前回書いたDiestの町を出て、西へ7kmほどの場所に、丘の上に教会の建つ、スケルペンフーヴェル(Scherpenheuvel)という町がある ・・・ Scherpen(尖った)heuvel(丘)という意味の町の名だが、わずかに盛り上がっている程度で、尖っているわけではない。
その丘の頂上にバジリカの教会堂が建っているので、尖っているように見えなくもないが ・・・ でも、これは昔からあったわけではないし ・・・ ま、いいか。
聖母マリア巡礼の地として有名なので、教会の周辺の土産品店では関連するお土産が売られている ・・・ 聖母マリア単独なんですねぇ ・・・ イエスがいない。
普通の教会や街角の拝所で見るのは大抵、聖母マリアが幼児イエスを抱いた、聖母子像なんですけどね ・・・ フランスのルルドの洞窟の聖母マリアも単独だね。
16世紀頃の話、この丘の上には教会はなく、十字の形をした枝を持つ樫の木があり、その木にマリア像を掛けて、拝所としていた ・・・
歴史を語ると非常に長くなるので 「ベルギーの歴史と文化 vol.1」 というページに譲ります。
まあ、そんなことで民間伝承で噂は広まり、ついには、当時この地を治めていたオーストリア皇太子アルブレヒト大公とイサベル妃がやってきて戦勝の感謝を告げに来て、石の礼拝所を建てることになった。
教会堂内部。
洗礼盤の上には聖母子像が ・・・
何やら儀式が行われていたので、本堂内部には入れず ・・・
十字の形をした枝の樫の木に聖母子像が掛けられ、オーストリア皇太子アルブレヒト大公とイサベル妃がやってきた様子を表している。
Momoは人々に可愛がられ、楽しそうに散歩をこなしていた。
教会堂のある敷地内に、井戸の小屋がある。
1692年にこの井戸は作られ、深さ62m ということだ!
62mの井戸を覗き込んでも底は見えない ・・・ 傍らにあった水を小さいバケツに汲んで、井戸に放り出してみると、しばらく音がしない ・・・ 7-8秒後、バシャバシャバシャ、と底の水を叩く音がした!
昔、バジリカ教会堂を中心にして7角形の形をした塀と堀に囲まれ、要塞のような構造になっていたようだ。
カフェでひと休み、Tourtel というビールを飲む ・・・ マズ、僕の口には合わない ・・・ 後で調べたらフランスのビールだった。
巡礼地を後にして、リールの我が家を目指す!
リール近郊も、のどかな田園風景だ!
リールの中心の教会、聖グマルス教会の塔が見えてきた!
久しぶりに我が町に戻ると、やっぱりい町だなと思う。
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