今日は朝から天気が良くて、快晴とまではいかないが、気温は午後には14℃くらいまで上がった!
午前に、自転車マップでルート表を作る。
これはFietsnetというWEBサイトで、地図上にマーキングして行くだけで、合計距離を計算してくれる、スグレモノマップのお陰で簡単に出来る。(Fietはオランダ語で自転車の事)
「今日は隣の隣の街、ヘーレンタルス(Herentals)まで行くかぁー!」と、ルートを作ったら往復合計が57.7kmある。
僕の今までのサイクリングは、40km前後が最長だったから、大幅な記録更新となる。
ま、日も長くなった事だし、大丈夫だろう、と気楽に考えてはいたが、万が一帰りが遅く(暗く)なったらと、蛍光色ビブスと、防寒のためにTシャツ1枚と、耳を隠すヘッドバンド、手袋もリュックに入れておいた。
サイクリングルートのポイントを記したメモと、念のために自転車ルート地図も持つ。
10分でスノードロップ(マツユキソウ)の群生地に到着。
僕以外にもここに来ている人がいるようで、少し荒れていた。
ネーテ川沿いの自転車道を1時間くらい走って、最初の休憩。
自転車は不思議だ・・・、最初の15分位がきつくて、息が上がって、太ももも、筋肉の痛みを感じてくるが、その後しばらくしたら、呼吸も落ち着き、ペダルをこぐ足もそれほど力を使わず、勝手に足が動いて、何処までもいけそうな感覚になる。
牧場の向こう側を電車が走っている。
ベンチで休憩している間に、自転車マップを見ていたら、「ヘーレンタルスの町を見に行くより、農道を通って風車を見に行こう!」と、いとも簡単にルート変更決定!
新たなルートポイントをメモに書き込み、再出発!
自転車マップと、WEBのマップは連動しているので非常に便利!
農家の前に自動販売機コーナーがあった。
スナック菓子、チョコレートなど市販の菓子類、清涼飲料水、もちろん?ビールもあった(今回はパス)、獲れたてリンゴやトマトもある(リンゴは時期じゃないから冷蔵品か)、新鮮アイスクリームの販売機もある。
しかし、農家が売りたいのはこれでしょう・・・・採れたて生牛乳!
価格表、1リットル80セント(0.8€)、スーパーで買っても1€前後だから、安いと言えるかもしれない。(僕は買って飲んだ事がないので、味がどうなのか分からない)
フランダースの農家らしい風景。
そんな農道を走っていると、突然箱型風車が姿を現した。
「ボウウェルの風車」(De Molen van Bouwel)
風車の写真を撮っていると、突然スポーツバイクのツーリン集団が通りかかった。
ジャージにヘルメット、競技用自転車はカッコいい!
(僕は街チャリ、しかも婦人用で、リュックを背負っている)
そんな事を考えていると、突然、馬がパッカパッカと、駆け足でやってきた。若い女性がカッコよく乗っていた・・・・、風車のある屋敷の敷地に入って行った・・・。
さらに農村風景の中を走る。
「ルルドの洞窟」フランスの小さな町、ルルドの洞窟近くに聖母マリアが現れ、少女ベルナデッタに、「洞窟の水を飲んで顔を洗いなさい」と告げたという。
物語は長くなるので「ルルドの洞窟」でwikiってみてください。
洞窟とマリアと、少女ベルナデッタの像があるのが特徴ですね。
世界各地にこのような礼拝所があると思うが、ベルギーにもたくさんあります(カトリックの国ですから)。
以前にもオーストマルのマリアパークを紹介しました。
本日の目標地点、Nooderwijkという町の郊外にある風車「Hogeweg Molen」
ここまで26.5km走った事になる。
のどかな農村風景を見ながら走っていたが、遠くで「パン、パン、パン」と、ずっと音がしていたので、なんだろうと思っていた・・・。
銃のような音だと思っていたら・・・
野外の射撃場でした・・・
あちこちにある赤い色をした機械から円盤が飛び出し、狙いを定めて「パン!」と撃つのである。
なかなかみなさん、腕が良いようで70%位は的中しているようだった。
この射撃場、囲いもなく(向こう側にはあるかもしれないが)、僕も普通に入れた。
駐車場で、車から降りて来たお客さんはライフルを持っている。カフェから出てくる人もライフルを持っている。
ボウリング場で、ボウリングのボールを持っているようなものなんでしょうかね?
自転車道は細くなって、1台づつすれ違うのがやっと位の道になった。
またも「ルルドの洞窟」に遭遇。
Herenhoutという町にあった小さなチャペル(Uilenberg Kapel)。
Uilenberg Kapel の内部、祭壇や装飾品などの充実した、きれいなチャペルでした。
Bevelという小さな町の郊外にあるチャペル(Kruiskensberg - kapel)
チャペルの周りに小さな祠がいくつもあり、内部にはイエスの生涯を表したと思われる彫刻が納められている。
夏にはトウモロコシ畑だった場所。(自転車道の標識)
Bevelの町に近づくと、小さなお城がある「Hof Van Rameyen」
ベルラール(Berlaar)の町の 聖ピータース教会(Sint Pieterskerk)
Berlaar にもある「ルルドの洞窟」
僕がベンチに座っている時、ひとりのおばあさんがやって来て、洞窟の前で立ち止まり、胸に十字を切ってお祈りをし、洞窟の中に入り、ろうそくに灯をともしてから出て行った・・・。
こういう風に、住民からは親しまれているんでしょうね。
BerlaarからはNete川沿いのサイクリング道路で、Lier市までつながっている。
いよいよLier市に近づいた時、絶好の夕陽が見えた。
ちょうど、聖グマルス教会の後方に陽が沈んで行く。
そして、我が家まであと200mの場所で、最後の休憩。
水面に映るさかさまの風景、木の枝の隙間に、月があるが、見えるでしょうか?ここで休んでいる時に、ちょうどグマルス教会の鐘が6回鳴った(6時)。
家を出てからちょうど5時間半が経過した。
最終的には合計57.3kmほどのサイクリングでした。
用意した蛍光色ビブス、防寒用品は使わず、ジャストの時間に家に着いた。
2 件のコメント:
本当に美しい景色ですね!
毎日が感動なことでしょう♪
LAは珍しく今週は雨続きなので、
あの陽射しが待ち遠しいです。
逆にベルギーは土曜日まで良い天気の様です。
自転車でいったん郊外に出ると、何処までも走り続けたい衝動にかられるんですが、暗くなる前に家に帰らなければならないので、ルート計画が必要になるんですよね・・・。
景色はきれいですね、農村風景も街中もゴチャゴチャした感じがない。散歩している人、自転車の人も絵になるんですよねぇ。
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