1.6.18

街歩き~ぶらり Lier

「ベルギー街歩き~ぶらり」 は、久しぶりの地元リール(Lier)です。

Momoちゃんを連れないで、独り歩きね(笑)

写真多数なので、スマホの方はWiFiフリーの場所で閲覧した方がいいよ(笑)

街歩きをしながら、壁画アートを楽しめるリール市です。

こんなアートが市内のあちこちにあり、無料で見られます(笑)

何にもないのにレンガの小道があり、歩いてみる。

ベギン会修道院(Begijnhof)への近道だった!

修道院内には、毎年綺麗なバラを咲かせる家が多いので、それが今の季節の楽しみである。

修道院内にある教会(Sint-Margareta)

教会の前にはこんなポスター(告知)が貼られていた。
6月3日(日)に開かれるお祭りと行列の日程表だった。
  
 教会の向かい側にある「ポンプのある家」は、毎年夏になると鮮やかな真っ赤なバラの花を咲かせるので、写真スポットになっている。

例によって、僕も遠くから近くから熱心に写真を撮っていると家人が裏門から自転車に乗って出て来た ・・・ 僕と同年代くらいの男性で、笑顔で近づいてきた。

何か言わなきゃいけないので「綺麗なバラの花ですねぇ」と、とりあえず褒めた、オランダ語でね(笑)
「そうでしょう、この花はポールズ・スカーレットと言うんだよ」と、彼。

「今年もいい季節になりましたね」 なんて、語呂が少ないのでこれくらいしか言えない。

家人は「そうだね、あぁ、今度の日曜日にここでお祭りがあるから来たらいいよ!」と、教えてくれたが、僕はすでにその告知ポスターを見ていたので、「あぁ、知ってますよ、僕はリール市に住んでいますから」 なんて、なんちゃって知ったかぶりをしてしまった(笑)

まぁ、言葉不足でもコミュニケーションから逃げないようにしているので、少しは地元情報を得る事が出来る。

日本と違って、移民の多い国なので、言葉の壁と言うか、それは最初からないと思っているのか、ベルギー人は異人種にもよく声を掛ける ・・・ あちらもコミュニケーションを避けようとはしない。

僕がオランダ語に苦労しているのが判ると「英語は話せますか?フランス語は?スペイン語は?」なんて聞かれるのだからね ・・・ 僕は「少しのオランダ語と、日本語が話せます」と答えると 「私には日本語は難しいです」と言って、オランダ語を丁寧に話し、身振り手振りでもなんとか伝えようとするので、こちらが申し訳ないと思う程である。

民家の玄関前にあるこの金属板は何だと思いますか?

色々な形はあるが、これは玄関から入る前に靴の泥を落とすための金具です ・・・ 日本と違い、土足のまま部屋まで入って行く生活様式だからね、ホントに泥の付いたままで上がるのはマズいよね。

今年も銀扇草、銀貨草とも呼ばれるルナリアの種子を見る事が出来た!
珍しいので、この場所で毎年見るのを楽しみしている。

リール出身小説家の、物語中の人物、シンフォロッサの像。

修道院内の空き家(かなり古い)をリノベーションして新しい住人が入るようだ。
修道院は、今では一般人も住む事が出来る。

静かな環境で静かに過ごしたいと思う人には、なかなかいい物件だと思うね。

質素な生活をしていたはずの修道女たちの住まいは意外と「いい感じ」なんだよね、2階建てで地下もあるようだし、裏庭もある。

こちらもポンプのある家の壁。

白いバラは質素だった。

古びて、住人のいないような家。

またも鮮やかな赤いバラが塀を越えて姿を見せている。

一番、修道院らしい小道。

 建物の壁にコケやシダが生えていたりする。

ボンボンのように垂れ下がった可愛らしいピンクのバラ。


クレマチスの種類かな?


修道院の猫

「この家には4-5匹の猫が出入りしているよ」と、向かい側のじいさんから聞いた事がある。

Momoちゃんを連れて散歩している時に、Momoちゃんがしきりにこの家の玄関の匂いを嗅いでいるのを見て、じいさんがそういったのだった。

シンプル、一重の白いバラ。

フランダース積みの煉瓦と白いバラ。

オリーブの花がこれから咲こうとしている。

通りの壁にある小型の井戸。
井戸(ポンプ)は修道院内の通りに面して3基あるが、どれも現在は使われていない。

石畳の上でまどろんでいる猫。 


 バラの花と向こう側はホップのツル、その間に住宅のドアがある。

修道院の猫 ・・・ 窓から家に出入りできるようだ。


細~い 小道。
修道院に限らず、住宅密集地帯では時々こういう細い道を見かけるが、火災時の延焼を避けるための防災用だと聞いた事がある ・・・ 確かに、素晴らしい知恵だね。

住宅密集と言うか、連なっている住宅の利点は、寒い冬の暖房費を節約できる事であるらしい。


キリストの降架を現した拝所。

修道院から出て来た。

羊飼いの像

ジンメルの塔(天文時計)

街の中心に近い建物群

2008年、僕がこの町に来た時には、教会の三角屋根の頂点には十字架があったのだけど、強風で壊れてしまい、そのまま ・・・

街の中心、フロートマルクト(Grote Markt)、イベントのない平日は静かです。

一人歩きを終わり、自宅に戻ってからMomoちゃんを連れて町の外周を歩く。

つくづく「リール市はいい町だなぁ」と思う ・・・ 旧市街へ行けば歴史的な建物が多く残っていて、外周には緑と水辺のある自然が豊かだ。

Momoちゃんも満足だろう。

夕食は自宅テラスでホワイトアスパラガス!
もう、そろそろ旬の季節も終わる頃。

ソーラー充電式提灯とMomoちゃんが充電中(笑)


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