11.1.16

今日は失われた月曜日

今日は「ヴェルローレンマーンダッヒ(Verloren Maandag)」といって、アントワープ州やトゥルネーあたりの地域的祝日(休日ではないが)

Verloren Maandag は「失われた月曜日」という意味だが、何を失ったのか?

この日は、パン屋でソーセージの入ったパンと焼きりんごの入ったパンを買ってきて食べる習慣である。

昔話なので諸説あるようだが、僕が面白いと思った説をひとつ書いて置きます。

アントワープの港湾労働者など、低賃金所得者にとって、クリスマスから続くパーティーでお金を使い続け、1月初めの日曜日についにお金は底をつき、翌日月曜日には一文無しになる人が多かった。

一文無したちはパン屋に行って物乞いをする ・・・ パン屋は肉屋とのコラボレーションで安い肉と安いパンを組み合わせてソーセージパンを焼いて、無償で提供したというのだ。

これなら腹の足しになるだろう ・・・ パン屋は仕事は忙しい割にお金にならない月曜日なので、「失われた月曜日」と言われるようになったのだとか ・・・。

(諸説ある中のひとつで、僕のオランダ語解釈、及び、短縮したストーリーなので正確ではないと思う)

「パン屋、肉屋は庶民の味方だったんだねぇ」という事がわかる面白い話だ ・・・ 庶民の味方と言えばカフェもそうだろう ・・・ その伝統の残る地域のカフェでは「失われた月曜日」にソーセージパンを無料提供するところもあった。

今もそのサービスをしているカフェがあるだろうか?
僕は以前、1度だけそのサービスをもらったことがある。

今は、ソーセージがダブルになって、ふんわかしたクロワッサン生地に包まれていて、結構値段も高い。

 ソーセージパンと並んで食べられるのが、アップルボール(Appelbol) ・・・ ひとのコブシよりい大きなボールの中に焼きりんごが1個入っている。

昔のパン屋が庶民に奉仕したことで、この伝統が残り、今ではパン屋にとって「1番稼げる日」となっている「失われた月曜日」

良き先人たちに感謝しなければ、だな。

ところで、僕たちは前日の日曜日の朝食でそのパンを食べたのだった ・・・ なぜって、「パン屋へ行くのは日曜日」と、わが家では決まっているからだ。

たぶん一般家庭でも、「失われた月曜日のパン」を日曜日に食べることが多いと思う(笑)

その日曜日は天気が良かった。
Katrienとクマ太郎が「犬の学校」へ行っている間に、僕はMomoちゃんと日光浴散歩!

対岸を走る、高齢者サイクリングチーム(話し声で分かる)。

 朝陽を浴びて歩く効果はビタミンD 生成効果だ!

前回書いたように、冬場の日照不足症状改善のために、キノコを多く食べて、日光浴をするという事だ。

聖グマルス教会

 ロータリー交差点(ラウンドアバウト?)

ゆったり流れるネーテ川

ベギン会修道院の外壁と、内部にある聖マルガレータ教会

修道院内はいつもの散歩コース


リール市で一番狭い道、その名も「シャツの袖通り」


古~い建物 ・・・ このポストは今は使われていない。

ジンメルの塔のある広場 ・・・ 日当たりのいいカフェのテラス席は、日光浴をする人に好まれる。

牢屋の門

市庁舎とクリスマスツリー

飾られていたイルミネーションを片付けている最中だった。

家に帰ったら日曜日の昼食造り~ やっぱりキノコ(笑)

アンチョビ缶を使うのが味噌です(ミソです)


きのこクリームパスタ・アンチョビ風味

この組み合わせでは初めて作ってみたが、想像以上に旨かった ・・・ アンチョビはかき混ぜると潰れて形が見えなくなるが、香りと味が残り、それが明太子のようにも感じられるのだ。

明太子大好きな僕には、思ってもみないアンチョビ効果だった ・・・ リピート決定だな(^_-)

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