2-3日前から、天気予報で「土曜日は最高の天気で、気温が25℃まで上がる!」との予報だったのでとても楽しみにしていた。
「どこへ行こうか?」
夜20時から他テニスの試合があるので、あまり遠くへ行けない・・・
「ならばルーヴェン市(Leuven)へ行こう!」
Lier市からは近いが2回しか行った事がない町、ベルギー移住生活が始まってからは1度も行っていない。あの、きれいな市庁舎を見に行こう!
Antwerpen発Lier経由で、Lierからは各駅停車で8番目の駅がLeuvenだ。
所要時間は50分,WEEKENDチケットで往復7.2€(約半額)
Leuven駅、といっても、この左側に直接ホームへの出入り口があり、人の流れはすべてそこへ向かう。
駅前広場にある塔は、多分戦没者慰霊の記念碑だと思う。
(沖縄では各地域にあったが、ベルギーにもたくさんある)
駅前広場(Martelarenplein)から真っすぐの道の先に市庁舎が見える。
その道を進んで行くと途中、右手に高層ビルが見える。
市庁舎へ到着する前に、左手のわき道を行くと、ルーヴェンカトリック大学の図書館がある。
僕はこの図書館に(Katrienと一緒に)入った事がある・・・・、日本図書の部屋で「三国志」を読んでいた。内部も非常にクラシックで膨大な蔵書、部屋もたくさんあり、ドアも巨大で重厚な木のドア、自分が開けていいものかと躊躇するほどであった。
何を隠そうKatrienが学位取得したのが、このルーヴェンカトリック大学なのである。
図書館前の広場に、巨大な針に刺された虫のオブジェがあり、ひと目を引く。
立派です!大学図書館。
ルーヴェンカトリック大学は1425年創立された、ヨーロッパでも有数の大学で、学生が27,000人ほどいるというから、市の人口9万人の割合からすると、やはりルーヴェンは大学の町、学生の町だろう。
世界中から学生たちが集まっているし、日本からの学生も多いと聞く。
図書館の隣に、こんなオブジェもある。
そして、市の中心部に着くと、巨大な聖ペトロ教会と、
建物全体が彫刻作品のような市庁舎が現れる。
ルーヴェン観光をするなら、この市庁舎と聖ペトロ教会の周辺から始めるのが普通だろう。
聖ペトロ教会の正面は、市庁舎の反対側にある、ベルギーの大きな教会の特徴である、鐘楼の高い塔がないのが不思議だ。
15世紀に建てられたこの教会、見ると、塔になりそうな柱の作りである事が分かるが、3つの塔を建てる予定だったが、地盤が弱いために断念したのだそうだ・・・。
しかし、この教会の通常の出入り口は、市役所側の翼廊である。
(高い塔がないので時計がここに付いている、作りかけの低い塔は鐘楼になっていて、ちゃんとカリヨンの音を楽しませてくれる)
いつも、教会へ入る時は重厚な木のドアを開けて入るが、開けてみるまで内部がどうなっているのか分からない。
しかも、必ず2重のドア(防寒のためか)になっていて、2番目のドアは3-4つあり、どれを開けていいものか、しばし迷うものである・・・。
そして、この教会、1番目のドアは最初から開いていた・・・、入ってみて2番目のドアを、「どれにしようかな・・・」と、考える間もなく、横にあった木のドアが、音もなく勝手に開いたのでびっくりした!
しかも、人が出てきた訳ではなく、自動ドアだったのである。
あぁービックリ! こんなの初めてだ!
教会内部、通常クリスマス時期にしか見られない「キリスト小屋」がここでは、常時見られるようである。
宗教画、ここでの有名な宗教画はディーリック・バウツの「最後の晩餐Cene」があるが、その展示部分だけ有料なので、僕は見なかった。
小型のパイプオルガン
教会から出てきて、再び市庁舎を見る。
まさに、建物全体が彫刻! 壁や柱の至る所に彫像が付けられていて、全部で236体あるのだそうだ。
市内を流れるデイレ川
市庁舎前の広場から、すぐの所にアウデマルクト(Oude Markt)
細長い広場の両側が、カフェやレストランで、天気がいいとテラス席が外の方へ張り出してくる。
聖ミヒエル教会(St.Michielskerk)
聖クインテンス教会(St.Kwintenskerk)
聖クインテンス教会、道路側には小さなチャペルがある。
この教会は、市庁舎から大ベギン会修道院へ行くための通り(Naamsestraat)沿いにある。
大ベギン会修道院。
世界遺産に登録されているベルギーのベギン会修道院群の中で、一番大きいのがルーヴェンのこの修道院である。
「学生とビールの町」とも言われるルーヴェンだが、もうひとつは「宗教の町」であり、ここを静かに散策してみると、そのもうひとつの顔が見えてくる。
・・・が、かつては尼僧たちが静かに暮らしていたこの町(修道院)は、現在では大学に買い取られ、学生や教授たちの宿舎としても利用されているという。
奥の方にあった芝の庭では、若者たちが寝そべっていたり、本を読んだりしている光景も見た。
敷地内にある教会(sint-jan-de-doperkerk)
教会内部は質素で美術品などは少なかった。
ここでカメラの電池切れ!!
トホホの ホ・・・
この後はまた、修道院内を静かに散策
カメラを意識しないで、ゆっくり眺めながら歩くのもいいんもんだよ。
ま、回る予定はすべて回っていたから、いいけどね。
最後は市庁舎周辺を、うろついて、見つけたビール醸造所(Brouwerij Domus)付属の直営カフェで1杯飲む。
個人経営の醸造所らしいから、おそらく市販では出回っていないであろうハウスビールを飲む・・・、その名も「ノストラ・ドムス」
アンバー(琥珀)色のビールが出てきたので、苦みを連想したが、そんな味ではなく、まろやかで「ベルギービール?」と思うほどのくせのなさ・・・飲みやすい・・・、、25cl(2€)をすぐに飲んでしまったので、50cl(3.8€)を追加した。
店内も落ち着いた古いカフェの雰囲気で良かった。
団体観光客も多く入って来る(30名くらいの団体もいた)
ほろほろと、よい加減で駅まで歩いて行き、1時間に1本のLierまでの電車で帰宅。
夜にテニスの試合があるのでクラブへ行くと、対戦相手が怪我のため中止という事になっていたー!
仕方ないのでKatrienと練習をする・・・2時間も。
歩き疲れもあったが、テニスでも走り疲れた・・・ ふぅ!
3 件のコメント:
Leuvenへようこそ!
はじめまして。わたしはLeuvenに住んでもうすぐ3年になります。主人がテニスが好きでベルギーに来た当時、ネットで検索しているとこのブログに行き着き、それから2年ほど愛読させていただいています。人見知りの主人ですが、また機会がありましたらぜひテニスをご一緒させていただけたら嬉しいです。
tomiさん、はじめまして!
Leuvenもいい所ですね。
僕の拙いブログを2年も愛読されているとは、お恥ずかしい・・・、僕の生活丸見えですね!
ま、そんなこんなでベルギーを楽しんでいます。
テニスいいですね、今年はブルージュ在住の方ともテニス談議に花を咲かそうと思っています。ぜひ仲間にお入りください。
ブルージュのテニスをされる方はIさんとおっしゃる方でしょうか?
主人が「もしかしたらIさんかも?」と横で言っています。
ぜひ、(主人を)テニスに誘ってください。よろしくお願いいたします。
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