1.10.15

25年に1度の祭りで盛り上がる

25年に1度という人間の人生にとっては、かなり長いスパンのお祭りがリール市で開催された。
25歳で初めてこの祭りを見たら、次は50歳、その次は75歳、100歳まで生きられたら4回見られることになる ・・・ 1回見逃したら50年見られないという事。

ついそんな事を計算してしまうね。

なので、「今回を見逃してはならぬ」と、大いに期待をして、その日がやって来た ・・・ そして天気は、絶好のお祭り日和!

わが家から町の中心へ行く間にも、民家にはイベント用の旗が掲げられている ・・・ これは魚に乗った天使?

先祖が魚屋さんの同業組合だったかもしれないな ・・・ なんて思いながら見る。

市庁舎

祭りは1時からという事だが、ざわつき始めている12時ごろ。


今回の祭りのタイトルである「聖グマルスフェースト」の主役、聖グマルス教会へと向かう。

パン屋組合が教会のたもとで、リール特産品のパンと、小さなカップケーキ・リールスヴラーイケを販売していた ・・・ みんな中世の衣装を着てね。

教会の裏に回ると、木陰にヒツジたちが集められている。


ヒツジたちは牧羊犬、ボーダーコリーに睨みを利かされて、1ヵ所にまとまっているのである。

綺麗な姿を見せる聖グマルス教会。

1496年10月20日、歴史上の一大イベント「フリップ美公とファナの結婚」が行われたことが今に語り継がれている。

フィリップ美公と言えば、当時の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の息子、ファナはスペイン王女で、当時は「世紀の結婚」だったに違いない ・・・ 4年後にゲントで長男カールが生まれた ・・・ のちの神聖ローマ皇帝カール5世である。

街を歩くと、何度も中世の姿を目にする。

 
中世とは関係ないけど、銀杏の実(まだ青い)

市立公園には中世村が出現していた!
中世の加治屋 ・・・ ま、あまり手の込んだものは造れないので、10センチくらいの釘を熱して赤くし、ペンチでクルクルッと巻いて、女の子(お客さん)に焼き入れ(赤く焼けた釘を水に浸けて冷ます)だけを経験させてプレゼントしていた。

中世の鎧兜

野営の家族

機織り機


中世イベントには何故か、猛禽類が付き物である。

針仕事をする女たち。

武器商人?

各テントでは台所?で、実際に煮物(スープ)を作って、食べたりしていた。

斬首台

時計台の広場に来た。
天気がいいので、テラス席にはお客さんが一杯だった。

羊飼いの飼い犬(ボーダーコリー)

中世にもボウリングがあった?




結構楽しそうである。

子供たちの集団遊び ・・・ 音楽に合わせて中心の棒の周りを回り、ひもであやとりのような模様を作ったりする ・・・ なかなか頭を使いそうな、みんなが熟知していないと出来なさそうな遊びだった。

音楽隊 ・・・ もちろん中世の楽器。

そこへ1艘のボートがやってきて、見たら新婚カップルのようだった。

 中世の村の、結婚式風景 ・・・ もちろん周りからも祝福されて、式が終わると新郎新婦が、集まってくれた人々に、大きなパンから少しづつ分け与えてくれた ・・・ 僕も新婦から一切れのパンを与えられた。

ヒツジの頭通り(Schapekoppenstraat

さあ、また次へ行こう ・・・ 中世の祭りはまだまだ続く!

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