8月25日(日)Katrienのテニストーナメント決勝戦があって、コーチ役として一緒に出かけた ・・・ ちょっと遠い地域で、車で50分ほど掛かる場所。
リンブルク州の田舎のクラブで、こんなクラブ・ハウス ・・・ この日は朝から雨で、インドアーコートのないこのクラブでは場所移動が必要。
場所移動したクラブももちろん外のコートは水溜りだが、屋内6面のコートがあった。
クレー色のカーペットに砂の撒かれたコート ・・・ ベルギーにはよくある。
「今日の相手は、自分たちのクラスより上の人にも勝っている強い人なので、簡単に負けるかもしれないが悔いのない試合をして、今季の最後の試合にしたい」 と、言っていたKatrienだったが、
「いや、0-6で第1セットを失ったとしても、試合の流れは変わることがあるから決してあきらめないで、粘って、拾って返して、自分の力を引き出すんだ ・・・ 自分のベストのプレーが出来れば勝てるはずだよ」
「4ゲーム目までは、ウィナーを決めようとしないで、できるだけ繋いで長いラリーをするように・・・その中で自分の感覚を掴んでいけ」
と、指示していた ・・・ 屋内コートではコートサイドに行けないので、声を出しての応援はできないので、事前に伝えておいた ・・・ 後はもう、「がんばれ!」 と、遠くから祈るしかない。
Katrienの試合の応援に行ったときは、コーチ料として、「1セットに付きビール1杯」 が、お約束なので、ビールを飲みながら観戦する ・・・ 残念ながら試合は一番奥のコート。
第1セット出だし、僕の指示通り、つなぐテニスをするKatrienだが、そのボールが甘く、強い相手のフォアハンドで何度もウィナーを決められ、なかなかラリーが続かない ・・・ 加えて相手サーブも角度をつけての速いサーブにタイミングが合わず、何度もエースを決められた ・・・ これはいかん!
僕は内心 「これは難しい相手だ、しかし、フォアのウィナーはほとんどフォアクロスにしか打てないから、最初から右寄りに守ればなんとかなるはずだが・・・」 と、思っていたが、なかなかそうも行かず、あっという間に0-5と一方的にリードされた ・・・ しかし、第6ゲームで、僕が思っていたことを実行し始めたKatrienが、本当の粘りを発揮し始めた!
4度くらいのジュースの後、やっと1ゲームを奪い1-5とし、第7ゲームは5度くらいのジュースと粘った後、相手に取られて1-6で第1セットを失ったが、第2セットの第1ゲームを取った。
さあ、ここで僕が言った「試合の流れは変わるから・・・」を思い出してくれ!
第2セット、1-1,2-1,3-1,3-2,4-2,5-2,5-3,6-3 ・・・ こんな流れで喰い付こうとする相手を振りきって奪取した!
相手はKatrienよりひと回り以上若かったが、スタミナ切れの症状が出てきて、足が動かず、強烈なサーブも、鋭いフォアハンドウィナーもミスを連発 ・・・ Katrienは本領発揮で、粘るテニス、甘い球にはすかさずウィナーを決める鋭いショットを連発!
第3セット出だしで勝負あり ・・・ 6-1 で勝利! 優勝!
Katrien、自分で決めていた最終戦を最高の形で締めくくった。
他クラブへ移動しての決勝戦だったが、主審を務めた男性が 「このトーナメントの主催クラブでは、フィナーレ・レセプションが始まっていますよ」 との事だったので、主催クラブへ向かう。
フィナーレ・レセプション風景 ・・・ だいたいどこのクラブでもそうだが、和気あいあい、ちょっとしたおつまみや飲み物が振る舞われる ・・・ 僕はビール4本ほど飲んだか、フリッツも無料だった。
Katrienと対戦した女性は、一緒に懇親しているとき、Katrienに 「あなたが上だと感じていました」 と、敗戦を認めた ・・・ ベルギー人に、なかなかそういうことを言う人はいない ・・・ 普通、なにか言い訳を言うのだが ・・・ いい子だった。
2 件のコメント:
カトさん、がんばりましたね。おめでとう!シングルスの試合に出ること自体、尊敬です。
私も今日、ちづちゃんとダブルスの試合です。今季最後の試合、がんばってきます!
Toshiko
Toshikoさん、ありがとうございます!
自分で言うのも何ですが、本当に素晴らしい勝利でした。
そして、Tohikoさん、Chizukoさんペアも初戦に勝利したんですね、優勝目指してがんばってください!
Chizukoさんには先日、特訓を施したので成果が出ると思います(笑)
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