まずは順を追って説明しましょう ・・・
2年ほど前から 「リール市に銀杏あり」 情報を発信したら、アントワープ在住主婦らが 「銀杏欲しい~」 と、騒ぎ出したので、僕は銀杏拾いをしてアントワープの主婦らに届けた。
そして去年は、アントワープ在住テニス友のTさんがリールまで来て収穫をした ・・・ その時が大豊作で、ものの10分ほどで袋一杯になり引き揚げた ・・・ 僕もたくさん収穫したので、アントワープの主婦らにおすそ分けをした。
(この時僕は、銀杏アレルギーを発症してしまった)
そんな情報を伝え聞いた、ドイツ在住の日本人バレリーナMちゃん(数年前までアントワープに住んでいた顔馴染み) 「ドイツのあちこちでイチョウの木を探したけど見つからない~」 と地団太を踏んでいたが、アントワープに来た際に、銀杏保有している主婦から分けてもらったと喜んでいた ・・・ そして、「来年こそは自分で収穫しに行きたい!」 と。
ちなみにヨーロッパのイチョウの木は、ある時期には絶滅していたが、1692年、ドイツ人の医師ケンペルが長崎から種を持ち帰った事から広まっていったと言われている。
あ、そのドイツ在住のバレリーナちゃんが 「アントワープへ行く用事があるので、その時にリールへ寄ってもいいですか?」(もちろん銀杏拾いに) と言っていたので 「OK!」 しておいた。
「OK!」と、言っても簡単ではない ・・・ 銀杏の実や、落葉は時期になると一斉に落ちてくるので、市の掃除係が、頻繁に掃除をしに来て片付けて行くのだ ・・・ その後に来たら、な~んにもない状態になる。
なので、少なくとも「お土産」にするくらいは拾って置いとかないと可哀そうなので、前もって拾いに行ったのだ。
銀杏拾いの帰り道 ・・・
その日の夕方、バレリーナちゃんはリールに来たが、案の定、遅くなり暗くなっていたので「銀杏拾い」は無理だった ・・・ 拾い置きしてあった銀杏を渡して、彼女からポルチーニと栗キノコをもらったので、物々交換が成立したのだ。
その夜僕は、ちょうど三枚肉の煮付けを作っている所だったので、いつもなら椎茸を使うところを、もらったばかりのポルチーニを加えて煮込みを続けた。
翌日のメニューはもちろん「沖縄そば」
「ポルチーニ沖縄そば」だ!
煮付けも割と薄味に仕上げたので、キノコの香りもするし、ポルチーニの食感はやわらかくて、おいしかったぁ~!
トリュフと並んで 「世界三大高級きのこ」 のひとつらしいからね、これは贅沢な沖縄そばだ。
銀杏があるし、ポルチーニもある ・・・ そこで考えたのは ・・・
茶わん蒸し!
Katrienは、日本にいた時に茶わん蒸しが大好きだったんだよね ・・・ ベルギーに来てからは今回が2回目の茶わん蒸し作り。
ちゃんと、カツオでだしを取って作ってます ・・・ せっかくのポルチーニを美味しく頂かなければと。
日本では食前に出ることが多いが、昨日のわが家は、メインが茶わん蒸しで、2杯づつ戴いた ・・・ いや~、贅沢なひと時 ・・・ Katrienも大満足!
三つ葉がなかったので、セロリの葉と、ヨモギを飾ったけどね ・・・ ニンジンはハート型♡
ありがとう、ドイツのバレリーナMちゃん!
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