13.7.16

京都 嵯峨野散策 01

6月29日(水)天気予報では雨、それでも大阪滞在目的のひとつ「京都嵯峨野散策」を決行。
翌日に沖縄に帰るので、残された日はこの日しかなかった。

JR大阪駅で見つけた看板。
幼い柴犬が風呂敷をしょって旅に出るのかな?
何かしら寂しげな表情をしているねぇ ・・・ 僕も旅の途中、次の目的地へ向かうのにワクワクしてるのに。

JR大阪駅から阪急梅田駅へ移動して、嵐山駅までのチケットを買う。

桂駅で乗り換えて、嵐山までの車両は快適なシートだった。

阪急嵐山駅
ここでもまた中国人(韓国人含む)客多し!

嵐山駅を出ると、多くの観光客はすぐに名所の渡月橋へ向かうのだが ・・・

僕は逆方向に歩いて「法輪寺」へ ・・・ 静かでいいじゃないか。

事前情報で、ちょこっとだけ聞いていた「電電宮」

 「 ・・・ 電電宮は広く電気、電波関係者より崇敬されている」



これは是非拝んでおかなければ ・・・ 小銭をチャリンと賽銭箱に入れ 「僕の電子機器が故障しませんように、特にカメラが壊れませんように」 と願をかけた。


というのは、僕の先代のカメラ(SONY RX100)は、購入2ヶ月で沖縄の神の島「久高島」撮影しまくった後にメニュー系統のプログラムに異常が出始め、メニュー操作が出来ないという不具合があった。

その2年後の今回の大阪滞在で、住吉大社の取材で完全に逝かれた ・・・ これをどう考えればいいのか ・・・ 落下させた事もないカメラは物理的に壊れたわけではなく、プログラムの異常が発生 ・・・ 神の仕業か?

「どうか新しく買ったこのカメラにはそういういたずらをしないでください ・・・ 他の神々にもよろしくお伝えください」 

この法輪寺には高野山にあったようなお堂も建っていた。

京都の町を見渡せる高台の展望台。

渡月橋も見える ・・・ さて、下界へ降りるか。


 渡月橋を横から見る。
このころから雨が降り始めた。


 人力車

渡月橋を渡った後、まっすぐに進み

天竜寺境内に入る

「蓮池」があり、きれいな蓮の花が咲いていた。
雨の滴も付いて、艶っぽいね。

天竜寺のお庭に入る(有料)

何の池だったか ・・・ ちょっと離れたところから小銭を投げて、水中にあるお盆に入ったら幸せになれるのだとか ・・・ これは試さなかった。

天竜寺のお庭の北側出口が近くなると、竹林が見えるようになった。

 北側出口を出るとすぐに「竹林の小径」のクライマックスあたりである。
「おぉー、これはスゴイ」 でも、雑木も混ざっているなぁ。
雨も降る中、中国人観光客も多く、ピンクの傘を広げる人もいて、なかなか静寂なイメージで撮影することは出来なかった。

仕方ないから、道路を外して竹林の中を撮ったり(笑)

一応「案内マップ」のおすすめコースを歩いていると、「西行井戸」というのがあって、事前の知識はなかったので、興味半分でのぞいてみたのだが、西行は平安時代から鎌倉時代にかけての武士、僧侶、歌人であったという。

特に歌人として名を成したようで、この墓碑に見えるようなのは「歌碑」であり、日本全国の歌人たちが、西行を偲んでこの場所に建てたようなのである。

西行井戸からそう離れていな場所に「二尊院」があった。

入口の門をくぐっても建物は見えない ・・・ 門の傍らにあった番所の人に声をかけたら「雨の中をようこそいらっしゃいました」 と、丁寧にあいさつされたので参拝してみる事にした(有料)。
幅の広い参道を覆う緑のカエデ ・・・秋に来たらさぞかし綺麗なんだろうなぁ。

しばらく歩くと、鐘の塔がある。
番所の人曰く「鐘があるので、その鐘を突いてください、お寺には鐘は付き物ですが突かせてくれるお寺は珍しいですよ」という事だった。

ひとつ目は「生かされる吾が身への感謝」、ふたつ目は「世の人々の幸せに」 みっつ目は「世界平和のために」
願いを込めて、3回鐘の音を響かせた ・・・ 山間の寺、鐘の音は長く響く。

さらに階段を登る。
登りきるとさらに奥に「時雨亭跡」があると誘うが、さすがにこの辺で止めておいた ・・・ 降りよう(笑)

お地蔵さん

入口の門に戻ると、このポスターを見つけた。
小倉大納言という小豆は、このお寺が発祥だそうな ・・・ そういえば小倉餡(おぐらあん)とか言うよねぇ。

この二尊院の背後にある山が「小倉山」である。
番所の係の人に聞いてみたところ 「小倉百人一首」もここが発祥の地なんですよ」 なるほど、百人一首も歌である ・・・ 歌人西行もこの辺に住んでいた。

つながるって面白い!

ちなみに、先ほどのかなり登ったところにある「時雨亭(跡)」が百人一首が編まれた場所であるらしく、西行の歌も百人一首の中に選出されている。

 さてさて、さらに上り坂を歩いて念仏寺を目指していたが、傘をさして歩いても濡れるほどの土砂降りになったので、軒下で雨宿りする。

その軒は酒屋の軒だった ・・・ ビールの自動販売機があり ・・・ まぁ、仕方ない?ので、缶ビール1本を買って飲み始める。

そこへ60代くらいの男性が一人、雨宿りに加わり、タバコを吸い始める ・・・ 「ひどい雨ですねぇ」 なんて話し初めて 「僕はこれから念仏寺まで行こうと思っているんですけど、この先はまだ長いですか?」 と、聞いてみたら、その男性は 「いや、もう少しですよ、でも私は念仏寺の手前で引き返してしまいました。 今まで何度も行っているから」 という、滋賀県から来たという人だった。

歴史散策が好きで、よくこういう場所を歩くんだという。

「僕は普段ベルギーに住んでいるので、時々日本に帰ると、歴史的な場所を回るのが好きなんです」 なんて話して、なかなか趣味の合いそうな人だった。

でも、深入りはせず、メルアド交換などもせず、雨が小降りになってきたところで別れた。

先ほどの男性が引き返したという場所にある「繭人形のお店」、彼曰く「この人形は面白くて、お土産にちょうどいいので時々買って帰ります」 という事だったが、旅先でお土産を買う習慣のない僕は、そのまま通り過ぎた。

まだ先は長いのかな~ と、思った時に「化野念仏寺」の看板が見えたので、ほっとした。

長くなりそうなので、続きは後日に書きます。

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