テニス、冬の間ずっと所属クラブ内のウインターダブルスしかしていなかったが、今週1週間かけて行われていた、Lier市内の他のテニスクラブ主催「クラブ対抗団体戦」に、急きょ、人員不足のため出場する事になった!
ここは屋内ハードコートが5面、屋外クレーコートも10面くらいあるが、例年この大会は屋内で行われているようである。
ダブルスのみ(男子2、女子2、ミックス1)で行われ、クラスメントは関係ないので年配の選手が多いが、レベルはかなり高い(僕より)と思って他の試合を見ていた。
Katrienとマルレーン姉御ペアも出場したが、70代ペアに2-0のストレートで負けてしまった。
ベルギッス・シニアテニス、侮るべからずである!
僕の相棒となるのはグレン(Glenn)、去年の夏シングルスで対戦して、僕が2-6、4-6で負けた人だ(僕よりクラスメントが二つ上)・・・・信頼できる相棒だ!(初ペアを組む)
対戦相手は60代ペアで、グレンいわく「どんなボールでも返して来るから、気をつけよう!」
グレンのサービスから始まり、初球のファーストサーブが入り、リターンが浮いた所を、すかさず僕がポーチしてボレーを決める!(絶好の滑り出し)
グレンがキープして、その後は一進一退の白熱したセットになり5-5、(この大会では規定によりタイブレークなしの6G先取である)ここで、僕にサービスの順番が回って来た・・・。
責任重大!男子のテニスではサービスキープが鉄則である・・・、重圧を感じつつ、何とかしのいで1セット先取。
相手のシニアペアが、やはり粘りのテニスで、ひとりはサウスポーでスライス多用するタイプ、もう一人はノーマルで、少しバックハンドが苦手の感じ・・・。
グレンが「二人ともバックハンドを狙おう!」と、打ち合わせをする。
第2セットは、作戦が功を奏し、相手にも疲れが見えて、球が浮き始め、長身180cmくらいあるグレンが常に前に出て、僕らはダブル前衛、シニアペアがダブル後衛のパターンが多くなり、スマッシュでのポイントが多くなった、そして差が開き始めた。
第2セットも、最後は僕のサービスゲームで15-40の劣勢から挽回して、僕のサーブを相手が大きくリターンアウトして勝利の瞬間を迎えた・・・6-2。
応援に来ていたチームSASのみんなに手をあげて応える!
嬉しい!今年の外部大会の試合で初出場初勝利!
チームで祝杯をあげているとき、僕が「グレンがスマッシュで決めてくれるので、僕はつなぐだけで良かったから楽だったよ、相手はめずらしく、サウスポーの人がフォアサイドのレシーブだったよね」と、グレンにKatrienの通訳でいうと「え、そうだったの?気付かなかった・・・」
「おい、グレン、バックハンドを狙おうと言ったのは君だよ!相手の効き腕を見ていなかったのかい!」
結構オマヌケを見せたグレンであったが、プレー中、相手のボレーを足元に決められそうになった時、ラケットを後ろから持ってきて、股の間からボールを打つ「フェデラー」張りのスーパープレーも見せ、そのポイントをものにした。
この試合、彼の一番の見せ場で、何度もその自慢をしていた。
結局、一週間かけて6チーム(クラブ)のリーグ戦で5位というのが、我がクラブチームの成績だったようだ。
チーム監督は、急きょ応援に来た僕が勝ったので、大層喜んでくれた。
冬の間は屋外のクレーコートにエアドームをかぶせて、場所を確保する苦肉の策も各地で見られるベルギーテニスクラブ。
ここはクレーコートと思いきや、クレー色のカーペットに砂を蒔いた「疑似クレーコート」である。
明日からまた、別の大会でKatrienとのミックスダブルスに出場する事になっている。こちらもまずは初戦を勝ちたい!
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