19.11.14

Okinawa 7日目

沖縄滞在7日目(土)
 相変わらず天気には恵まれて、部屋から朝陽を眺める。

沖縄県立博物館・美術館へ行ってきた。
僕とKatrienは、ここへ来るのは初めてであった ・・・ 僕の兄が「沖縄の海底遺跡についての講演会があるから行くが、同時刻に「沖縄の紙漉き」についての講演会もあるのだけど、いっしょに行くか?」 と、聞いていたので Katrienの方がすぐに「行きます!」 と、手を挙げた。

開館7年目になるという同施設、博物館と美術館をひとつにした施設(複合施設)なので、館長はひとりであるらしい。
ま、そんなことはさておいて ・・・

 施設の前に屋外展示がある ・・・ 高倉

 沖縄伝統の赤瓦民家

 赤瓦住宅でも立派な(お金持ちの)家だ。

 ちゃーぎー(イヌマキ)の柱を立てたアマハジと縁側。

 トートーメー(仏壇)もある。

 裏座には機織り機
生活道具はないが、見事な建築である。

 さて、僕らが聴講した講演会は「沖縄文化と繋がる有用植物について~琉球紙・織物・染色を中心に~」と題されていた。


講師は花城先生 ・・・ 9年ほど前、Katrienが「沖縄の芭蕉布について」研究論文執筆中に、調査として一緒に花城先生を訪ねて、いろいろお話を伺ったことがあった。
植物が専門の先生で、海外へも出かけて様々な有用植物の調査をしている。

「沖縄にもたくさんの有用植物があるんですよ、繊維を採って糸にし、織りに使えるもの、繊維質の多いものは基本的に紙漉きにも使える ・・・ そして、染料として使える植物も多い」

 パイナップルの葉から採れる糸は非常に細く、白い艶があり、絹のような布に仕上がる ・・・ フィリピンではウエディングドレスなどに使う高級品となるらしい。

 講演が終わり、展示品に見入る聴講者たち ・・・ 聴講者もまた県内の「染め」「織り」「手漉き紙」に携わっているか、かなり興味のある方々だろう。
Katrienは、講演の中でひとつの疑問(聞き逃し)があったので、終了後、花城先生に直接質問するため、しばらく残っていた ・・・ 終了と同時に先生の前には聴講者が集まり、質問攻め ・・・ 最後にKatrienは自分の質問をして、納得できる返事を得た。
「その節(9年前)はお世話になりました。おかげさまで大学の論文も合格しましたよ」と、報告もした。

 自然のものを使ってモノを生み出す。
これってすごい事です! 最先端技術ではない簡単な道具を使って、木が紙に変わる ・・・ 草が布になる ・・・ 植物を使って色を付ける事も出来る。

工芸職人たちの地道な作業から作り出される作品 ・・・ これは、まだ作品ではないが、立派な作品も展示されていた ・・・ しかし、膨大は時間を費やして出来上がる作品に対する対価は少ない。
大量生産される布や、低賃金の国から輸入される工芸品が安く手に入るのだから ・・・

 夜、スーパーマーケットのビール売り場を覗いたら、早くも季節商品である「いちばん桜」が売り出されていた。


以下、Facebookの自分の投稿より転載


近所のスーパーへ行ったら、ビール売り場でおばちゃんが鐘をカラカラ鳴らして「はーい、1等が出ました!おめでとうございます」と大声出していた。
僕はちょうどビール棚を覗き込んでいたので 「お兄さん、オリオンビールはいかがですか、新商品ですよ! 今、1等が出ました、良く出てますよ~」 と、目を付けられてしまった。
「おばちゃん、そんなこと言われて、外れたら恥ずかしいじゃないか」と、答えると 「そんなことないよー、3等も良く出るからねぇ~」 だと・・・
賞品をチラッと見ると「千両箱」があったので、「あれが1等だろうか、欲しい・・・、たまにしか沖縄に来ないんだから当たるかも知れん」と思い、「オリオンビールいちばん桜」という季節限定商品(おい、もう桜の季節か?)を1パック購入。


運命のガラガラくじを回す・・・・、青い球が出て、おばちゃんが「はい、おめでとうございま~す・・・3等が出ました~」と、大声で叫び、盛大に鐘を鳴らす。
「お、おばちゃん、やめといて、3等は下から2番目じゃないか」
近くのレジの兄ちゃん、姉ちゃんたちも失笑してしまっていた・・・
「はい、3等はこれで~す」 と、おばちゃんに手渡されたのは「千両箱」だった。
「え、3等がこれなの? 僕はこれが1等と思っていたよ! 良かった」
おばちゃん「願いが叶ってよかったですねぇ」 た、確かに・・・良かった。
ちなみに1等は、ボトルのワインで「千両箱」はティッシュの箱だった。

そんな漫才をしていた昨日の夜。

「いちばん桜」を飲みながら錦織を応援していた・・・一時、大いに盛り上がったが、力及ばず、残念でした。

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