9.3.16

メッヘレンで街歩き~ぶらり

メッヘレンには用事で良く行くのだけど、ぶらりと街歩きをするのはたまにだね~
火曜日、Katrienに用事を頼まれて、メッヘレンの裁判所まで、車でひとりで行くことになった。
車で一人で出かけるのは、テニスクラブか、近場のスーパーでの買い物くらいだから、あまりない事なのだ ・・・ なので、ちょっとひとりでぶらりと歩いてみようと思った。

メッヘレンの裁判所 ・・・ いつもは、緑色の大きなドアの中の小さなドアが開いているのだが、最近は内部工事中のため、裏側の通用門から入る事になっている。

建物をぐるっと1周するように回り込む ・・・ 建物が大きいだけに、かなりの遠回りになる。

建物敷地内に入ると中庭があり、この中庭は観光ガイドブックにも載っている「マルガレータの宮殿」の庭なのだ ・・・ そう、この裁判所は昔(16世紀)ネーデルラント17州(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)の総督として君臨していたマルガレータ妃の宮殿だったのだ。

僕は宮殿の中に入って行く ・・・ 仕事なのだ ・・・ 仕事と言うのはKatrienが法定翻訳の仕事をしているので、翻訳した書類を裁判所のある部署で(法定翻訳である)認定をしてもらわないといけないので、そこへ提出し担当官の署名とスタンプをもらわないといけないのだ。

もう少し詳しく言うと、法定翻訳と云うのは法定翻訳者という、裁判所から認定された翻訳者が翻訳をして、その翻訳書類ごとに裁判所で確認(認定)のスタンプと署名をもらったものなのである。

多いのは、婚姻届、出生証明、戸籍抄本・謄本、無犯罪証明、学位証明、卒業証明などで、日本からベルギーへ来る人、ベルギーから日本へ行く人の利用が多い。

さらに詳しくは下記へどうぞ


あ、宣伝しちゃった!

用事を済ませた後、メッヘレンの街歩き~

まずは中心の広場へ向かう、この場所から前方に開かれているのが広場、そして、左側のガラス張りの建物は、メッヘレン市庁舎の住民課というか、市民がよく利用する窓口のロビー ・・・ 「ガラス張りの行政」なんてよく聞くけど、まさにガラス張りで、職員側も市民側も、外の通りから丸見えだ(笑)

市庁舎の柱廊の先にはマルガレータ妃の像が見える。

広場(Grote Markt)に出ると、聖ロンバウツ大聖堂の塔(97m)がそびえ立っているのが目に飛び込んでくる。

広場から見た市庁舎

 南側の建物群

聖ロンバウツ大聖堂と14世紀の市庁舎(現在は郵便局)

旧魚市場

13世紀の市庁舎 ・・・ これはフランダースで最も古い市庁舎のひとつと言われている。

旧魚市場という事で、海産物をあしらった噴水が4ヵ所だったか、置かれている。

遠くの方から見た旧魚市場と13世紀の市庁舎。

古い時代の魚屋(現在閉店)

ベートーベン橋

ベートーベン橋から見る大橋(Grootbrug) とダイル川

橋を渡ると、祖父ベートーベンと、幼い楽聖ベートーベンの像がある。

祖父のベートーベンは、ここメッヘレンの出身なのである。
何かを孫のベートーベンに渡そうとしている。

 幼いがキリッとした表情のベートーベンは片手に花を隠し持ち、祖父に向かっている

 Van Beethovenstraat 「ベートーベン通り」
「作曲家ベートーベンの祖先はここに住んでいた」と説明されている。

 大橋からベートーベン橋とラモット醸造所跡を見る。

マルガレータ妃の像

道標 ・・・ 月に水をかける奴ら

不実な夫

不実な夫

市庁舎の壁に設置されている古いポンプ

街角にあった聖母子像

と、これで45分間の駐車時間を使い果たしてしまいました ・・・ メッヘレンは古都と言ってもいいでしょう、見どころがたくさんあります。

それほど大きな町でもないので、半日くらいあれば主要な所は回れると思う ・・・ 僕は、車を持っていなければ、カフェ巡りも楽しみなのだけどね。

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