まずは報告。
前回投稿でアントワープ中央駅前で「ガスケを見た」と書いたが、そのリシャール・ガスケがアントワープで開催されていたATP大会「ヨーロピアン・オープン」で優勝した。
おめでとう、リシャール!(熱烈ではないが、好意的にみている選手の一人です)
で、ミニ醸造所のビールフェスティバル!
怪しい日本人が怪しい場所でビール醸造を始めているという噂は耳にしていたが「ビールが数種類出来上がったので、ミニビールフェスティバルを開催します」というので、喜んで参加してきた。
場所はゲント近郊の田舎村の農家(これは納屋)
門から見ると広い敷地に母屋があり納屋がいくつもある豪農!
持ち主は、今は高齢で農業ではないが ・・・
昔の農具が数多くコレクションされている ・・・ 博物館並み!
おじいちゃんとおばあちゃんが住んでいる。
そして、怪しい日本人というのはこの老夫婦の孫、Aさんである。
日本で生まれ育ったが、数年前からベルギーに渡り、ビール醸造学を勉強していた。
ある時は日本語の先生、ある時でカフェのアルバイトをし、コツコツと醸造道具をそろえて実験?を重ねてきた。
その中には新しいアロマを加えたビールもあり、今は極秘?
すでに瓶詰めされたビールが7種類(とか言っていた)。
早速、テイスティング!
「まずはYukiさん(僕)のホップを使ったビールから行きましょう!」
と、取り出したのは、僕がリールの川沿いで採ってきてAさんに差し上げたホップを使ったビールという事らしい。
へぇ~~、自分で採ったホップがビールになって、それを飲む事が出来るなんて、最高だね。
今時流行りのビター系のビールになっていて、納得の味!
うれしい! ありがとうAさん!
ご厚意により、ビールづくり体験もさせてもらった ・・・ 麦芽 ・・・ それをそのまま食べてもおいしいおつまみになるくらいだけど。
それを粉砕する作業を体験する。
大型の手動コーヒーミルを回す感じで、参加者交代で回してみると、皆さん大変そうだった ・・・ が、最後に僕が右手をハンドルにかけ、ガガガガッ~~ っと一気に高速回転で終了させた。
さすが、テニスで鍛えた右腕だけのことはある!
ミニ醸造釜(温度管理ができる)
挽いた麦芽を投入!
ちょっと時間をおかなきゃいけないので、納屋見学をする。
これはビールとは関係ない、昔の牛乳用のマシン ・・・ 今は使えないそうだ(もちろん牛も飼っていない)
黒ビールを造るには黒い麦芽(強煎りしたもの)
これもそのまま食べてもおいしい(コーヒー味?)
元気ありすぎのスタウトビール!
ミニ醸造所のビールフェスティバル。
参加者はお友達だけだったので、おつまみは各自で持ち込んで、和気あいあいの楽しい時間を過ごした。
麦芽かす。
飲んだ飲んだ!
飲んだ飲んだ!
Aさん、慎重に何やら調整中 ・・・
今回試飲したビールたち、すべて美味しかったよ!
種類それぞれに特徴を出しているし、これからもう少しコクを出したり、スパイスの微妙な加減をしたり、試験醸造は続くでしょうが、今後の成長も期待してます。
いつの日か(近い将来)新しいブランドのベルギービールが誕生する事だろう。
何本かお持ち帰りの品を購入してきた。
おまけに、でかいカボチャとクルミをもらった。
ビール造りの工程というのは意外とシンプルなんだねぇ ・・・ シンプルの中に温度管理、時間管理、材料の配分など、やはり経験がものをいう部分は大きいと思う。
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2 件のコメント:
Aさんのビール飲んでみたいです! いきなり初コメントですみません。
けいいちさん、初コメありがとうございます!
Aさんのビールは市販されていないので、ベルギーの彼の醸造所まで行かないと飲めないと思います。
いくらか瓶詰めされているので、お持ち帰りも可能かと・・・
ベルギーって、こういう事が出来るからすごいですね。
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