エライ事になってきました!
Katrienの甥っ子に、舞台装置の仕事をしている子がいて、2週間ほど前に「製作中の短編映画の中で、50代くらいの、日本人男性の出演者を探している・・・、YUKIはどうですかね?」と、言う問い合わせがあった。
可愛い甥っ子が言う事なので、「あぁ、いいよ!」と、安請け合いをしていた・・・。
ジャジャーンと、今日が最初の撮影日だったので、こんな好天の中Lier駅を出発する。
着いた先はゲント(Gent)の、工業地帯の空き倉庫みたいなところ。
Gent-Dampoort駅に着くと、迎えの車が来ていた。
空き倉庫の中に、映画制作会社の事務所や、スタジオがある。
どエライ、広々とした事務所じゃないか!
僕が到着すると、早速、衣裳係の人が僕にいろいろなコスチューム(スーツ)のサイズ合わせをして、直しを入れたりする・・・・、隣には特殊メイクをしている男性もいた・・・
製作スタッフが20名くらいもいて、動き回っている・・・
「んーーん、これはちょっと、思っていたより大がかりな映画だな!」
僕は「ショートフィルム」と聞いていたので、家庭用ムービーで「サッ、サッ、サー」と撮って編集して出来上がる映画だと思って引き受けていたのだが、「おい、おい、エライ事になって来たぞ!」と言う感じだった。
特殊メイクのこの人、すでに死んでしまいました・・・
脳天から、チェーンソー(エンジン付き鋸)で切られてしまったのです・・・
麻薬組織のマフィアにやられた!
マフィアの面々・・・、僕もそのマフィアの一員なのであった。
それにしても、僕はノーメイクで、衣装を黒っぽいスーツに着替えただけだよ・・
元々、悪役顔してるんかいな?
僕は最近、丸刈り(8mm)にしたばかりで、衣裳係がいろいろな帽子を被らせて監督のチェックを受けたが、監督の答えは「帽子はなくていい、そのままでOK!」だった。
しかも、あるシーンでは、僕の顔が画面いっぱいに映って、その隙間にマフィア仲間が入るという場面もあった!
映画用のでかいカメラのレンズが、目の前50cmに迫っている中で演技をしなければならなかった・・・
最初は、ひょうひょうと演技をこなしていたが、同じシーンをカメラアングルを変えて3度も撮りなおす事が続いた。
日本語の電話のやり取りの後、一言のオランダ語が、なかなかうまく口から出なくて、何度もやり直し・・・・、だんだん緊張してきて(夕方になって寒くなったせいもあるが)足が震えてきた。
何とか監督からOK!をもらったが、自分の日本語に自信がない!(自分では、うまい演技だと思っていない)
今日の出演者(僕を含めて)5名、スタッフ20名くらい・・・・12時に着いて、終わったのは19時。合間合間には軽くサンドイッチを食べたり、飲み物を飲んだり、ちょっとおしゃべりしたり(って、日本人は僕一人しかおらず、他の人は僕にも気を使いながらでした・・・)
まぁ、とにかく今日が終わった!
帰りの電車の車窓から、Gentの町に夕陽が沈んで行くのが見えた・・・
さようならGent・・・、次の撮影現場はAntwerpenだ!
この映画、いつ完成して、何処で見る事が出来るのか、今の僕にはわからない!
いずれ、商品化された場合には、このブログで告知しますので、みんなも僕の映画デビュー作品を見る事が出来ると思います。
あぁ、(嬉し)恥ずかしい!
3 件のコメント:
いつも楽しみに拝読してます。これは楽しみですね~。以前から役者顔だと思ってました。
おお~、MASAYUKIさん、これはすごい!
下から2番目の写真の左側の方、うちにも時々来てくださる、アクセル・デーズレイル様では??
http://ameblo.jp/madamequinten/entry-10527304766.html
アクセル様と共演なんて!
映画の出来上がりが楽しみですね~。
のりひこさん、ありがとうございます。
役者顔ですかぁー??沖縄の芝居で舞台に立った事はありますけどね、厚くメイクした喜劇だった・・・。
Qさん、アクセル様とは違いますけどね、役の上では「ハサン様・・・」というセリフが僕にありました、、奴がノコで人を切ったのです。
いや~、どんな映画が出来るんでしょうね。
僕はストーリーも何も知りません!
現場に着くまで、家庭用ムービーで作る素人映画だと思っていた僕は「大マヌケ」です。
地で行くと3枚目役者ですが、殺人現場にいたシリアスなマフィアとは・・・
乞うご期待!
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