23.6.15

熱い戦いが幕を閉じる

テニス漬けだった1週間が終わった。

最終日まで勝ち残るのは凄く名誉なことである。

結果を先に告げますが、優勝は出来なかった ・・・ しかし、盛り上がりのあるいい試合を展開して観客を喜ばせる内容だった。

午後1時、センターコートとも言える、観客の集まりやすいカフェのすぐそばで、コートサイドにはワイングラスやビールのグラスを片手に、選手の関係者や通り掛かりの人が足を止めて見る。

僕らの相手は50代前半の2人で、1人は10ポイント、もう1人は5ポイント ・・・ 僕らは50代後半で2人とも5ポイント ・・・ 容姿から見ても相手の方が強そうだった(笑)

ウォーミングアップの時から安定感がありそうで、誰もが相手の方が勝つであろう予想をしていたに違いない。

試合が始まってみると、案の定、最初の3ゲームを連続で相手に取られて、余裕の笑顔でチェンジコートをする彼らだった ・・・ 「これは一方的な試合になるのかな」 と、誰もが思った次のゲームは僕のサービスだった ・・・ 太陽の光がまぶしいサイドだったので、トスを低く上げてサイド気味から低いスライスサーブを使う。

このサーブが功を奏したのか、相手は返しづらそうだった ・・・ 僕のペアのパトリックの動きが良くなり、ボレーを決めてくれたりして、このゲームをキープすると流れが変わってきた。

余裕だった相手ペアにミスが出始めて、僕らはラリーが続けられるようになって形勢は逆転してきた ・・・ お互いに体もこなれてきて、ボレーの応酬や、スマッシュ返しも出始めて面白い試合になった。

3ゲームを返し 3-3、3-4、4-4、5-4 と、ついに逆転した ・・・ 相手ペアから笑顔が消えて疲れた表情を見せるようになった。

5-5、6-6 と大接戦になり、タイブレークへ ・・・
タイブレークでは僕らが主導権を握り、7-5で第1セットをもぎ取った。

意気消沈の相手ペア、第2セットでは僕らが3ゲーム連取して、そのまま優勝へ突っ走るかに見えたが、そう簡単に行かないのが勝負の世界。

何やら相手ペアが作戦を変えてきた。

10ポイントを持っている選手は見た目を気にせず、変な格好のフォアハンドスライス、高いロブをあげるようになり、風も手伝って、僕らにとっては非常にやりにくくなった ・・・ 高いロブがベースラインあたりに落ちると、バウンドしたボールはフェンスいっぱいまで下がっても届かないのだ。

あれよあれよと3-3 と追いつかれ3-4 と逆転を許してしまう 4-4 と食いついたが、また突き放されて 4-6で第2セットを失い、3セット目のスーパータイブレークへ突入。

スーパータイブレークでも一進一退の大接戦で観客を沸かせ、8-7 までは僕らがリードしたが、8-8 となったところで僕のサービスで痛恨のダブルフォールト、マッチポイントを与えてしまった ・・・ その直後に、僕のラリーの中で、相手に甘いボールを返してしまい、ネットにいたパトリックが狙われて、ラケットに当てたものの、はじかれて大きくアウト。

ゲームセット! 優勝ならず ・・・

パトリックとのペアで初優勝は逃がしたが、初の決勝進出は大きな成果だった。

 フィナーレレセプション

主催者の挨拶に続き、成績発表 ・・・ 僕らは男子ダブルス15ポイントのファイナリストとして紹介され、表彰された。


準優勝の賞金(商品券)は40EUR!
大会参加料10EURで手にした賞金だ。

どうだ、太郎も一杯飲むか?

表彰式の後はCAVA、ワイン、ビールがしばらくの間、飲み放題で、おつまみも時々回ってくる ・・・ とても和やかな雰囲気だ。

僕らの所属クラブからは、3ペアが決勝進出したが、全敗だった。

子供たちが太郎にチョッカイを出す。

 家に帰り、軽く作れる食事として、マッシュポテトを作り、ハーリングの酢漬けを一緒に食べる ・・・ これ、僕は結構好きで、瓶詰の酢漬けを冷蔵庫に常備するようにしている。

という事で、熱い戦いだった1週間が終わった ・・・ 初戦、準決勝、決勝戦が3セット、スーパータイブレークという激戦だった。

次の大会に向けて、練習を始めよう!


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