教会の「屋根裏探検」 と 「鐘楼内部見学」 に続き今回は「地元ガイドと行くリールの町散策」です。
あの屋根裏に潜入しての探検はワクワク楽しかった ・・・ 80mの鐘楼のカリヨン見学は市街地の眺めも良く素晴らしかった ・・・ 田舎町リールにありながら、数々のユニークな特徴のある教会。
もうひとつ特徴的なのが「ステンドグラスの美しさ」である ・・・ 現在もこちら側は修復中。
ここのステンドグラスはオランダ・ベルギーにおいてイタリアルネッサンスの影響を受けた最初のものであり 1516-1519 に作成され、最も古く、最も保存状態が良いとされている。
メッヘレン(Mechelen)で、16世紀にネーデルランド17州の総督だったマルガレータ妃と、後に神聖ローマ帝国皇帝カール5世とも深く関わりがある事も興味深い。
聖ペーテルスチャペル(Sint-Pieterskapel)
聖グマルス教会のすぐ隣にあるロマネスク様式のチャペル。
聖グマルス教会の向かいにある小さな家(白い壁)は、時計職人ルイス・ジンメル(1888-1970)の家 ・・・ 彼はこの小さな家で一生を過ごしたらしい。
ルイス・ジンメルは1970年、リールの名誉市民になった。
この橋はアラゴン橋と言って、1496年、当時の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の息子、フィリップ美公とスペイン王妃ファナの結婚式が聖グマルス教会で執り行われたため、それをひと目見ようと多くの市民が殺到し、この橋が崩壊して多くの市民が命を落としたという。
アラゴン橋を渡って少し歩くと、白い建物が並ぶ通りがある。
ガイドによると「100年ほど前にリール市は、白い町と言われた時があった。それの名残です」 と説明していた ・・・ 確かに、レンガ造りの多い町なのに、この通りだけ白い壁が続いている。
いつも見ている風景で、運河に面する小さな塔が意味もなく可愛いなぁ~、と思うだけだったが、地元ガイドがいると見方が変わる。
「あの塔と、隣の開いた窓は、昔、市の中心部へ交易品を運ぶ船から税金を徴収していたのです」との説明だった。
税金を徴収された後、この広場で魚市場が開かれた ・・・ 競り市である ・・・ 3-4年前に、市のイベントで昔ながらの魚市が再現されたことがあった(市民参加)
魚市場にあるポンプの塔
ガイドによると 「昔はポンプ(井戸)には女たちが集まり、おしゃべりで賑やかだったよ、今も昔も女のおしゃべりは変わらないけどね」 という事だった ・・・ そりゃそうだね、洋の東西を問わず日本にも 「井戸端会議」 という言葉があるくらいだからね。
リール市で一番古い住宅がこれ。
もちろん何度も何度も修復を重ねて、最初の建築がそのまま残っている訳ではない ・・・ 現在、一般人の住居となっているが、とても狭い建坪で、地下に浴室があり、1階は玄関、2階にキッチンと居間、3階に寝室 ・・・ 生活するのにかなりの運動量が必要なようだ。
市で一番古いので、記念物に指定されていて、年に1度、建物内部を一般公開しなければならないらしい。
フロートマルクトへ続く建物群 ・・・ ルーマニアのお姉ちゃんたち(笑)オランダ語教室では僕の並びに座っている。
運河沿いの広場を通り抜ける。
DEN DRINK(飲む) と名付けられている建物の前に来た。
ガイド 「ここは馬の水飲み場でした、ここで馬に水を飲ませて、男たちは前にあるカフェでジェネバ(ジン)を飲んでいたのです」
馬の水飲み場 ・・・ 傾斜になっていて、馬が運河の水を飲めるようになっている ・・・ いつも見ている傾斜だったが、なるほど、そういう理由だったのか~
リール市の観光名所のひとつ「ジンメルの塔」に来ました。
ジンメルの塔にも聖グマルスの像が設置されている。
時計職人だったルイス・ジンメルは独学で天文学を学び、こんな天文時計を作ってしまった ・・・ これはベルギー独立100周年に合わせて作られたのだそうだ。
真ん中の時計は普通に時間を知らせるが、周りの12個の表示は月齢、地球の自転、月、日にち、潮の干満、・・・ 他、いろいろ説明されたが、忘れてしまった!
天才時計職人、ルイス・ジンメルの像
この日は火曜日だったが、学生たちや、老人たちの観光グループが多く、市のガイドたちも忙しそうだったね。
この時、11時半ごろ ・・・ 僕らの課外授業は終わり、ガイドさんに別れを告げる。
先生 「これからみんなでカフェへ行きましょうか? 用事のある人はこれで帰ってもいいですよ」 という事で、半分以上の人は帰ってしまったが、僕はビールを飲みたかったので、2名の先生と10名くらいの生徒で、この広場のカフェに入る事にした。
すると、なんと、カフェのTVに映し出されているのは「臨時ニュース」で、この日のブリュッセルでの連続テロ事件を報じているのだった。
なんてこった、ついにベルギーで起きてしまったか!
番組内ではまだ情報が錯そうしていた。
僕はビール1杯を飲み干した後、みんなより先にカフェを出た。
もう少し歩く ・・・ 「ヒツジの頭」モニュメント
牧羊犬のボーダーコリー
ベギン会修道院を歩く
ポリス2名が自転車でパトロール中だった。
修道院の正門
牢屋の門
市庁舎
わが家への帰り路だが、例の白い町となった通りがある ・・・ 白い壁でも、ひと皮むけばレンガなのであった(笑)
自宅に着いてからは、さっそくTVの報道特番にかじりついたのは言うまでもない ・・・ 夜まで、ずっと特番だった。
テロ事件、ベルギー社会、思う所はたくさんあるが、ここでは控えておきます。
おもしろいベルギーブログはこちら→
聖ペーテルスチャペル(Sint-Pieterskapel)
聖グマルス教会のすぐ隣にあるロマネスク様式のチャペル。
聖グマルス教会の向かいにある小さな家(白い壁)は、時計職人ルイス・ジンメル(1888-1970)の家 ・・・ 彼はこの小さな家で一生を過ごしたらしい。
ルイス・ジンメルは1970年、リールの名誉市民になった。
教会へまっすぐに伸びる道は「リールで一番古い道」だそうで、この橋に繋がっている ・・・
アラゴン橋を渡って少し歩くと、白い建物が並ぶ通りがある。
ガイドによると「100年ほど前にリール市は、白い町と言われた時があった。それの名残です」 と説明していた ・・・ 確かに、レンガ造りの多い町なのに、この通りだけ白い壁が続いている。
いつも見ている風景で、運河に面する小さな塔が意味もなく可愛いなぁ~、と思うだけだったが、地元ガイドがいると見方が変わる。
「あの塔と、隣の開いた窓は、昔、市の中心部へ交易品を運ぶ船から税金を徴収していたのです」との説明だった。
税金を徴収された後、この広場で魚市場が開かれた ・・・ 競り市である ・・・ 3-4年前に、市のイベントで昔ながらの魚市が再現されたことがあった(市民参加)
魚市場にあるポンプの塔
ガイドによると 「昔はポンプ(井戸)には女たちが集まり、おしゃべりで賑やかだったよ、今も昔も女のおしゃべりは変わらないけどね」 という事だった ・・・ そりゃそうだね、洋の東西を問わず日本にも 「井戸端会議」 という言葉があるくらいだからね。
リール市で一番古い住宅がこれ。
もちろん何度も何度も修復を重ねて、最初の建築がそのまま残っている訳ではない ・・・ 現在、一般人の住居となっているが、とても狭い建坪で、地下に浴室があり、1階は玄関、2階にキッチンと居間、3階に寝室 ・・・ 生活するのにかなりの運動量が必要なようだ。
市で一番古いので、記念物に指定されていて、年に1度、建物内部を一般公開しなければならないらしい。
フロートマルクトへ続く建物群 ・・・ ルーマニアのお姉ちゃんたち(笑)オランダ語教室では僕の並びに座っている。
運河沿いの広場を通り抜ける。
DEN DRINK(飲む) と名付けられている建物の前に来た。
ガイド 「ここは馬の水飲み場でした、ここで馬に水を飲ませて、男たちは前にあるカフェでジェネバ(ジン)を飲んでいたのです」
馬の水飲み場 ・・・ 傾斜になっていて、馬が運河の水を飲めるようになっている ・・・ いつも見ている傾斜だったが、なるほど、そういう理由だったのか~
リール市の観光名所のひとつ「ジンメルの塔」に来ました。
ジンメルの塔にも聖グマルスの像が設置されている。
時計職人だったルイス・ジンメルは独学で天文学を学び、こんな天文時計を作ってしまった ・・・ これはベルギー独立100周年に合わせて作られたのだそうだ。
真ん中の時計は普通に時間を知らせるが、周りの12個の表示は月齢、地球の自転、月、日にち、潮の干満、・・・ 他、いろいろ説明されたが、忘れてしまった!
天才時計職人、ルイス・ジンメルの像
この日は火曜日だったが、学生たちや、老人たちの観光グループが多く、市のガイドたちも忙しそうだったね。
この時、11時半ごろ ・・・ 僕らの課外授業は終わり、ガイドさんに別れを告げる。
先生 「これからみんなでカフェへ行きましょうか? 用事のある人はこれで帰ってもいいですよ」 という事で、半分以上の人は帰ってしまったが、僕はビールを飲みたかったので、2名の先生と10名くらいの生徒で、この広場のカフェに入る事にした。
すると、なんと、カフェのTVに映し出されているのは「臨時ニュース」で、この日のブリュッセルでの連続テロ事件を報じているのだった。
なんてこった、ついにベルギーで起きてしまったか!
番組内ではまだ情報が錯そうしていた。
僕はビール1杯を飲み干した後、みんなより先にカフェを出た。
もう少し歩く ・・・ 「ヒツジの頭」モニュメント
牧羊犬のボーダーコリー
ベギン会修道院を歩く
ポリス2名が自転車でパトロール中だった。
修道院の正門
牢屋の門
市庁舎
わが家への帰り路だが、例の白い町となった通りがある ・・・ 白い壁でも、ひと皮むけばレンガなのであった(笑)
自宅に着いてからは、さっそくTVの報道特番にかじりついたのは言うまでもない ・・・ 夜まで、ずっと特番だった。
テロ事件、ベルギー社会、思う所はたくさんあるが、ここでは控えておきます。
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