土曜朝市

「土曜朝市」なんて言うとスーパーのチラシみたい？

こちらではザータルダヒ・マルクト（Zaterdag Markt=土曜市場）と呼んでいるが、午前だけなので僕が勝手に土曜朝市って言ってるだけです。

毎週、ホントに毎週、雨の日も風の日も雪の日も、何百年も前から連綿と続いているこの市場は、町にお店がなかった時代からのもの。

トラックやワゴン車に商品を積んで、商人たちが町を移動して開く市場なので、市民たちはこの日を待ちわびて、買い物袋やキャリーバッグを曳いて買い物に出かける。

近くに便利なスーパーが出来ても、市民がこの市場に来なければ町の活気がなくなってしまうだろう。

そう考えると「市民の憩いの場」ともなって、市民が顔を合わせて挨拶をする（健在を確認する）場とも言える。

スーパーより安いわけでもないが、新鮮なものを選んで買える。

買い物目的でなくても、賑わいを楽しみに訪れてカフェやレストランのテラス席でワインやコーヒーを飲みながらこの賑わいを眺めるのも楽しいだろう。

僕も買い物するわけではないが、出かけて～ぶらりする（笑）

そんな「ぶらり」をしていると突然、横から飛び出してきた女性が「マ　サ　ユキ～！」と僕の名を呼んで、僕の手を両手で握るのでビックリした。

小柄なアジア人女性で僕と同年代で、満面の笑みを浮かべている・・・だ、だ、誰なんだ？

思いを巡らせてみると・・・「あ～、チョイじゃないか！　元気かい！」と、思い出した。

チョイさん、リール在住の香港人女性で、僕がベルギー移住を始めた1週間後から通い始めたオランダ語学校で最初のクラスメイトで、彼女はすでに20年以上ベルギーに住んでいて、オランダ語もボチボチ出来ていたのだけど、語学教育が義務化されたので初級クラスにいたのだ。

言葉もろくに通じない中、英語と習いたてのオランダ語、漢字の筆談も交えて一緒にアントワープまで買い物に行った事もある・・・電車チケットを安く利用する方法とか、アジア食材の安いお店とか、いろいろ教えてくれた。（10年以上前の話）

しばらく会ってなかったけど、噂では3－4年前から重い病気にかかり、経営していた中華レストランも閉めて、沈んでいる様子だった。

それが今、目の前にメッチャ元気でハイテンションな昔のようなチョイさんがいたのだ。

そして、昔のように英語とオランダ語を交えて近況など、立ち話をした・・・彼女は癌に侵されていたらしい・・・僕も沖縄に帰っていた事など。

そして「僕は1ヵ月滞在したら沖縄に帰らなければならないんだよ」と言ったら、彼女は「私は10月に香港へ行くから、その時にあなたに会いに沖縄まで行くからね」と言うのである・・・たじろいでしまった（笑）

ま、元気なチョイさんに会えてよかった。

おっと、話は横に大きく膨らんでしまった。

リールの羊飼い

夏を楽しむデコレーション

僕が好きな場所、ベギンホフ（修道院内）

聖母子像とも久々の対面です。

バラのある窓

町の喧騒から離れられる場所です

オリーブの花

大輪のケシの実（種）

ブラックベリー

修道院を出て街歩き

今は閉じられた運河だけど、和めます。

ある目的地へ

リールで好きなカフェでビールを1杯！

面白いもので、店内には僕一人が座り、店のスタッフは忙しそうに動き回っているけど、すべては外のテラス席からの注文である・・・店内に入ってくるのはトイレ利用の客のみ（笑）

いつもの散歩コース

ただいま！

聖グマルス教会

水門小屋

さてさて、夕刻からの自宅テラスタイム！

1日の締めのお楽しみです。

マーチェス（ニシンの塩漬け）はオランダ、ベルギーの定番・・・食べ方は玉ネギのみじん切りを乗せてそのまま食べる！

しかし、日本人なら・・・

醤油とワサビが欲しいところ・・・

が、なかったので、サラダ用の「玉ネギドレッシング」を使ったら、案外良かったね（笑）

そしてビールはトリプル！

ベルギービールの特徴は泡立ちが良い事！

トリプルビールの代表格はデュベル！

こちらも泡立ちの代表格でもある（専用グラスではないけど）

トリプル3連発！

はい、これでぐっすり眠れます。

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