リール市のクリスマスマーケットは、12月16日から3日間の週末だけ開かれる。 まぁ、田舎町だからね、観光客が押し寄せるわけでもないので、それ位がちょうどいい。
初日の金曜日、Momoちゃんを連れて、まずは下見!
静けさを装う街の佇まい ・・・
時計台、ジンメルの塔の側面の仕掛け窓。
(4体の人形がそれぞれ1個ずつの鐘を叩く)
リールのクリスマス ~ ヒツジの町のリールにはトナカイがいないので、やはりヒツジが代役を務めている(笑)
牢屋の門から差す夕陽 ・・・ マーケットは5時スタートだ。
市庁舎
市庁舎の横には恒例の「キリスト降誕小屋」(かわいいレンガの家)
リール市のキリスト降誕小屋はユニークである。
中に入りる事が出来て、そこは酒場になっている(笑)
その酒場には等身大の人形たちがいて、それぞれリール市出身の歴史的有名人たちだそうである ・・・ そして、隠されたスピーカーからリール訛りのフラマン語で昔話を語りかけてくる。
奥の方に女性が赤ちゃんを抱いて座っているが、それがマリアとイエスを表しているらしく、その向かいに座っているのがヨゼフだが、その人はリールの有名人のひとり、小説家のティンメルマンス氏が扮している。
クリスマスの時期、キリスト教国なら小さな町でも「キリスト降誕小屋」を設置するが、その内容は家畜小屋の飼い葉桶で生まれたイエス、マリアとヨゼフ、東方から駆け付けた3人の王様(博士)、ヒツジやロバ、牛などが主な登場人物だが、リール市の小屋は極めてユニークと言える。
クリスマスマーケット Brussel(豪華な降誕小屋)
クリスマスマーケット Antwerpen(普通の降誕小屋)
ちなみに、わが家の「キリスト降誕」フィギアセット ・・・ クリスマス前なので、イエスはまだ生まれていない(笑) (これがスタンダードなものである)
さてさて、夜になって、Momoちゃんは家に置いてきて、今度はKatrienと連れだってマーケットへ繰り出した。
夜になると大勢の人々がマーケットの夜を楽しみに来ていた。
あの「キリスト降誕小屋」の前にあった屋外ストーブには火が入れられ、それを囲んで暖をとり休む人々 ・・・ 周りはホントに暖かかった、うん!
ベギナージュの女性たち
ベギン会修道院の修道女であるが、もちろん現在は本物はいないので、それに扮して修道院内で別の活動をするグループがイベントの宣伝をしているのだった。
どんぐり通り(Eikelstraat)を歩いて時計台のある広場へ向かう。
雪が ・・・
雪の滑り台!
そりに乗って遊ぶのは子供たちだけと思ったが、高校生くらいの若い子や大人にも人気のアトラクションとなっていた(笑)
1回1ユーロ(7回5ユーロ)
???
天に吊り下げられた食卓!(レストランの前)
ひと通り歩いて、暖房のあるテント小屋に入り、ふっと一息 ・・・ 飲むのはもちろん、温まるグリューワイン!
僕は寒くてもビール党だけど、雰囲気のためにグリューワインに付き合う(笑) しかし、これが常識なのか、この場所のメニューにビールはなかった。
「ビールは店の中に入って注文してくれ」 かも?
地元の人たちは、4-5人のグループ行動が多く、テーブルを囲んでワインやCAVAをボトルで取ってワイワイやってるのが多い。
まぁ、なにしろ田舎のマーケット、多くの人は徒歩で来ていると思うので、思いっきり飲めるというものである。
僕らも数名の知り合いに出会ったが、地元の人なら顔見知りの人に出会うのはもっと多いだろう、そんな楽しみ方が、いかにもアットホームなマーケットという雰囲気を作り出しているのだと思う。
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