13日(月)、アントワープとその近郊、そしてフランス国境に近いトゥルネーあたりに、その習慣が残っているという「失われた月曜日」(ベルローレン・マーンダッヒ=Verloren maandag)だった。
その「失われた月曜日」には、ソーセージパンとアップルボールパンを食べる習慣になっている。
ソーセージパン worstenbroodjes
ソ-セージをパイ生地で包んで焼いたもの ・・・昔、アントワープ(港)の低賃金労働者たちは日曜日が給料日だったが、1月の「3人の王様」という祝日の祝いで酒場でお金を使い果たし、給料を妻に渡すことが出来なかった。
月曜日には食べる事にも窮して、男たちは町のカフェや肉屋を回り、食べ物を恵んでもらっていた ・・・ それで、安くて腹の足しになるものとしてソーセージパンを無料で提供したという。
そんな事から肉屋にとっては1月の第2あたりになる月曜日は儲けのない日 ・・・ つまり「失われた月曜日」と言われるようになった。
それが、今でも伝統的な習慣として残り ・・・ 受け継がれている ・・・ ただし、今は無料で提供するようなことはしないから、パン屋、肉屋にとっては、ソーセージやパン、アップルボールがたくさん売れる「ありがたい日」なのである。
時たま、小さいソーセージパンを無料で出してくれるカフェもあるらしい ・・・ Katrienは、ウチのテニスクラブのカフェでもらったそうだ。
リンゴボール Appelbol
安い材料で腹の足しになるもの ・・・ 確かに腹の足しになった ・・・ 僕とKatrienで、1個ずつ食べようとしたが、ボリュームがあるので、1個を半分ずつに分けて食べて、2食分あった!そんな月曜日の朝だった。
さて、午後も半ばを過ぎた頃、アントワープにちょいと用事があって出かける。
中央駅の近くにある中華街でちょいと買い物 ・・・ インスタントラーメン(日本ブランドの中国製)と米酢(日本製)を買う ・・・ それだけ。
いつも行っているスーパーの親父(中国人)は、僕の顔を見ると日本語を使いたがる 「おはよう!」 ときた!
「違うよ、今は昼だから、こんにちは、だ・・・おはよう、は朝だね」(と、オランダ語で説明する)
「こんにちは、ありがとう!」
合計が10.20EURの時「じゅうゆーろ」と言って、20セントまけてくれたりする(にじゅうセントという日本語を知らないだけ)
となる、おもろいオッサンだ。
大聖堂の前にあるカフェ
セール中のお店のウインドウ。
中央駅
中央駅
予定通りに電車が動くことに 「ありがたい」 と思うのは良くない事なのだが、そう思ってしまうベルギー国鉄。
平日のチケットはキーカード(KEY CARD)という10回回数券(20EUR)を使う。
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