1.5.16

アントワープで買い出しついでに・・・

1ヶ月半ぶりのアントワープ!

電車に乗る時はいつも、この「KEY CARD」という 10回回数券を使う ・・・ 曜日、日付、出発駅、到着駅を自分で記入するタイプ、通常料金は往復 5.8EURのところ 4.2EURという事になる ・・・ しかし、まぁ、毎年のようにじわりじわりと値上げされている。

あ、しかし何処へでも行けるわけじゃなく約20km圏内の指定された駅までね ・・・ 何処へでも行けるのは RAIL PASS というのがあって76EUR。

 旧式の車両で中央駅に着いた ・・・ 落書きされても、もうそれを消す気力もないように見える ・・・ それもアートだと仕方なく認めたのか?

中央駅からすぐに中華街に入り、スーパーで日本食材の醤油、みそ、みりん、酢 ・・・ それからインスタントラーメンの「出前一丁」をいくつか買い込む。

中華街を通り抜けて、そのまま進み、右方向(東側)へ向きを変えてしばらく歩くと「アラブ街」 ・・・ その中に「ヴィンセント・ファン・ゴッホ広場」という場所がある。

アントワープに、画家ヴィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)にゆかりの地がある。
僕が新鮮な魚を買いに行くアラブ街と言われる地区に、その名も「Vincent Van Goghplein(ゴッホ広場)」というのがあり、その近くのLange Beeldekensstraatという通りに小さな部屋を借りて住んでいたらしい。1885年11月から翌年3月までという短い期間だったが、ここで彼は日本の版画に出会い、感銘を受けて安物の浮世絵のプリントを買い求めて部屋の壁に貼っていたという。
彼はアントワープを訪れる観光客に売るために観光地の絵を描いていたが、まったく売れなかった。
アントワープ王立芸術学院にも通ったが、長くは続かず、極度の貧困もあって、3月に弟テオを頼ってパリのモンマルトルへ行くことになった・・・この時32歳。

この「ヴィンセント・ファン・ゴッホ広場」の壁には、近くの芸術学校の生徒たちによる「ゴッホ風の絵」が飾られている。
FBページ「ベルギー街歩き~ぶらり」より転載。

そう、アラブ街には魚を買いに行ったのだ。

アラブ街では、安易にカメラを出して写真を撮ると睨まれるので、そう簡単には写真が撮れない ・・・ イスラム系の人たちなので、ちと怖いです。

僕がこの広場の遠景を撮ろうとカメラを構えたら、遊んでいた子供たちが「ノー・フォト!」と叫ぶのだった。

「いや、僕はこの壁の写真を撮ったんだよ」 と言うと、女の子が寄ってきて「あなたはオランダ語を話せるの?」 と聞く 「少しだけね」 と答えると 「あなたは日本から来たの?」 「そうだよ」 と答えたら ・・・

「ぃえ~い、くんふ~!!」(カンフー?) と、喜んではしゃいだ(笑) ・・・ 僕が壁の絵の写真を撮った後、振り返ったら、子供たちはピースサインをして「僕たちも撮って~」のポーズだった(笑)

撮らなかったけど ・・・

 アントワープの旧市街へ向かいます。

旧市街の旧道というか ・・・ 一番古いカフェへの道

クイントンマセイスで休憩の1杯!
1ヶ月半ぶりに来るので、ずいぶんご無沙汰の感じだったね。
買ってきた魚を店の冷蔵庫に預かってもらって、「僕はセントラム(旧市街の中心)を取材に行ってきますから、またあとで!」 と、カフェを出る。

 カフェから徒歩3分程度の市庁舎。
なんだ、このフロートマルクト(広場)のガランとした静かさは ・・・

大聖堂前の広場もチラホラしか人がいないじゃないか!

日本人が大好きな「フランダースの犬」の碑

いつもなら、ここで日本人観光客の姿を見ることができるのだけど、今回は一人も見えなかったねぇ ・・・ 日本はゴールデンウィークに入っているというのに ・・・ やっぱりあれか!

テロ事件の後遺症。

日本人は特に敏感に反応しているようで、キャンセルが多いようです ・・・ まぁ、これは仕方ないねぇ ・・・ 普段から安全な国日本に住んでいたら、戦争中の街へ行くようなものだからねぇ ・・・

でも、多分、日本のニュースで見る分だと「ベルギーは危険な国である」と映るでしょうが、アントワープから少し離れた街のリール市は、何にも変わらず、普通の生活をしているし、先日はブルージュへも行ったし、ゲントにも行った ・・・ 何の支障もなく。

あまり、人の集まりすぎるような場所を避ければ、災難に巻き込まれることはないと思うんだけどね。

 大聖堂


 テキトーに歩く


Hoogstraat ホーグ通り

 しばらく来ないうちに、新しいお店に代わっていたりする。

左、黄色いカフェは「Den Billekletser」 Hoogstraat

Hoogstraat に向かって開いている門をくぐり通路に入る。

すると、中世の小道に出る。


小道 Pelgrimstraat

大聖堂


カフェ・クイントンマセイスに戻ってきて、トリプル・ダンベルスを飲む ・・・ ずっしりと重いビール!

預けてあった魚を受け取って、帰ります。

ルーベンスが眠る聖ヤコブ教会。

トラム

アントワープ中央駅に戻ってきた。

赤い鉄骨にガラス張りのホーム側


地上階

僕は地下のホームからの出発だった。

4月も後半だというのに寒くて、冬の服装しなきゃいけない ・・・ 来週後半からは平年通りになりそうだけど。

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アントワープ ホテル宿泊

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