Momoちゃん+Katrienと行くバンシュの旅~その2
僕の中で「バンシュは寒い!」というイメージがあるが、これまで3回もカーニバル見物に来ているので、それがいつも2月という、寒い季節だからである。
この日も気温は1℃! ブルルッ!
オランダ語ならフロートマルクト(Grote Markt)だが、フランス語圏ではそういう呼び方になる。
あ、この市庁舎と鐘楼は世界遺産である。
市庁舎の鐘楼の左側には観光案内所があり、無料の立派なパンフレットや地図があるので、街歩きを始める前に情報収集した方が効率よく回れると思う。
僕は、この町を訪ねるのは4度目なので、適当に回って、最後の方にパンフレットをもらいに行ったが、ほぼ名所は押さえていた(^_-)-☆
広場を越えた所に教会(Collégiale Saint-Ursmer)が見えてくる。
教会の左側には「仮面とカーニバルのミュージアム(Musée International du Carnaval et du Masque)」がある ・・・ そして、その間にカーニバルに登場するジルの像が立っている。
教会の前を通り抜けると市壁の場所に出る。
市壁から下界を見下ろすMomoちゃん。
市壁の外側を歩くMomoちゃん。
14世紀建造の市壁が、良く残されているものだ。
月がくっきり見えた!
16世紀に繫栄した当時には、市壁の内側に壮麗な宮殿があったという。
バンシュには、16世紀当時に、神聖ローマ帝国、皇帝カール5世の妹、マリアが城(宮殿)を構えていたという、そしてその頃がバンシュが一番栄えた時代だろう。
世界遺産となっている「バンシュのカーニバル」に登場するジルたちの特異な衣装は、神聖ローマ帝国が、インカ帝国を征服した時にインカの衣装を着た踊り子たちが登場した時から始まったという。
当時のバンシュは1554年にフランス軍に滅ぼされた。
芝生があったので、遊ぼうとするMomoちゃん!
しかし、隣は車道だったので、リードを外す事は出来ず、残念なMomoちゃんだった。
Kerders Bette 遺跡
ジルたちの衣装(観光案内所にて)
カーニバルで使う小道具の展示。
市内のミュージアムでは「日本のマスク」の展示会開催中だったようだ。
小腹がすいたので、Katrienは「バンシュのパンを食べたい」と言って、パテスリーへ入って行った。
この日は1月6日、ベルギーでは「3人の王様の日」で、子供のいる家庭ではこのようなタルトを買ってきて、家で切り分けて、それぞれ食べるが、この中に1個、小さな陶器のフェーブが入っていて、そのフェーブが当たった人が「この日の王様」となり、この王冠をかぶるのだ。
Katrienがパテスリーに入っている間に、道路の反対側に目を向けると、1軒だけ壁にきれいな絵の描かれた家があり、下の店舗は薬局だった。
Apotheek Millet(Millet 薬局)
後で見た観光パンフにも載っていて、19世紀後期から20世紀初期にかけて建てられた家のセラミックタイルの絵である。
そんな古さを感じない、綺麗な色の絵だった。
パテスリーから出てきたKatrienからパンをもらうMomoちゃん ・・・ こういう時は軍隊並みに毅然として命令を聞くMomoちゃんである(笑)
寒いので、近くにあったカフェに入り、買ってきたパンをいただく ・・・ ビールはステラ・アルトワ(クラシックなグラスで出てきた)
その前に別のカフェに入ろうとしたが、Momoちゃんは入り口で立ち止まり、絶対に入ろうとしなかった。
その理由は、店は掃除をしたばかりらしく、消毒液の匂いがしていたからだった ・・・ さすがにその辺は敏感なんだねぇ、感心、感心!
食べたし、飲んだし、街もひと通り回ったし、寒いので帰ろうか!
バンシュ駅の上にも月が見えた。
キレイだねぇ~
バンシュ駅1番ホーム。
BINCHE の文字がレトロ感満載(笑)
ペイントアートされたレトロ電車にMomoが乗り込んだ。
ここにいるよ~! 17:20発だよ~!
ワロンの車窓からの夕暮れ時。
車内のMomoちゃん。
振動や騒音に慣れたのか、くたびれて、反応する元気もなくなったか、おとなしくしていた。
3月までには慣れてほしいものだね。
無事、リール市に着いて、わが街を歩くMomoちゃん。
午後8時前で、静まり返っている街。
という事で、「Momoちゃんの大冒険」
じゃなかった「Momoちゃんの電車訓練」の1日が終わった。
1日で往復4時間の電車旅、そしてフランス語圏での「街歩き~ぶるるッ(寒かった)」に付き合わされて、大変な目にあったMomoちゃんなのであった(笑)。
最後にカーニバルの動画をリンクします。
おもしろいベルギーブログはこちら→
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