「大人のバカンス」 その3
いよいよゼーランド州の州都ミデルブルグへの入城だ!
先ほどの小さな中世の町フェーレから車で15分ほどの距離、ここは島ではなく半島になっていて、そのワルヘラン半島の中央部に位置するからミデル(Middel)という名前がついているのは想像がつく。(ブルグは城などの意味)
高さ91mの塔 ・・・ 207段の階段を登って下界を見下ろす勇気はなかった(笑)
別角度から ・・・
観光馬車が通って行った。
なんとなく賑やかな方へ歩いていると、美しい市庁舎が見えてきたのだが ・・・ なんだこれは?
市庁舎の前を人を乗せたボールが飛んでいるぞ!
こ、これは ・・・
移動遊園地ケルミス開催中なのだ、市庁舎前のマルクト広場で。
賑やかなのはいいんだけど、美しい後期ゴシック様式の市庁舎の写真を撮りたかった僕には、ちょっと残念だった。
「地球の歩き方」では、この市庁舎はベルギー人の建築家によって1506年から1520年にかけて建てられた。(が、その時代はベルギーという国はない)
ま、いいけど、ビールを探そうよ!
この町はカフェがたくさんある ・・・ しかし、ほとんどはベルギービールがメインのようだ(笑)
ショッピングストリートを歩いて、オランダビールの樽生を置いているカフェを見つけた!
カフェらしい造りの店内
天気が良かったので、客はほとんど外のテラス席に座っている。
Hertog Jan Pilsener
ドイツ国境近くの醸造所で造られるビールだが、イマイチ味がすっきりしない ・・・ 酸が抜けたような飲み口というか ・・・ うーん、これを半リッターおごると言われたら、お断りするな。
(この店固有の提供の仕方かもしれないので、他でもそうかはわからない)「オランダでビールを楽しみに行く」 と、ベルギー人に言ったら 「そんなの、やめておいた方がいい」 と答えられたというのが現実となった。
気を取り直して商店街を歩く ・・・
街の賑やかさが終わるところに大きな建築物がある。
クローヴェニアスドゥーレン ・・・ 17世紀の建築で、可愛い窓がたくさん付いているのだが、兵士組合の集会場だったという。
(現在は映画館やレストランなどの文化施設)
商店街を引き返す。
正面に見えるのは「のっぽのヤン」
どうやら、Aさんがスマホで面白そうなカフェを見つけたらしい。
スマホでポケモンよりビアカフェを探すのだ「大人のバカンス」では!
移動遊園地を通過 ・・・
のっぽのヤンも通り越した裏通り ・・・ そこにもカフェやレストランがある。
そこを通り抜けていくとダム広場がある。
Aさんが見つけたビアカフェ、「Biercafe de Vliegende Hollander」
300種類のビールがあるんだって!
店内
樽生ビールのメニュー
赤玉はベルギー、緑はオランダビールだって ・・・
ダム広場に面する建物
運河
「のっぽのヤン」の近くに車を止めていたので、わかりやすい。
帰ろうか。
その前にAさんは、「家へのお土産にケンタッキーを買って帰ります」 と言う ・・・ なんでも、この地方に来たら、それが習慣であるらしい。
そういえば、ベルギーではKFCの看板を見ないよねぇ~
つられて僕も同じものを買った。
この後は、海底トンネルを通ってベルギーへ!
この「日帰りバカンス」、出発はアントワープ中央駅だったが、帰りはAさんの便宜を図って、ブルージュへの帰り道であるゲントで地中下車させてもらう事にした(アントワープに寄ると遠回りになる)。
当初の計画では、ブルージュまで一緒に帰って、車を家に置いてからブルージュでカフェ巡りをする予定だったが、時間が足りなくなった。
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