奨励賞をいただき、TOYOTAのミシンと参加賞をゲット!
やったー! ファミリーも大喜びだった。
見事、優勝したサラさんは、副賞のブリュッセル・日本往復航空券とジャパンレールパスを手にして満面の笑み。(プレゼンテーターは日本人会会長の三中氏)
全出場者と審査員
優勝したサラさんと、「ベルギー・日本友好15周年記念特別賞」のマロウさん(左)は「ブリュッセル・日本往復航空券」を手にした ・・・ おめでとう!
表彰式の後、別室にて懇親会があった。
おぉ、いいねぇ~、寿司食べ放題!
僕は、ナタリーさんのファミリーと同じテーブルで頂いたが、時々別の出場者とも日本語で話をしてみた。
日本語が上手とは言え、相手をする日本人が独特な話し方をする人であれば、聞いて理解するのは非常に難しいのが日本語である。
今回の審査員の皆さんも良識、学識のある方々だが、出場者に対する質問コーナーでは自分なりの日本語で話すものだから、学習している日本語と違う表現が多く、理解するのに苦しみ、答えに窮する場面が多かった。
だから、アントワープで開かれている「日本語を話そう会」は、いろいろな日本人と会話が出来るいい機会だから、学習者にとってはすごくいいサークルだと思う。
何名かには紹介しておいた。
宴もたけなわではありますが ・・・
え、まだ始まったばかりだろ?
まだ、寿司とビールが残っているよ~
さすが日本人だ、きっちりと終ってケジメをつける。
愚痴を言っちゃいけない、日本人学校の皆様、この度の設営、大変ご苦労様でございました。
僕はひとりで、華やかな所へ繰り出します!
ブリュッセル中央駅に戻ってきて、クリスマスマーケットへ、いざ!
しかしあれだね、ベルギーで連続爆破テロ事件があったのは、今年の3月22日だった ・・・ それからまだ1年も経っていないのに、だいぶ前の事のような気がしている。
ベルギーはまだテロ警戒レベル3を保っていて、駅周辺は兵士が自動小銃を携えて警戒しているし、クリスマスマーケットの人ごみの中でもポリスの姿(制服)を多く見かけた ・・・ 私服ポリスも混ざっている事だろう。
僕はこの日、(爆破テロのあった)ブリュッセル空港駅も経由したし、地下鉄のマールベーク駅も通過したが、もう何事もなかったかのように、平静を取り戻している。
ごった返すクリスマスマーケットの人ごみ、そんな中を歩いてきたので、次回に書きます。
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2 件のコメント:
お久しぶりです。ルーバンの赤かっぱです(これでお分かりいただけるでしょうか)。9月の話そう会ではアントワープの日本語クラスの状況をいろいろお聞かせ頂きありがとうございます。
スピーチコンテスト、行かれていたんですね。私は子供の行事があり行けませんでしたが、カトリーヌさんの教え子の方も賞をいただけたそうで良かったですね。
あの沖縄のクモの話をしたのは私の教え子です。質疑なしのグループで航空券をゲットした女の子もそうですが、こちらからは計四名が参加していました。みんなよく頑張ったと思います。
もう帰国の準備でお忙しいかと思いますが、また一度どこかでお会いできれば光栄です。奥様にもよろしくお伝えください。
赤カッパさん、久しぶりです。
会場にあなたがいるのではないかと見回していたのですが、見えないと思ったら、いなかったんですね(笑)
そう、ルーバンの生徒が多かったように思いました。
沖縄のクモの話をしたTanguyさんには声掛けましたよ「僕は沖縄の人ですけど」と・・・
Malouさんも良かったですね!
僕の帰国は3月末に変更になったので、また機会を作ってお会いしましょう。
12月の「日本語を話そう会」は10日(土)です。
教え子さんたちも連れて、ぜひご参加ください。
「話そう会」が終わったら、みんなでアントワープのクリスマスマーケットに繰り出す予定です。
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