29.1.09

ベルギーの交通事情

 なんか近頃の話題から外れるが、この間、学校へ1ヵ月間通うための電車の定期券を買ったので、交通事情について考えてみた(というか、ふと思った)

 ベルギーは税金が高い(消費税、所得税など)高いと言うが、実は生活費はそれほど高くないんじゃないかと思ったのである。

 まず、僕が買った定期はLier市~Mechelen市間、1ヶ月で61ユーロ(7,320円)。距離は道路での距離で17.2kmある。鉄道はもう少し長い(急行の直行便で16分)。学校は20日間だから、単純に20で割ると1日3.05ユーロ(366円)。僕のように、休日もこの定期でAntwerpenやMehelenに遊びに行こうと考えると30日フル活用で、1日2.03ユーロ(244円)。

 日本にお住まいのみなさん、これってメチャクチャ安くないですか?

 僕は鉄道のない沖縄に住んでいたので、良く分からないが、沖縄のバス料金からしたら信じられない安さだ。今はどうか知らないが、那覇から15km位離れたら往復で1,000円はするんじゃないだろうか。

 鉄道に加えて、バス網も、くまなく張り巡らされているし、バス停もきちんと整備され、バス利用者も多い。往復券、定期券、学割、前売り券などいろいろな割引制度もあるみたいで・・・・(詳しくは分からない)

 なんといっても、車所有の方には(日本人には信じられない)嬉しい、高速道路が無料、しかもベルギーの高速道路網は完璧と言ってもいいのではないだろうか。夜間照明もすごいが、都市間を結んで、都市ではリングと言う、周回道路もある。これによって、市街地の込み入った道を通過することなく、最短距離で目的地へ着けることになる。

 一般国道でさえ制限速度70k、80kが普通にあるのに、すごい!の一言。

 感心するのは、運転マナーの良さもある。ちょっとした幹線道路の十字路では信号機ではなく、ロータリー式の交差点になっている。これは、信号機がいらない、無駄な待ち時間が少ない、速度超過を防ぐと言う大きなメリットがあると思う。もちろんロータリーの交通規則順守あってこそだ。

 日本のように、あっちこちに歩行者専用押しボタン式信号機なんて、ここにはない(どこかにあるかも?)なぜか?

 道路に横断歩道の線(ゼブラパッド)がある場所に、道を渡ろうとする人が立てば、それが「車は止まれ!」の信号なのだから。ポルシェだろうがベンツだろうが、止まる。それが規則だ。

 ベルギー人は、車がブレーキを掛けて止まれる距離があれば、つかつかと道を渡っていく。さすがに不慣れな僕は、車が止まったことを確認してから、手を挙げて(運転手に)感謝の意を示してから渡る。(車の運転手からしたら、早く渡ってくれ!と言いたいのだろうが)

 みんなが法を守って、マナーを良くすればこんなにいい事があるんだと、考えさせられる。

 マナーとしつけを一つに考えると、子供のしつけを、みんながちゃんとやればもっといい事がある。

 それは自然の中で、昔はみんな遊んでいたはず。僕の住んでいるLier市だけを例にとっても、分かるが、いつもこのブログに書いているように、市を取り囲むように、緑に包まれた遊歩道が整備されていていて、運河もあり、池もある。しかしどこにも安全柵のような囲いがないから、より広々と生き生きと自然を楽しめる。

 万が一の事故があれば自己責任でしょうね。酒も煙草も16歳から解禁となるそうだが、これも自己責任だね。ただし18歳まで義務教育で学校に縛られる。
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