さて、ブルージュのAさんとブルージュの地ビールも飲んだし、観光客でにぎわう中心部から離れて、行く当てのない「街歩き~ぶらり」を始めます。
ブルージュの地形は、旧市街が卵型に川に囲まれていて、旧市街から出る時にはR30という、大きな環状線(リング)があるので、道に迷ったとしても旧市街内を彷徨うだけだから、途方に暮れる事もなく、街並みを楽しみながら歩けばいい ・・・ そうすればどこかでマルクト(中心部)広場の鐘楼や聖母教会の塔が見えるはずだから、最終的にはそこを目指せばいいのだ。
観光ボートの行きかう運河沿いを歩いていると、尖塔のある教会(Sint-Annakerk)が見えたので、そこへ行ってみた。
ドアが開いていたので、内部へも入ってみた ・・・ 外見に似合わず、内部は重厚な内装、装飾品があった。
教会の前庭には芝生の中からクロッカスの花が咲き乱れていた。
上記のSint-Annakerk教会から裏手の方へ行くと、こちらにはちょっと変わった塔の形をした教会が見えてくる。
エルサレム教会(Jeruzalemkerk)
教会見学できる時間は過ぎていたので、中には入れず ・・・ この教会の左手にある路地を進む。
KANT CENTRUM
「ブルージュのレースセンター」だ!
へ~、こんな所にあったのか ・・・ 当てなく歩いて探し当てた感じだ ・・・ いやね、東京での滞在でお世話になったNさんに 「ブルージュへ行く機会があったら、レースセンターで布を買ってきてほしいの」 と、頼まれていたのである。
ところが、このレースセンターは日曜日は休館日なのであった(ま、時間も過ぎていたけど)
Kantcentrum 14時から17時まではボビンレース造りのデモンストレーションが見られるようです(日曜を除く)
レースセンターの通りは修道院風の建物が続く。
街角
街角を右に曲がると、ちょっと見覚えのある風景だった。
Sint-Janshuismolen Bonne-Chièremolen
聖ヤンハイス風車(手前)とボンヌ・シエール風車。
中心部からだいぶ離れているので、時間のない観光客はほとんどここまで足を伸ばせないだろうが、この一帯にはきれいな風車が4基も並んでいて、なかなか見ごたえがあるので、時間のある方にはお勧めの場所である。
ちょっと歩くと、あずき色の箱型風車
De Nieuwe Papegaai(直訳すると、新オウム)風車
さらに少し歩くとKoeleweimolen
ベルギーにある風車の形による分類説明版があった。
プラムの花が咲き始めている。
風車通り(Kruisvest)を通り抜けると運河の交差点に差し掛かるので、左に曲がる運河沿いに歩き始める ・・・ 中心部へ向かうから。
運河の脇にある木造のクレーン ・・・ 小型に復元したのものだと思う。
多分車は通れない、軽量の跳ね橋。
中心部から離れた運河沿いは、観光客も少なく、静かで ・・・ 実は、この辺こそ「ゆっくり歩きたいブルージュ」なのではないだろうか。
古い石橋もあちこちにある。
何故か、古そうなバイクも集合している。
2度目の運河の交差点があった時、右へ曲がってしまったのは(中心へ行くためには)間違いだったかもしれない ・・・ でも、当てはないのだから間違いとは言えない。
教会のような建物の正面に、デンと添えられた胸像は、どこかで見覚えがあったが、思い出したら市庁舎のロビーにも同じ像だが、白い色のものだった ・・・ 銘板を見ると「市長」と書かれていた。
旧市街を抜ける城門ではないか ・・・ なんとなく、中心部へ近づこうと思っていたのに、正反対の方角へ歩いていたようだ ・・・ これは「ロバの門(Ezelpoort)」
先ほど書いたように、郊外へ出そうになったら、中心へ戻ればいいだけのことである ・・・ 幸い、こういう城門のあるところは、必ず中心部へまっすぐに繋がっているのだ。
ほらね、ちょっと引き返すと、すぐに中心の鐘楼が見えてきた(Ezelstraat)
ビュールセ家で、世界で最初に証券取引が行われた事から、フランス語の「証券取引所(Bourse)」語源になっているという。
ここからちょっと寄り道 ~
フリッツ博物館(左) 右の四角い建物は旧証券取引所「Huis Ter Beurze」。
この二つの建物の向かい側の道へと入っていく。
ポールテルス・ロッジとブルージュの熊(左隅)
ヤン・ファン・アイク広場(Jan van Eyckplein)
ポールテルス・ロッジの塔は昔、運河を出入りする商船の見張り台だったらしい。
夕暮れ時を眺めつつ、缶ビール1本で休憩。
夜の景色を期待しつつ、中心の広場に戻ってきた。
さて、これからがベルギーの夜景が楽しめる時間帯だ ・・・ この時、午後6時40分。
夜景はまた次回にね!
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