ベルギーの2大都市、ブリュッセルとアントワープの中間にあるメッヘレン(Mechelen)市。
16世紀にはベルギーとオランダがひとつの国でネーデルランドといい、その国の首都がメッヘレンで、統治していたのはマルガレータ(女性)であった。
メッヘレンに今もある「マルガレータの宮殿」は、今は裁判所として使われていて、今日はそこへ用事で行って来た。
用事と言っても何の事はない、
Katrienの仕事であるオランダ語翻訳の、法定翻訳書類を受け取りに行くだけだ。
前日にKatrienが提出した法定翻訳書類を、裁判所の役人が確認スタンプを押して、署名をしたものを受け取る・・・・。
以前は、その日その場で10分ほどで完結出来たが、今は「翌日以降に受け取りに来てください」というシステムになったので、2回通わなければならない。
簡単な用事ではあるが、ここはベルギー・フランダース、オランダ語で話さなければならない。
「ダッヒ!イク コム ドゥ ヴェルターリンゲン ヴァン Katrien アフハーレン」
これを暗記して、受付で告げなければならない・・・
「こんにちは!私はカトリーヌの翻訳を受け取りに来ました」
と言うだけの事なんですがね・・・
万一のために、Katrienに手紙を書いてもらって、持ってはいたが、僕の「ダッヒ!イク コム ドゥ ヴェルターリンゲン ヴァン Katrien アフハーレン」だけで、通じたようで、無事「重要書類」を受け取る事が出来ました。
以前にも、ひとりでその用事をした事があったが、その時はMechelenのオランダ語教室へ通っているついでだった。
今日はウチから車で、わざわざ裁判所まで出向いて行ったので、ひとりでそういう事をするのは初めてだった。
帰り道の途中で、スーパーカルフールで買い物をして帰ってきたが、Lier市内に入り、我が家に近くなったところで事故があった。
それほどスピードの出ない路地だったが、僕の3つほど前の車の方で、車が止まって前に進まなくなった・・・・
10分ほど待って、前に進み始めると、その現場には自転車が倒れ、道の真ん中には人が倒れていて動かなかった・・・、年配の女性のようだったが、良く見えなかった。
事故を起こした車の当事者や、近所の人たちが介抱したりしていたので、僕がそこで車を止めても渋滞するだけだから、そのまま通過してきたが、大丈夫だっただろうか?
スピードが出ない道でも、自転車で転倒してレンガの道路に頭でも打ったら、重症になる事もあるだろう・・・・年配の街乗り自転車ではヘルメットも被ってないから・・・危ないと思う。
ベルギーの道路事情も、日本的感覚からすると非常に怖い場面が多くある。
路肩駐車帯があって、みんな縦列駐車しているが、けして道幅に余裕がある訳ではない、その上、自転車も車と同等に我が物顔で、車道を走っている。
何か突発事故があった時に、どう対処するか、オランダ語、英語にも不自由な僕には、自由に車で遠出をするというのは難しい。
と、Mechelenまで行って、我が家まであと300mくらいの所で、事故現場を見て、改めてそう思った。
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