11月1日はベルギーでは「万聖節」で祝日、カトリック教の聖人を記念する日、その前日はハロウィンだが、それは公式行事には数えられていないようだ ・・・ 翌日は死者の日で、すべての死者を記念する日 ・・・ 万聖節の前週あたりからベルギーの墓地には菊の花がたくさん飾られて華やかになる。
お墓の周りを掃除して、墓石を拭いてきれいにし、菊の花を飾り、しばらくは死者(親族)のことを偲ぶのである・・・。
うちのベルギーの家族は亡くなった両親ともお墓を作らなかった ・・・ 散骨という形で教会の庭に葬られたので「墓」という形が残っていない ・・・ なので、僕とKatrienは先月、その教会のミサに参列した。
さて、そんな11月1日は、わがベルギーファミリーにとっては、生前から父の誕生日であり、今でも父の誕生日を祝うという意味もあって、両親から派生したファミリー全員が集まっての食事会をするのが慣例となっている。
去年は我が家でやったっけ ←去年の様子
今年はリンブルク州の義姉の家でやることになっていて(輪番制である)アントワープのおいしいパン屋さんで、デザートのタルトを数点買うことを言いつけられていたKatrien ・・・ 人数が多いので、よりどり4点のタルトを購入してから、車で1時間ちょいのドライブをしてリンブルクまで行く。
リンブルク州ペール市の、田舎の農家を改築した家に住んでいる義姉夫婦の家。 ・・・ 車の数でわかるように6家族、義姉を入れて7家族が集合したことになる ・・・ 大人14名、子供が6歳くらいの子を筆頭にチビちゃんたちだけ6名(去年は4名だったが2名増えた)・・・ 走り回って賑やかだ。
大きな家だが、半分は納屋である ・・・ 外の天気が悪かったので、ここで肉を焼く(ステーキ)・・・ 僕も手伝うつもりだったが、義兄の得意メニューなので一人で全部やってしまった!
この納屋の冷蔵庫にビールが入っているので、僕は何度もこの場所に通ったのだが、何もすることはなかった ・・・ 義姉もベルギーの家庭料理が得意なので、ポテトのホワイトソース焼きとか温野菜のサラダとか、いろいろ ・・・ その前にも食前のアペリティフでおつまみをたくさん用意してくれていた。
今回はカメラを持っていかなかったので、写真なし(ケータイノメカラでかろうじて少しだけ撮ったが)
11:30に到着してから、直ぐにシャンペンをいただいて、おつまみをつまみながら、おしゃべりが始まる ・・・ 子供たちの食事を先に済ませて、昼寝タイムになってから大人たちの食事時間 ・・・ いつもながら、ものすごい量のメニューがあるので、量をこなすのが大変だ(無理して食べなくていいよと言われるのだが、美味しいから無理しても食べたくなるのだ)
飲んで食べて、食後のコーヒーも飲んだが、しばらくすると眠くなるので、一人で近くの散歩に出かけた・・・
近くを散歩するといっても周りは牧場しかない!
雨も上がり、青空が見えていた ・・・ もちろん寒い!9℃くらい、そりゃー、目が覚めるわさ。
鹿牧場もある! 可愛いバンビもいるし、大きな角の生えた立派な鹿もいる ・・・ もちろん羊、馬、牛の牧場もある、珍しいのでは首の長い羊のようなリャマという動物もいる。
家に戻るとデザートタイムで、僕らが買ってきたタルトを開けて4種類のタルトを楽しむ ・・・ ファミリー全員に評判の味だった ・・・ 午後6時を過ぎたあたりから若いファミリーたち(甥っ子、姪っ子)が、小さい子を連れて帰り始めた ・・・ 最後まで残ったのはやはり、Katrienの兄姉と、夫婦(計6名)・・・ 毎度恒例の古いアルバム出しての笑い泣き(泣くほど笑うということ)、両親が若かった頃のこと、自分たちが新婚だった頃のことなど、今でも新ネタが披露されたりして大笑いするのである ・・・ 愉快なファミリーだ。
結局、デザートタイムでコーヒーを飲んで締めるのではなく、またビールやワインを飲みだして、夜が更けてゆく ・・・ 23時頃までいたのだろうか、家に着いたのは24時頃になっていた。
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