4.3.17

楽器博物館 Brussel

ブリュッセルに楽器博物館(Muziekinstrumentenmuseum)というのがあり、建物がアールヌーボー建築という事でも有名で、よくその前の通りを歩くので写真を撮ったりしていたのだけど、今回は中に入ってみる事にした。

理由は単純に、その日が無料だったから(笑)

アントワープが月の最終水曜日を「美術館・博物館無料の日」としているのに対し、ブリュッセルは月の最初の水曜日と、最初の日曜日の2回に分けて、無料入場の日としている。

8年余りベルギーに住んでいて、今まで行かなかったのだけど、今回は最後のチャンスなので狙いを定めていたのである(笑) ・・・ (3月後半に帰国するため)

僕にとって、アントワープよりブリュッセルの方が遠いし、言語の壁(フランス語主流)もあって敷居が高いというのが行かなかった理由 ・・・ という事もあるけど、美術鑑賞より、街歩きが好きであるという事でもあるのだろう ・・・ 街を歩けば教会がたくさんあるし、教会に入ればそこそこの美術鑑賞もできるのがベルギーなのである。

そんなわけで、初めて入った楽器博物館。
1654年製のヴァイオリンが普通にあったりする。

 音楽とダンスを描いたタペストリーとか ・・・

ピアノの一種の古楽器 ・・・

蓋もアートだ!

どういう仕組みだか分からないけどスゴイな ・・・

という感想を持つ楽器がどれだけあった事か(笑)

いちいちアートなのである!

アートと言えば、この建物自体もアートだ!

階段とエレベーター

1898年に完成したアールヌーボー建築で、鉄とガラスと曲線の多用は、やはり美しい!

展示されていた、オーケストラのフィギア。

7気筒エンジンのエキゾーストパイプか!(笑)

曲線配置の鍵盤を持つピアノ ・・・ どうして主流になれなかったのだろう?
パソコンにも、こういう配置のキーボードが出た時期があったが、やはり主流にはなれなかったねぇ(笑)

時代的には新しいはずの電子楽器が陳腐に見えるのはなぜだろう。




何階だったか、楽器の製造工程を見せる工房もあった。

 最上階のレストランの隣にあるテラスからの眺め ・・・ 聖ヤコブ教会が見える、そして左後方には王宮も見える。

そのレストランは、ブリュッセルの街並みが見渡せるレストランとしても人気があるらしい ・・・ と、他人事みたいに書くのは、僕はレストランの席に座らなかったから(笑)

世界各国の楽器も展示されているので、日本の三味線もあったが ・・・ 世界の楽器に比べたらとてもシンプルなものなんだよねぇ。

日本のイメージ画?

世界にはいろんな楽器があったものだ!

いったいどうやって考えて、どうやって演奏して、どんな音が出るんだ?

そんな疑問に、少なくとも回答しているのが、この博物館入場時に無料で貸し出される「音声ガイド」 ・・・ これがなかなかの優れもので、展示物の前に来たら、番号が表示されているので、ちょっと大きめのスマホのようなその音声ガイドに番号を入力すると、その楽器の演奏している音が聴けるのである。

これは面白かった ・・・ 時間があれば、ひとつひとつ全部聴いてみたかった ・・・ が、何しろ展示の数が半端なく多いので、1日では無理な話である(笑)

僕はたくさんの写真を撮ってきたけど、これとて展示物の10%にもならないだろう。

ま、興味のあるお方はご覧ください↓
Musical instruments museum 02
Musical instruments museum 01
もう一度行って、ゆっくりしたい博物館のひとつになった。

この後、すぐ隣にあるマグリット美術館にも行ったのだ!


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