今日は「ヴェルローレンマーンダッヒ(Verloren Maandag)」といって、アントワープ州やトゥルネーあたりの地域的祝日(休日ではないが)
Verloren Maandag は「失われた月曜日」という意味だが、何を失ったのか?
昔話なので諸説あるようだが、僕が面白いと思った説をひとつ書いて置きます。
アントワープの港湾労働者など、低賃金所得者にとって、クリスマスから続くパーティーでお金を使い続け、1月初めの日曜日についにお金は底をつき、翌日月曜日には一文無しになる人が多かった。
一文無したちはパン屋に行って物乞いをする ・・・ パン屋は肉屋とのコラボレーションで安い肉と安いパンを組み合わせてソーセージパンを焼いて、無償で提供したというのだ。
これなら腹の足しになるだろう ・・・ パン屋は仕事は忙しい割にお金にならない月曜日なので、「失われた月曜日」と言われるようになったのだとか ・・・。
(諸説ある中のひとつで、僕のオランダ語解釈、及び、短縮したストーリーなので正確ではないと思う)
「パン屋、肉屋は庶民の味方だったんだねぇ」という事がわかる面白い話だ ・・・ 庶民の味方と言えばカフェもそうだろう ・・・ その伝統の残る地域のカフェでは「失われた月曜日」にソーセージパンを無料提供するところもあった。
今もそのサービスをしているカフェがあるだろうか?
僕は以前、1度だけそのサービスをもらったことがある。
今は、ソーセージがダブルになって、ふんわかしたクロワッサン生地に包まれていて、結構値段も高い。
ソーセージパンと並んで食べられるのが、アップルボール(Appelbol) ・・・ ひとのコブシよりい大きなボールの中に焼きりんごが1個入っている。
昔のパン屋が庶民に奉仕したことで、この伝統が残り、今ではパン屋にとって「1番稼げる日」となっている「失われた月曜日」
良き先人たちに感謝しなければ、だな。
ところで、僕たちは前日の日曜日の朝食でそのパンを食べたのだった ・・・ なぜって、「パン屋へ行くのは日曜日」と、わが家では決まっているからだ。
たぶん一般家庭でも、「失われた月曜日のパン」を日曜日に食べることが多いと思う(笑)
その日曜日は天気が良かった。
Katrienとクマ太郎が「犬の学校」へ行っている間に、僕はMomoちゃんと日光浴散歩!
対岸を走る、高齢者サイクリングチーム(話し声で分かる)。
朝陽を浴びて歩く効果はビタミンD 生成効果だ!
前回書いたように、冬場の日照不足症状改善のために、キノコを多く食べて、日光浴をするという事だ。
聖グマルス教会
ロータリー交差点(ラウンドアバウト?)
ゆったり流れるネーテ川
ベギン会修道院の外壁と、内部にある聖マルガレータ教会
修道院内はいつもの散歩コース
リール市で一番狭い道、その名も「シャツの袖通り」
古~い建物 ・・・ このポストは今は使われていない。
ジンメルの塔のある広場 ・・・ 日当たりのいいカフェのテラス席は、日光浴をする人に好まれる。
牢屋の門
市庁舎とクリスマスツリー
飾られていたイルミネーションを片付けている最中だった。
家に帰ったら日曜日の昼食造り~ やっぱりキノコ(笑)
アンチョビ缶を使うのが味噌です(ミソです)
きのこクリームパスタ・アンチョビ風味
この組み合わせでは初めて作ってみたが、想像以上に旨かった ・・・ アンチョビはかき混ぜると潰れて形が見えなくなるが、香りと味が残り、それが明太子のようにも感じられるのだ。
明太子大好きな僕には、思ってもみないアンチョビ効果だった ・・・ リピート決定だな(^_-)
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