「ここまで来たら異常気象だ!」と思うくらいのベルギー夏天気!
今日は久しぶりにサイクリングしてきた。
いつもの運河沿い自転車道
今はイースター休暇中とあって、自転車や、散歩の人も多かった。
向かう先は川島選手のいるLierseの練習場の近くだが、少し方角が違うケッセル(Kessel)の自然観察湿原地帯。
今日の目的地はここ!白い花畑
初夏に咲く、Zomerklokje(ゾーマルクロッキエ=夏の鐘)という花。
夏の鐘が咲いているのだから、やっぱりベルギーは夏だ!
和名はスズラン水仙だというが、日本にも咲くのだろうか?
スズランに似たかわいらしい花だが、花までの高さが5-60cmあり、大型だが、スズランのような香りはしない。
道ばたに名も知らぬ、青いきれいな花が咲いていた!
そして、こちらの青い花は?
そう、今ベルギーの「ハルの森」では、幻想的にこの花で埋め尽くされているという「ブルーベル」、ここKesselの自然観察ルートの中に、少しだけこの花の群生地がある。
ここには、白いブルーベルもある!
ピンクのブルーベルもある!
そして、近くには、「昔・チューリップ公園」だった、荒れ地があり、今でも雑草に覆われながら、律義に花を咲かせている。 胸が熱くなるほど美しい!
(おじいさんが、ひとりで管理していたが、おじいさんが亡くなって、荒れ地に・・・)
道端にはスズランのつぼみもあった!!
オランダ語では、meiklokje(メイクロッキエ:5月の小さな鐘)
5月になるのを待って、咲くのをためらっているようです・・・。
ベルギーの季節名が付いた花
スネウクロッキエ(Sneeuwklokje=雪の鐘)マツユキソウ
メイクロッキエ(Meiklokje=5月の鐘)スズラン
ゾーマルクロッキエ(Zomerklokje=夏の鐘)スズラン水仙
お分かりのようにKlokijは「小さい鐘」の事で、日本で使われる「釣鐘・・・」と、同じですね。
ちなみにブルーベルのオランダ語名は、Blauwe Bos Hyacint=森の青いヒアシンス
ブルーベルにはなぜ「鐘」が付かないのだろう・・・?
オランダ語で、paardebloem=馬の花・・・タンポポです。
方言ではPissbloem=しっこの花
(馬にしっこをかけられても、元気に育つからか?)
つくし
オランダ語で、boterbloem=バターの花
ベルギーでは、雑草でも花がきれいに見える!
和名は「キンポウゲ(多種あり)」だろうか?
ベルギー田舎道の道端を彩る花のひとつ。
沖縄にいた時は、雑草は目の仇だった。
四季のない沖縄、雑草は年中成長を続けるので、地域での草刈り作業で重労働を強いられ、自分の菜園での雑草対策に頭を悩ませていたものである。
あぁ、それで、4月に(実は3月からずっと)こんなにいい天気が続き、夏気分を味わえると、「このあとには夏がない!」と、よく言われているらしい・・・。
テニス仲間も「夏はこれで終わりかもしれないよ!」と言っている。
そういえば去年も夏がなくて、夏祭りにジャンパーを着て行ったからね!
日本のように、ある日を境に「衣替え」なんて事が出来ないんですよね。
その日その時、天気が良ければ、それを享受しなければならない、ベルギーなのである。
あ、今日のサイクリングの写真は、このブログの上の方、右側のスライドショーをクリックしたら、大きな写真で見られるようになっています。
どうぞ、大画面スライドショーで、お好みのBGM など、流しながらお楽しみください。
4 件のコメント:
オランダも夏です。
ほんと、どうなってるんだろうっていうくらいの陽気で、嬉しいやら、心配やら。
タンポポのオランダ語、彼から聞いて、
面白いと思ってました。
でも彼らからしたら、雑草で草刈の対象なんですってね。
日本に比べて、雑草とはいえないようなかわいい花がいっぱいなのに、
感覚が違うのでびっくりです。
季節の草花がホントにきれいですね。
町を歩いても、牧場風景の中を歩いても楽しくて仕方ありません。
冬の寒さが厳しいので、高山植物のような可愛い花が多いのかな、と思ったりしてます。
はじめまして。アントワープのカフェのQさんのところからとんできました。
写真がすごくきれいですね!実は私も最近「勿忘草(わすれなぐさ)」のオランダ語を知りました。
"Vergeet me nietjes"
そのままやん!って思わずツッコミたくなりました.
また覗きにきますね!
近郊のもの さん
初コメありがとうございます。
カラスより一回り小さい黒い鳥はKraai(クラーイ)大きいカラスはzwarte Kraai(黒いkraai)
人が死んだ事や葬式を知らせる人の事もクラーイ(Kraai)と呼ぶそうです。
共通点が多いですよね。
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