8月の第1日曜日、トンゲレン(Tongeren)へ行ってきた ・・・ 2日続いたベルギーの猛暑も一段落し、天気はいいがそれほど暑くはない快適な日曜日となった。
トンゲレンに何があるって、みなさんご存知の「ベネルクス最大の蚤の市」(アンティーク・マーケット)ですよ!
トンゲレン駅、午前10:18到着 ・・・ Lierから1時間20分の電車旅 ・・・ リエージュ行きの電車に乗り、途中にあるのがトンゲレン。
駅を出て、街の方へ伸びる直線道路の250mほど先から「蚤の市」が始まる。
250m歩いたらこの広場、もう蚤の市は始まっている ・・・ 10:30頃着いたら、すでに賑わっている ・・・ 何しろ、午前中(13時まで)の開催だし、しかも規模が大きいので全体を見てまわろうと思ったら3時間では足りないからね、好きな人は早く来るに限る ・・・ 朝は6時から始まっているらしい ・・・ 僕がそんな早くに来て確認できるわけはないが、HPにそう書いてある。
ま、僕は欲しいモノがあるわけではないので、野外博物館を楽しむつもりで歩くのだけど ・・・
今回、一番驚いたのはこれ!
日本の零式艦上戦闘機 ・・・ 零戦のプラモデル(ハセガワ)だよ! ・・・ 20個くらい積まれていた ・・・ お値段が15EUR ・・・ これって、ひょっとして日本より安いんじゃない?
箱を開けてみたけど、パーツは完璧に未開封品だったし、説明書は日本語と英語で書かれていた。
体育館内の会場 ・・・ 日本人を何人か見かけた。
パイプの数々 ・・・ お値段は4~12EUR、意外と安い ・・・ 僕はタバコは吸わないが、パイプは芸術性で惹かれるものがあるね。
古そうなブリキのおもちゃ。
蓄音機 ・・・ 美品 ・・・ 70EURは安いんじゃない?
地下駐車場内の会場。
壁掛け式のコーヒーミル ・・・ 35~45EUR
路上のマーケット。
ベルギービール関連のお店。
KWAKの面白いグラスが3個で20EURだって ・・・
あ、1区画を1周してしまった ・・・ 別ルートを歩こう!
マーケットを見ながら歴史探訪もできる!Moerenpoort (1379) ・・・ このルートは城壁沿いを歩くことになる。
門を通り抜けて、市街地の方を左側に歩くと ・・・
世界遺産であるベギン会修道院内へと通じる。
ここにもアートがある!
1600年代の建築が並ぶ通り。
修道院内にあるベギンホフ教会(1294)
聖母バジリーク(Onze-Lieve-Vrouwe-basiliek)教会より格の高いバジリークという事になっている ・・・ 教会やチャペルは町や村に数あれど、大聖堂やバジリークは重要な意味がないと、それを名乗れないようなんだ。
なにしろトンゲレンという町は「ローマ人がベルギーで最初に築いた町」ということだから、町としての歴史はかなり古い。
教会の裏側にある回廊 ・・・
壁は、墓になっていて、墓標がはめ込まれていた。
教会(バジリーク)内部
聖母子像
ステンドグラス(キリスト生誕場面)
パイプオルガン ・・・ 高窓から光が差し込む。
入口の反対側の翼廊から出てきた ・・・
そこはグラーンマルクト(Graanmarkt=穀物市場)である。
この広場に戦士の像が建っている ・・・ ケルトの将軍アンビオリクス(Ambiorix)、紀元前、ローマ軍がこの町を攻めたとき、アンビオリクスがエブロニ族を指揮して撃退したという ・・・ 長期間抵抗したが、最終的にはローマ軍に敗れて、この町は「ローマ人がベルギーに初めて築いた町」になってしまったのだ。
ローマが支配した時のトンゲレンは、現在より規模が大きかったというのだから、かなり栄えていたのだろう。
町の郊外に紀元2世紀頃に築かれた石積みの城壁(ローマの壁)が今も残されている ・・・ 歴史探訪するなら、その辺を歩いてみるのも楽しい ・・・ 以前に歩いたことがあるが、今回は別のイベントもあったので止めといた。
別のイベントの件は次回に ・・・
写真アルバム 1 「Tongeren vol.1 , 04 Aug 2013」
写真アルバム 2 「Tongeren vol.2 , 04 Aug 2013」
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