義両親が住むブレヒト(Brecht)は小さな町で、アントワープからオランダ・ブレダ方向へ行く高速の途中にあるんですが、田園風景が広がり、運河があり、運河にはハネ橋があり、のどかな風景で、僕みたいに、のんびり散歩が好きな人間にはお気に入りの街です。
これといって取り柄のない街に、こんな風車があって、僕はいつもこの風車の前を散歩コースに入れていた。
週末には羽根に帆をつけ風車を回して、楽しめる(?)ようになっていて、併設されているカフェも多くのお客さんでにぎわい、いい場所だった・・・・
去年、「しばらく風車を見てないなぁ・・・」と思って、近くに寄ってみたら「見てない」んじゃなくて「見えなく」なっていたのである。
現場で目にしたものは無残に焼け残ったレンガの塔・・・・
敷地内には焼跡の頭部分
羽根の軸、それに連動する歯車の部品類・・・。
2010年6月15日の朝、火災にあったらしい。
非常に残念!
復元に向けて、焼け残った部品を保存してあるらしいんですが、かなりの時間を要するんでしょうね。
(上、3点の写真は2011年1月9日に撮影した)
アニメ「フランダースの犬」でも風車が燃えますが、実は風車ってよく燃えるようなんです。
レンガ造りに見えるが内部は木造なので(「風車のある街へ・・・MOL」で詳しく解説した)、いったん火が付くと、消し止めるのは難しい構造ではないかと思う。
どこの風車も、その歴史を見ると、火災と復元の繰り返しなんです。
18世紀に建てられた・・・という歴史も、そういう歴史だったりする。
ちなみにこの風車のレンガの塔には誇らしげに「1842」と記されている。
「風車めぐりの旅」も、僕は好きなので早期に復元されてほしい。
僕が自転車で回れる範囲に5ヵ所の風車がある。
Boechout Oelegem Zandhoven Bouwel
良く回ったもんだ!
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