8月28日(金)夏休みも終わりに近づいたこの日、天気も良かったのでブリュッセルを歩いておくことにした ・・・ しばらく前から、久しぶりに行きたいと思っていたのでね。
グランプラスへ向かう通り道にある広場の銅像 ・・・
グランプラスへは向かわず、ギャルリー・サン・チュベールを通り抜ける ・・・ ヨーロッパでもっとも古ギャルリーのひとつに数えられるらしいが、至ってきれいで、趣のあるデザインなのである。
高級チョコレート屋さんが軒を連ねている。
ギャルリーの途中で左側に抜ける小道があって、ここが有名なブリュッセルの胃袋とも言われるイロサクレ地区のレストラン街 ・・・ 海産物料理が多い!
以前は、ここを歩くと「こんにちは、おいしいよ!」 とか「日本人ですか」 とか、変な日本語でよく声を掛けられていたが、近頃は呼び込みも控えめになってきたね。
さすがに、情報化社会になりSNSなどで、即座に口コミ情報に「悪評」を掲載されるので、悪い事が出来なくなったようだ。
「ぼったくりレストランに注意!」と、旅行ガイド本にも載っていたからね。
ついでだから「小便少女」も見ておこう!
小便少女の向かい側には、日本でも人気のあるという「デリリウムカフェ」、そのブリュッセル本店がある。
袋小路の小便横丁みたいなところにあり、決して華やかできれいではない ・・・ が、店内に入ると、これがまた立派で、さすが本場ベルギーのカフェ! さすがギネスブックに載るカフェだ! と、感心するに違いない。
今回は店内には入らず ・・・
実は今回、行きたいカフェが他にあったのだ!
このレストラン街の路地の、張り出したテントの上にかろうじて見える横断幕みたいな「TOONE」という看板 ・・・
その下には、両手を広げれば届く壁の間に路地があり奥へと続いている ・・・
奥の方で2つの門があるが右側に「TOONE」と書かれているので、その門をくぐって進む ・・・
するとお店の入り口が「劇場は左」「酒場は右」との案内表示がある。
僕は右の酒場へ行く ・・・ フランス語ではESTAMINETらしい。
ピンチェ(普通のビール)を注文する ・・・ 12時開店で、僕が入ったのが12:15頃だったので、本日1番乗りの客となっていた。
このグラスには「Oude Beersel」とプリントされているが、グーズビールなのだろうか?
確かに、ピンチェにしては酸っぱかった!
店内、あちこちに人形がぶら下がっている!
何しろここは「王立トーヌ劇場」付属のカフェなのだから ・・・ マリオンネット劇場(人形劇)として1830年から続いているらしい。
店の奥にはもうひとつ、出入り口があった。
ビールを飲んだ後はここから出て行く事にした ・・・ 小道が好きなのだ!
出てきたところ ・・・ 看板がある。
しかし、正面から見ると、青いテントのお店の右側にある、ドアほどの幅しかない入り口である。
その後、グランプラスの広場に出て市庁舎を眺めて、「世界一美しい広場」と言われる広場の真ん中に立って、360度見渡してから、この場所からも離れる。
聖ニコラス教会 ・・・ 教会に寄り添うように、普通の家が建っている。
ここも通り過ぎる ・・・
証券取引所の階段では、若者たちが休憩している。
さらに南西方面へ歩いて行くと、マンガ壁画発見!
これがまた、立体感のある壁画だった。
ブリュッセルでは至る所に「マンガ壁画」がある。
たまたま通りかかった教会にも入ってみる(Notre-Dame de Bon Secours)
またしてもマンガ壁画発見!
ジュ・ド・バル広場に到着!
ここは毎日蚤の市が開かれているという、貴重な場所だ。
あまり、価値のないモノばかりかもしれないが ・・・
ふいご ・・・ これも記念物的に欲しい ・・・ かな?
でも、アパート暮らしのわが家は、余計なものを買わない事で成り立っている(笑)
13時ごろ、そろそろ蚤の市も片づけが始まると、衣類の山が突然「お持ち帰り自由」になってしまう ・・・ この日、2ヵ所でこういう事があった ・・・ 最初からこれ目当てで来ている人もいるんだろうなと思う。
この蚤の市が開かれているあたりは、マロール地区と言う所 ・・・ 昔から庶民的な地域であるらしい ・・・ 小ぢんまりした質素なお店が並んでいる。
最高裁判所のある高台の方へ進んでいくと、こんな感じで「無料で乗れるエレベーター」がある ・・・ これくらいの高さなら別に、歩いて登っても大したことはないと思うのだが、最高裁判所の駐車場へ向かう道があるからこうなったのか?
高台に上るとブリュッセル市街が一望に見渡せるスポットでもある ・・・ 画家ブリューゲルが眠る教会として知られているノートルダム・ド・ラ・シャペル教会、その先にはアトミウムも見える。
そう言えば、ブリューゲルはあのエレベーターを降りた近くの路地にある家に住んでいたらしい ・・・ 埋葬された教会もそこにあるんだから、ブリューゲルはマロール地区の人だったんだねぇ ・・・ 今回は見逃したが、次回の課題として残しておこう!
ペール市は、それを元に「ブリューゲル市(Bruegel stad)」宣言をして、観光資源にしている ・・・ なぜ僕がそんな事を知っているかというと、Katrienの姉がその村に住んでいたので、良く訪ねていて、近くをサイクリングすると、何故かブリューゲルの絵をよく見たから調べたのである。
ちなみに僕が今住んでいるリール市(Lier)は、市立博物館で「Bruegel land」という展示会を長期にわたって開催中である。
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