ベルギービールウィークエンド！

昨日書いた「HOPの咲くコートで奇跡が起こった！」の続きだ！

テニスで奇跡的逆転勝利の後、ひとりでブリュッセルで開かれているベルギービール・ウィークエンド（13th BELGIAN BEER WEEKEND）で、ビールを飲むために行って来たのだ！

アントワープ中央駅地下のホーム、オランダのアムステルダムから来た電車に乗り換えてブリュッセルまで行く。

LierからBrusselは、Weekend割引チケットで往復7.2€だ（通常の約半額）

電車の中で僕の斜め前の席に、日本人らしい熟年夫婦が座って、観光ガイドブックなどを開いていたが、困った様子でもないので声をかけなかった。

戸惑いながらも、夫婦水入らずで楽しい旅をしているんだろうな・・・と想像していた。

ブリュッセル中央駅。

さっきの熟年夫婦もここで降りたが、いらぬお節介はよした。

僕の行き先はもちろん、ビールまつりが開かれているグランプラスだが、こんな人も歩いていた。

やってきました！世界に名だたるビール王国のビールの祭典。

「世界一美しい」とも言われるグランプラスの広場の中で行われている。

会場にはフェンスが設けられ、そこにはホップの毬花（もちろん本物）が飾られていた。

　それはいいんだが、その柵の中に入るためにはチケット売り場で、入場券代わりのプラスチックのコイン（グラスと交換する）、ビールと引き換えるための王冠をあらかじめ買っておかないといけないらしい・・・・

テント内のブースには、参加40以上というブリュワリーの樽生ビールが、専用グラスで飲めるというのだが・・・

こんなに天気のいい日に、なにもこんなイモ洗いのような人混みの中に入ってビールを飲まなくても・・・

座る場所はないし、立ち飲み用の小さなテーブルはすでに団体客に占領されているので、突っ立つか柵に寄りかかるしかないのである・・・そんな場所で「ひとりで」おいしくビールが飲める訳がない。

しかも、けして安い訳ではない（高くもないが）イベントビール・・・

僕は早々にイベントブースへ入ることをあきらめ、チケット売り場の長蛇の列を横目に、市内をぶらりと歩き始めた。

食い倒れのイロサクレ地区、

その袋小路、この辺は飾らない人たちがペタッと座って、ビールを楽しんでいる。

　

その一角に小便少女の像がある。

その少女の写真を撮るのは、少々恥ずかしくなるほどの格好をしているのだが・・・この像は！

　

雑踏ですね。

ビール祭り会場から離れても、カフェテラスの客はいっぱい！

祭りの混雑を避けて、のんびり楽しむ人たちかな。

　

再び会場に戻ってきた！

　

こんなパネルがあった、「ビールのある日常生活」写真展かな？

　

人混みをものともしない陽気な連中が、まつりブースの檻の中でひしめき合っている。

それでも、チケットを求めて行列は続いている。

　僕はまた広場から離れて歩き始める・・・。

違う角度からの市庁舎の尖塔（高さ96m）

頂上にはブリュッセルの守護聖人「大天使ミカエル」が立っている。

　

　この辺りは観光客が集まる所・・・

そう、観光名所として有名な割には、小さな像である「小便小僧」

いつからか「世界三大がっかり名所」とも言われているようで・・・

それでも「笑って済ませられる可愛さ」ゆえ、許されているのだろう。

なぜか天使の羽根集団が・・・

別角度から市庁舎の尖塔。

また違う方角へ歩いていく。

　

これはブリュッセルの証券取引所

下の階段では若者たちが腰を降ろして休んでいる。

屋根の部分にも細かいレリーフが施されている。

　

別角度からの市庁舎の尖塔

と、ヒツジ雲！

　

歩道にある、建物の地下室の通気口のふたと思うが、アートしてます。

　

みたび、ビール祭り会場に戻ってきた！

相変わらずのゴミのような人であふれている（人ごみというのか）

僕はもう、ここをあきらめてミニスーパーで缶ビールを2本買って、王宮近くの高台へ行って、街を見下ろしながらビールで涼もうかと思い、ゆっくり歩いていた・・・

 

 

そこへ突然、僕の前に姿を現した日本人らしき女性が「日本人ですよね！・・・沖縄の方ですよね！」と、僕に詰めよって来たので、「え？」と、戸惑う僕に「ブログを読んでますよ、いつかお会いできたらいいな、といつも思っていたんです」と、かなりハイテンションになっていた。

「そうです、その僕ですよ」

と、答えると、まるで超有名芸能人とでも会ったかのように、緊張気味にテンションあがって話しまくった・・・「あ、僕は別に時間も場所も気にしないでのんびりだから、ゆっくりでいいですよ、座って話しましょうか」と言ったものの、立ったままでの話が続いた。

彼女、ゆっくり話を聞いてみると、1年ほど前からブリュッセル近郊に住んでいて、沖縄出身・・・、しかも、僕の故郷の隣町（与那原町）の出身だという・・・さらに、僕の姪っ子の友達の友達のいとこであるという事まで判明してきた！

さすがウチナーンチュ（沖縄人）なのである。

彼女ら（彼がいた）もビールまつりに来たが、人混みのまつりブースに入るのをあきらめ、スーパーで缶ビールを買ってきて、市庁舎の下の縁石に座って「まつりブースの人混み」を眺めながら飲んでいたのである。

　実は僕もそれをしようと思っていたので同じ考えかぁー！

仲良しのベルギー人の彼と記念写真、優しい人で「思いやり」を感じた、僕も少しのオランダ語で話した。

ベルギーでもウチナーカンプ―（沖縄の髪の結型）のショーコちゃん、あなたはエライ！好きだなぁーそのスタイル。

　

僕は買ってきたベルギービールPALMを飲む！

彼女らと楽しく話しているうちに夕暮れになってきて、僕はやっぱり電車の時間を気にしないといけないので、切り上げることにした。

　

市庁舎の前の祭り会場。

薄暗くなってきたが、まだまだ人混みで溢れている！

「ベルギービール・ウィークエンド」祭りには来たものの、祭りブースには入らず周囲を2週ほど回り、祭りを楽しむ人々を見物して家路に就こうとする僕だが、少しだけの残念な思いはあった。

「一堂に会したビールを飲み比べるのもいいが、カフェめぐりをして、カフェの雰囲気と1杯づつのベルギービールを楽しむのもいいよ！」と、負け？惜しみを言いたいのである。

アルコール度数の高いベルギービールを「一気に飲み比べる」と、３杯以上飲んだら帰りは危険だから気をつけよう！

僕は「ビールウィークエンド in Antwerpen」で、飲み過ぎて帰りの電車で、駅を乗り過ごす所だったからね。

 

あー、そういえばあの時のビール祭りでも「沖縄出身女性」から声をかけられたのだった・・・「ビールじょーぐー（好き）」なウチナーンチュは「ビールまつり」と聞くと、いてもたってもいられなくなるのかぁー！

駅への通り道のカフェテラスもまだ盛況だ。

　

フリッツ屋さん

　

　駅に着いた！

ブリュッセル中央駅でアントワープ行き電車に乗ったら、ブリュッセル北駅（最初の駅）で止まったあと、中央駅に戻ってきた・・・「なんだこりゃー、そんなのありか？」、僕が酔っていたとしても、電車が戻ってきたりはしないはずなんだが・・・。

時々不思議な事が起こるベルギー国鉄だから・・・深く追求しない事にしよう。

いつも一筋縄ではいかない僕の旅だ！

次のアントワープ行きに乗ったら普通列車で、アントワープまでかなり時間がかかり、途中寝てしまっていたが、ちょうど乗り換え駅のひとつ前で目が覚めた！

家に着いてからもテラスで余韻に浸る。

　

24時ごろになっても外気で寒さを感じなかったベルギーは、やっぱり暑い日（土曜日）だったのだ。

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