29.1.17

アントワープのアラブ街を行く

メッヘレン(Mechelen)へ行ったその足で、家には帰らず、電車乗り継ぎのために下車するアントワープで町へ出た。(改札がないから、チケット持ったまま簡単に外へ出られちゃうんだよね~)

ホントは駄目です ・・・ 乗り継ぎ駅で外へ出て、数時間後に次の電車に乗るなんて「途中下車前途無効」が適用され、バレたら罰金刑です(笑)

ただ、最初に乗った電車でチケットの検札が来なくて、パチンとスタンプを押されなければ時間の経過が判らないので証拠がないって事に ・・・ (真似はしないでください)

いつ見ても立派な中央駅。




 目的のアラブ街へ行くために中華街の門を通り抜けて行く。
別のルートもあるけど、中華の店で醤油なども調達しておきたかったから ・・・ そう言えば、この日は中国の大晦日の日だった ・・・ が、特段変わった様子はなかったねぇ。


アラブ街に差し掛かると、通りに並ぶ店は軒下に商品を並べて販売している ・・・ 色鮮やかな南国のフルーツや野菜たち。

(このマンゴー、1箱9個で2.99EURだって(370円) 安!)

店内には中東やアフリカ系の食料品が揃っている。

なぜ写真がないかというと、中東系の人に睨まれると怖いからである(笑)マジ!

観光地ではないので、やたらカメラを取り出して通りを歩く人に向けるのは、気が引ける。

イスラム系の女性は、例のヒジャブやスカーフで頭部や顔の半分隠しているのだから、写真を撮られるのは嫌でしょう。


目的の「鮮魚を買う」前に、ぶらっと歩いていたら、以前から見たかったけど、なかなか探せなかった場所に遭遇した!

壁・天井が漫画で囲まれた洞窟。

いやね、以前から時々、この界隈にある写真として目にしていたのに、なかなかお目にかかれなかった現場、適当にジグザグに歩いていたら見つけたので、ウレシイ!


ススケとウィスケだ!
確か日本では「ススカとウィスカ」(原題はSuske en Wiske)


ベルギー漫画の草分け的存在の作者、ウィリー・ファンデルステーン(Willy Vandersteen) は、この界隈で生まれ育った地元の人だったようだ。


洞窟のような門を潜り抜けると、作者の自画像がある(笑)
「よう来たのぅ、 われ、まぁ ゆっくり見てってや」
と言われているような ・・・


そして、そこは小さな広場になっていて、壁には多数の漫画が掛けられ、小さな子供たちの遊び場となっている。

この広場の名は ウィリー・ファンデルステーン広場(Willy Vandersteenplein)。


洞窟のような門の天井にも漫画が ・・・
この門には扉が付いていて、安全と保全のため、夜間は閉められるようだ。

おもしろいねぇ ・・・ この近くには、ゴッホも住んでいたという、Vincent Van Goghplein(ゴッホ広場)というのもあるから、そういうものを探して散策するのも楽しいかも知れない。

ただ、先ほども書いたように「まるで外国」だから、気を引き締めて歩かなければならない ・・・ 僕は慣れたけど。

てか、ひげ面で色黒アジア人のおっさんが歩いても違和感がないだろ?


 目的の魚を仕入れてから、アラブ街を脱出して、中華街のある広場に来た。


中華街の裏側の門。

ある店の、軒に出してある野菜の中にゴーヤー発見!

美味しそうなので買う事にした ・・・ 中国人のおばさんがレジにいたので、「この野菜は何というのですか?」 とオランダ語で聞くと「ビターメロンだよ、オランダ語では」 と答えたので、「中国語ではなんていうの?」 と聞き直したら「クークアー(Kǔguā)」らしい。

沖縄の「ゴーヤー」に似ていなくもないか ・・・ なんて、帰宅してから調べたら中国語の漢字では「苦瓜」と書いて「クークアー」と、発音するんだねぇ。

中国人のおばさんから豆知識をいただいた(笑)


中華街の表の門(中央駅側)


はぁ~、やっとベルギーに戻ってきたぁ!(笑)

なかなか楽しい、中華、アラブの旅であった。


家に帰ったら、中華で買ったサツマイモを蒸かして食べる。


作り置きしてあった沖縄風三枚肉煮付け!


それに、アラブで仕入れた鮮魚を捌いて刺身に!

アジは刺身、サバは後日、蒲焼に。

かなり楽しい食卓である(笑)

この記事がおもしろかったら、こちら→にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

役立つヨーロッパブログ → 人気ブログランキングへ

0 件のコメント: