29.11.15

デンデルモンデ DENDERMONDE

27日(金)、みんな揃ってドライブ~ デンデルモンデ~ Dendermonde って、おもしろい響きの地名じゃないか。

 もも太郎コンビも、朝の用足しを済ませてから、ロングドライブに備える。

高速道路を使わずに、普通の国道からいくつかの町を通過しながら行くのが好きなので、時間はかかるが、楽しいドライブである。

リール(Lier)をスタートして Duffel Rumst Boom Willebroek Wolf という、小さな町を通過していく ・・・ 田園風景や、街並みを楽しみながら ・・・

途中休憩 ・・・ もも太郎コンビの用足し。

残念ながら街灯の柱の後ろになっているが、Boomの町にあった面白い家 ・・・ 玄関ドアの上に石で出来た船首型に乗った出窓がある。

アントワープにも似たような出窓の家がある家があるね。

Willebroekの街を過ぎて郊外になった所のロータリー交差点の真ん中に「ビール醸造窯」が鎮座していた ・・・ 近くにビール醸造所でもあるのだろうか?

と思って、帰宅してから調べたら、近くにデュベル・モルトガット(duvelmoortgat)醸造所があるのだった。

そんな発見も楽しい下道ドライブ!

僕らの目的のひとつは、もう少し先にある、レブベーケ( Lebbeke)という町にあるスポーツショップで買い物をする事だった ・・・ なんでまた、そんな辺鄙なところで買い物をするのかというと、夏のテニス大会でKatrienが優勝した時の賞品に、この町のスポーツショップの商品券90ユーロ分が含まれていたから、それを使うためだった(期限切れ間近)。

Katrienは自分のウェアを買いたかったが、気に入ったのがなかったので、僕のテニス用リュックを買い、残りでスポーツサングラスとサンダルを買った。

ひとつの目的を果たした後、その隣町であるデンデルモンデへ向かう。

 デンデルモンデの街へ入る交差点に建つ馬の像、「Standbeeld van het Ros Beiaard」4人が乗っている ・・・ そう、デンデルモンデではお祭りの時、巨大な馬に4兄弟が乗る伝説の再現があるのだ。

街の中心に近い所にある修道院「Abdij Benedictijnen Dendermonde」、この前の広場に車を止めて街歩きを始める。

 ひとり歩きなら気軽に、教会内部の見学もするのだが、犬は禁止なので、内部見学が出来ずに残念。


市内を流れるエスコー川につながる運河(Oude Dender)に架かる変わった形の橋 ・・・ 跳ね上げ橋である ・・・・ 三角形の頂点にあるワイヤーを引っ張ると、底辺が上がっていく仕掛けになっているらしい。

 町の中心の広場、フロートマルクト ・・・ 塔のある建物は肉屋のギルドハウスで、現在は博物館になっている(het Vleeshuismuseum)。


広場をぐるりと見回す ・・・ あまり障害物のない、スッキリした広場だ。

広場の正面?に、ひときわ大きな建物があり、旧繊維会館を利用した市庁舎。

市庁舎の塔はカリヨン演奏が出来る鐘楼になっていて、リール市の市庁舎の鐘楼と同じく、世界遺産になっている。

街歩き中、何度も短いカリヨンの音を聴いた ・・・ おそらくはリールと同じように15分ごとに鳴っているのだろう。

市庁舎の左横奥の方に、高い塔を持つ建物がある ・・・ 裁判所 Gerechtshof (Justitiepaleis)らしい。

 塔の高さが50mもあるというが、その頂点には4兄弟が乗った馬が建っている ・・・ 遠すぎて見えづらいが ・・・

広場に面したカフェで休憩 ・・・ 12時を過ぎて、オープンしたばかりか、まだ客はいなかった ・・・ この店のメニューには食事がなかったので、お昼時には客はいないのかも。


店にいた年配のマダムは、もも太郎コンビを見ると、先に 「お水を持ってきましょうか?」と聞いてくれたので、迷わずにお願いした ・・・ 車の中に水を置いて来たので、そろそろ喉の乾く時期だった。

犬フレンドリーなお店はいいねぇ~

僕らも喉が渇いたので、せっかくだからデンデルモンデの地ビール ・・・ 先ほど見た修道院のふたつの塔がデザインされている、デンデルモンデ・トリプル!

意味は分からないが、「DE PEREL」というのが店の名だった。

 不安そうな顔のMomoちゃん。

広場に立つ、鉄のココナッツヤシ

 奇抜なデザインの橋を渡って帰りま~す。

デンデルモンデにさよーなら

まだ行ったことはなかったが、町の名はよく耳にしていたので、なぜだろうと思ったが、僕がベルギーに来てすぐの頃、2009年1月に精神異常者の「保育園襲撃事件」があり、園児2名、職員1名が死亡、20名近くの人が負傷したという、衝撃的な事件があったから、ずっと頭の中に残っていたのだ。

2006年8月にはデンデルモンデ刑務所で、28人脱獄事件も発生していたらしい ・・・ おっと、不名誉な事を発掘してしまった。

この町の歴史は、中世以前、中世以降とも僕の住むリール市と同じような成り立ちである ・・・ 人口規模もほぼ同じだし、市壁が築かれていたし、繊維産業で栄え、修道院もあるし ・・・ 

世界遺産が、先ほど書いた「ベルギーとフランスの鐘楼群 」 と フランドル地方のベギン会修道院群 」のふたつであるというのも同じである。

ひとつ面白いのは、観光用蒸気機関車、デンデルモンデの駅から14㎞離れたプールス(Puurs)という町まで走らせている。

車の中で食事中のMomoちゃん。

さて、次はふたつ目の目的地であるブルージュまで行くぞ~!


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