放し飼いのペットのように・・・

すっかり春めいてきて、精神的にも鬱状態から解放されつつある・・・

いや、そんな・・・僕は人よりポジティブなので、冬の間、落ち込んでいた訳でもないが、やはり、外の景色、植物や動物の活動が変化してくると、なんだか自分も、一緒にソワソワしたくなってしまうのです。

朝、目が覚める時、冬の間は遠くの電車の音と、教会の鐘の音が聞こえたが、今は窓の外、すぐそこで野鳥たちのさえずりが聞こえる。

何しろ我が家（アパートの４階）のテラスの、すぐそこは森のように大木が立ち並んでいるのだから、ほんとに目の前です。

ちょうど、ウチのまん前の高さの所に「アカリス」が巣をつくったので、毎日のようにアカリスを見る事が出来る。

上の写真の中央に、小さくアカリスが見えて、その下に枯葉のかたまりのような巣が見える。

この大きな木は、セイヨウブナの木でアカリスが大好物の実をつける。

アカリスは、毎日この巣からお出かけして、木から木へ、枝から枝へ、驚くほどのスピードで走りまわる。

まるでそこに道でもあるかのように、迷いなく走る。・・・・これはスゴイ！

僕らに「芸」を見せているようでもある・・・。

「僕らはアパート暮らしで、庭はないけれど、小鳥たちやリスという、可愛いペットを飼っているようなものだ」「そうだね、外の森を庭と思えばいいし、籠の中に閉じ込めるペットじゃなくて良かったよね」と、ふたりともプラス思考で、テラスから見える風景を楽しんでいる。

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