土曜日、食材仕入れのためアントワープへ行く。
リール駅で、電車待ちの間、ベンチに腰掛けてMETRO新聞なんぞを見ていたが（読んでない）、左側からずっと、誰かに見られているような視線を感じていたので、チラッと視線をそらして見たら ・・・
「軍隊、それはひとつの職業である、でも、ちょっと異色だけどね」みたいなキャッチが ・・・ ようするに日本の自衛隊募集広告みたいなものだった。
13日、パリで同時テロ事件があり、悲惨な状況がニュースで流れ胸を痛めています。
人間は何て愚かなんだ！
イチョウの木だったが、銀杏の実は付いていなかった。
土曜朝市を見たいためにここに来たんじゃなくて、その近くにあるカフェ、「オウド・アルセナール（Oud arsenaal）」のビールを飲みに来たのだった。
顔を覚えてもらえるというのはいいんけど、僕が店に入るとスタッフのおねーさんが「アルセナールチェですか？」 と、先に聞くので 「Ja （はい）」と答えるのみでビールが届けられる ・・・ ラクと言えばラクだが、もう少し僕は話したいのである（笑）
「エエン オウド・アルセナールチェ アシュトブリーフト」
以前も、僕が入店して、オーナーに笑顔を見せて挨拶しただけで、目の前に「アルセナールチェ」が出てきた ・・・ 「をい、確かにアルセナールチェを飲むんだが、たまには変わったものも飲みたいぞ！」
まぁ、僕は見るだけ ・・・ 去年、日本に帰国した時に、東京、沖縄のユニクロで結構買ってきたので、今は特に必要なものがない。
不思議な事に、この通りは Google Map のストリートビューには表示されないのだ ・・・ ホコ天だからカメラが入れなかったのか？
僕はこの界隈に、新鮮な魚を買うために来ているのだけど、時間はまだ早いので魚屋に直行せずに、しばしアラブ街散策 ・・・
すると、ある一角で、壁にゴッホタッチのひまわりの絵を見つけたので ・・・ なんだコレハ？
と思ったら ・・・
簡単な説明を読んでみると、「画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは1885年11月から1886年3月まで、ここで働ていた」 と、書いてある。
以前、ゴッホはアントワープアカデミーで絵画の勉強をしていたが、教授陣と彼の画風が合わず、3ヶ月で辞めてしまった ・・・ と、言う記事を読んだことがあったが、さらに調べてみると、ゴッホは貧しい学生で、フランスに住む弟のテオからの仕送りで、なんとか暮らしていたが、アントワープで彼の描いた絵は全く売れず、生活に行き詰まり、弟を頼ってフランスへ旅立っていったらしいのだ。
壁の絵は近くにある美術学校の生徒たちが描いた「ゴッホ風絵画」作品のようです。
どれもアントワープの風景を題材にしているね ・・・ ゴッホがもっと長くアントワープに滞在していたら、こんな絵を描いていたのだろうか？
ゴッホはこの通りに住んでいたらしい「Lange Beeldekensstraat」
ゴッホの住んでいた場所に近い魚屋「STAR FISH」 ・・・ ここで買おう！
アントワープのマダムから聞いた「挽肉はSPAR内の肉屋がおいしい」という情報をもとに、そこで豚挽き肉200gを仕入れ ・・・ 中華スーパーでは餃子の皮、胡麻油、豆腐、冷凍枝豆、ゴーヤーを仕入れる（ニラがなかったな）
このあと、ニラのために別の八百屋へ行ったら、ニラはなかったが「巨大なゴーヤー」発見！ ・・・ 沖縄でも見た事のない大きさにびっくりしたが、その前に小さいゴーヤーを2本買ったばかりなので、やめておいた。
順調に帰れると思っていたが、このあと大変な事になってしまった ・・・ 話せば長くなる ・・・ 通常ならリール駅を通るのだが、なんでもリール駅を過ぎた所で線路工事があるので、リールには行かず、迂回してアールスコート駅へ行くらしい ・・・ そんな事を、乗って発車してから知ったのだった。
アールスコートまで1時間ノンストップ（途中下車も出来ず）、アールスコートで降りてバスで2時間かけてリールまで戻ったのだった。
僕の鮮魚ちゃんは大丈夫か？
アジタタキとイカ
これくらい揃えられれば、ベルギーにおいては豪華な食卓です（笑）
おつまみに「枝豆」
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